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私の魔力は底辺です  作者: こう
1章 小さな町
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3話 出発

いつもありがとうございます

「こんにちは」

「今日も頑張れよ」

 そう言ってお姉さんは背中をたたく。

「あはは、頑張りますよ」

 そう彼は言い。仕事に一緒に向かった。


「ミリアさんは今日もかわいいですね」

 回りの人からそう言われ手を振る。なんだか私も、ここにいてもいい気がするような気がしてきた。そして更に7日が過ぎた。いろいろな友達ができた。酒場という物は非常に私にとって不思議な場所だったけど慣れるのには全くの時間を必要としなかった。誰もがお酒を飲んで気分が高揚している。

 私は、お酒は飲めないけど果汁飲料でのんびりと過ごしていた。また、ここでは料理が提供される好きな料理として鳥の料理が好きだった。私も食べたことのある味でなんだか懐かしい気がした。


 そしてその夜。彼が一言。

「もうすぐ、この街からでないといけない」

「なんで」

「それは、詳しくいえないけどこの街を出ないといけない。もし残りたいというならできる限り残る期間を延ばすよ」

「なんでそんなにこだわるわけ」

「これは、僕に対してこの街への条件だからそれに、君はあの人から命があるはずだから僕と一緒に行動しないといけない。自由という物がないよね」


 そんな会話とともにこの街を数日後に出ることにした。今回も馬車で移動するということみたいなので体力がない私でも大丈夫そうだ。


「お姉さん、私この街を出ることとなりました」

「そうなの。だけど、しょうがないわよね」

「これまで一緒に行動してくれてありがとうございました」

「いいのよ。私だっていろんな街を巡っているからもしかしたら会えるかもしれないわね」

「お姉さんも巡っているのですか」

「言ってなかったのかしら。まあ、私も巡っているわ。それが私の生きる道だから」


 そうお姉さんは言っていた。私もそれを見るとなんだか憧れたりするような気がする。そして、彼が何で抗してこの街を出るのかなんとなく理由も分かるような気がする。


 そして、当日渡しは馬車に乗り込んだ。彼がすべて手配していてくれたので何の不自由もなかった。

 最初の街コハヤを出発して約数日間荷物と一緒に運ばれる私と彼。そう説明されていたけど深刻な物不足により荷物が少なかった。なので快適な街となりそうだ。


街を出発するとき周りの人がずっと手を振ってくれていたので私も振った。また会えることを期待して。


 彼と、この馬車の持ち主が話していた。

「どうして荷物が少ないのですか」

「今年は、魔物が多く食糧不足が解決したので食料が元々少なくなっていたのでまず少ないのですね」

「そうなんですか。しかし、物不足ってどういうことですか」

「魔物が多いため、戦闘用の防具ですね。おかげで金属で作られている武器なんかは非常に高騰していますよ」

読んでいただきありがとうございました。

次回も読んでくださいね。

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