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第200話8-24エマ―ジェリアの心配(閑話)

女神エルハイミにさらわれた姉のフェンリルを取り戻す為にソウマは立ち上がる。

この世界の女神に背くその行為は果たして姉のフェンリルを取り戻せるのか?

苦難の道のりを今、少年は歩き出す。

そんな熱い姉弟(師弟)の物語です。


ソ、ソウマ君もパンツガビガビになっているのでしょうかしらですわ??(エマージェリア談) 


 はううぅぅぅ、駄目ですわ、最近ソウマ君のまわりに教育上良くない事ばかりで!

 しかも女神様のお子様でもあるタルメシアナちゃんまでいるというのに、破廉恥な事ばかりで!


 そりゃぁ、将来的には私やソウマ君にだって必要な事ですわ。

 こ、子作りは自然の摂理、決していかがわしい事では無いのですわ。


 とは言え、人様の前にさらけ出してもいいようなモノでもありませんのに‥‥‥



 分体と言われる女神様のエムハイミ様とエスハイミ様はコク様やシェル様と、そ、その、こ、子作りをなさっているという事をこうも公にされるとは!!!!


 た、確かに豊胸の女神様でもあり、子宝を授けていただく女神様でもありますわ。

 しかしその行為まで赤裸々におっしゃらなくても!



 ああ、女神様、私は一体どうしたらいいのですの?



 こ、子作りはそれはそれは素晴らしいものと聞いておりますわ。

 私だってそりゃぁ、ちょとは…… 

 ソウマ君と将来そう言う事をするのですから興味だってありますわよ?

 

 でもでも、まだ二人とも成人も迎えてもいないし、体だってまだ成長期……

 確かに私はもう月のモノが来ておりますから準備と言うか、そう言う事をしても子宝に恵まれるチャンスはありますわよ?

 

 きょ、興味だってありますわよ?



 でもまだ早すぎますわ!



 ……ちょっと待ってですわ。

 そう言えばソウマ君ってどうなんでしょ?


 女性は初潮を迎え、月のモノが来れば準備が出来ていると教わりましたが、男性の場合はどうなんでしょう?


 確かモノの本には朝に下着がガビガビになっていれば男性もそう言った行為をして子宝を得る準備が出来ていると書いてありましたわね?



 ガビガビの正体は精通。



 これは男子における第二次成長の証とか書いてありましたわね……


 精通……



 そ、それって、こ、子種の事ですわねよ!?



 そ、ソウマ君もその、こ、子種をもう出せるのでしょうかしら?

 もしそうならばもう子作りが出来る!?



 きゃーきゃーきゃーっ!!



 そ、そうしたら男の子と女の子、頑張れれば三人目も……

 きっと男の子はソウマ君の様に優しく、女の子は私の様に可憐になるのですわね?

 そして家族仲良く教会の小さな別塔でつつましやかに生活を送るのですわ……



 ああ、なんて幸せな未来!


 私も頑張って良妻賢母を目指し、ソウマ君だってきっとその頃にはもっとたくましい男性に……


 そ、そして夜もたくましいソウマ君の胸で……



 きゃーきゃーきゃーっ!!!!



 だ、駄目ですわ! 

 そんな四人目だなんて!!


 ああ、でも若い頃から子宝に恵まれるとたくさんの子供が出来るとも聞きましたわ。

 そして賑やかな家庭を……



 い、良いですわぁっ!

 無敵な未来ですわぁっ!


 はぁあぁぁぁ、そんな夢のような未来が私にはまっているのですわね……




 「エマ、そう言えばこんな事になったのもシェルが原因だったからシェルにも手伝わせればよかったわね?」


 「はえぇっ!? あ、ああぁ、でもシェル様は子作りで忙しいと……」



 はっ!?



 ちょ、ちょっと待ってですわ?

 女神様とシェル様が子作りと言うのは聞きましたが、それってやっぱり種付するのですわよね?

 確かに前にセキからもその理由を聞きましたが、分体であるエムハイミ様にも?

 コク様もそうでしたからエスハイミ様にも?


 と、となれば本体となるエルハイミ様にも当然!?



 「どうしたのよ、エマ? なんか青ざめた顔して??」


 「い、いえ…… め、女神様に似ている私や、も、もしやタルメシアナちゃんにもそんなものが生えて来るのではとちょっと気になったのですわ……」


 「はぁ? 生える? 何が??」



 なにって、ナニに決まってますわよ!!

 って、そんな事私の口から恥ずかしくて言える訳無いじゃありませんのぉ!!



 「……//////」


 「エマ、なんか変なこと考えてない?」



 どきっ!



 「なっ! そ、そんなソウマ君がもう子作り出来るかどうかとか、女神様が子作り出来るからまさか私やタルメシアナちゃんも将来そんな事が出来るようになるのではとか、しょ、将来は子供は三人は欲しいかなとか思ってませんわぁ!!」



 何てこと聞くのですわ、セキったら!!



 「エマ…… やっぱシェルいなくてよかったわね? シェルがいたら変な名前つけられていたわよ? エロ―ジェリアって」


 「なっ!? なんなのですのぉっ!? わ、私そんなにエロくないですわよぉっ!!」


 「と、次の扉が見えて来た! みんな行くわよ!!」



 ちょっと待ちなさいですわ、セキぃっ!!

 私はそんなにいやらしくなんて無いですわよ!!

 



 「うーん、エマお姉ちゃんは大丈夫ですね?」


 「はえ? な、何がですのタルメシアナちゃん??」


 「ほらさっき、男の人はおっぱい大好きだって話あったじゃないですか? 私とエマお姉ちゃんはおっぱい無いから、クロエさんの言うような気をつけなくても大丈夫かなって!」



 「タ、タルメシアナちゃんっですわぁあああああぁぁぁぁぁぁっ!!!!」




 


 私、やっぱり女神様の方について胸大きくしてもらう方が良いのでしょうかしら!?


面白かったらブックマークや評価、ご意見ご感想をよろしくお願い致します。

誤字脱字等ございましたらご指摘いただけますようお願い致します。


蚤の心臓の私たちですのであまりいじめないでください。

どうぞ、日本海のような広いお心と生暖かい目で見ていただけますと助かります。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 200話(部分)突破おめでとうございます。 [一言]  200部分到達記念の、エマージェリア大妄想回(目逸らし&震え声)
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