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私の魔力は底辺です  作者: こう
1章 小さな町
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2話 出会い

いつもありがとうございます

 数日が経過して私も慣れてきた。私も彼と同じように依頼を受けるようになった。しかしながら、彼と同じ物を受けるということはできなかった。なので私は、簡単な依頼を受けることをやっていた。簡単といっても農業なので体を非常に酷使する。

「ミリアさん、きょうもありがとう」

 すこし年をとった女性にお礼を言われる。

「いえいえ」


 そして、気づいたことがある。この街には男の人が少ないこと。最初からすこし違和感を抱いてきていたけど最近やっと気づくことができた。そして、次の休憩になる。

「お疲れ様」

「ありがとうございます」

 小さな果実をもらいお礼を言ってから食べる。

「ところで、この街は何で人が少ないんですか」

「それはね。あれだよ」

 そこは厳重に柵がしてある場所だった。

「あれは」

「あれはね。魔物が多く来ているんだ。元々は奥の山にいるのだけど最近魔物の数が多くてね。ほとんどの人がかり出されているんだよ」

「そうなんですね」

「私が言うのもなんだけど、できるだけこの街を早く出た方がいい。もうすぐ大規模な戦いが起きると思う。そのとき残っていたらあなたたちは多分死ぬよ」

「そうなんですか」

「いつかは分からないけどきっと必ず来るからあなたたちは逃げた方がいい。この年寄の願いだから」

「分かりました。彼に相談してみます」

「それがいい」


 今日の依頼がすぐに終わり食事を食べに向かった。ちょうどギルドも満員で他の場所で食べようとしていたら一カ所席が空いていた。私は、そこに座って食べることにした。料理を持ってその席に座った。


 暫くしてこの前見た少女が目の前に座った。

「見ない顔だな」

「ミリアといいます。最近来ました」

「そうか、ミリアか。私は、ロナ。よろしく」

「ロナさん」

「お前の能力はそこまで高くないのに何で来ているんだ」

「彼に連れられて」

「おめでてーな。私もそんなことされてーよ」

 彼女はお酒をすこし飲みながらそう話す。

「それにしても、彼とはどんな感じ」

「他人みたいな感じですね。強制的にいる感じなので」

 そうして、楽しい会話を過ごした。彼女も誰か話す相手が欲しい。そのようなことだったのでこれからまた一緒に話せたらいいなと思う。


 更に数日が経過して、彼女と一緒に依頼を受けることとなった。それは、彼と同じ朝の時間だったので彼に起こしてもらい一緒に向かった。街には明るさはほぼなくすこし不安だったけどギルドはすでに賑わっていた。そして、彼は依頼を確認していた。

 そして、私はロナさんが来るのを待っていた。


「早かったね。じゃあ、行こうか」

「はい」


 私は、彼女に連れられるまま山まで連れられてきた。今回の報酬は1対9になっている。私が1でロナさんが9だ。これは、案内ということでギルドに契約してあるので問題は起きることはない。それに、今回は戦闘の可能性も高いので彼女にすべて任せた方が非常に安全だ。

これからもよろしくお願いします

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