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66話 家族会話 2


 薬屋エンゲージにやって来たオディーリア様は、父さんと母さんと知り合いみたいだった。二人がランドル女王国の次期女王様と面識があったなんて、信じられないんだけど……。



「ニーニャ、ジーニアスか……いずれは会うかと思っておったが、今日会うのは予想外じゃったな」


「ええ、そうですね……まさか、ここで出会うことになるとは」


「お久しぶりです、オディーリア様」


「うむ、久しぶりじゃな」


 3人はお互いに挨拶を交わしていた。本当に置いてけぼりを食らっている……何か話さないと、どんどん置いて行かれそうな気がしてしまった。


「あの、どういう関係なの!? オディーリア様はランドル女王国の女王様になるお方なのよ?」


「あなたは覚えていないかもしれないけれど、オディーリア様は私達の故郷を訪れたこともあるのよ? それに、私とジーニアスがランドル女王国へ行ったこともあるの」


「その関係で、少し知り合いになったというわけだ」


「そうなんだ……」


 まったく覚えてない……私が覚えていないっていうことは、私が5歳とかそれ以下の年代の時の話かしら? 多分、そうなるわよね。なんだか不思議な気分だった。


「それよりも、アイラ。とうとう、3大秘薬の全てを調合出来るようになったのか」


「はい、そうですね。色んな人の協力のおかげですけど」


「うむ、そうかもしれぬが、それを繋げたのはお主の才能や努力によるものじゃろう。誇って良いのではないか?」


「ありがとうございます、オディーリア様」


 う~ん、やっぱり、オディーリア様に褒められると頑張ったっていう気になるわね。なんだろう? 重みの問題なのかな?


「前のキースファミリーは装備品の調合を加速させて売り上げを爆発させているようじゃな。なかなか、面白い試みじゃが……アイラは3大秘薬とエリキシル剤を中心とした、圧倒的な種類の薬での正攻法と言えるじゃろうか。どちらに軍配が上がるか、楽しめそうじゃな」


「オディーリア様は参戦しないんですか?」


 前に参戦するみたいなことを言っていたような気がするけど、どうなったんだろうか。


「流石に今から参戦したところで、わらわの店では勝ち目がなさそうじゃ。わらわは傍観者として見させてもらおうかの」


「そうですか、絶対にキース姉弟の売り上げを超えてみせます」


「うむ、その意気じゃな。それから……お主には少し、護衛が必要かもしれんの」


「えっ……?」


 護衛が必要……? なんだか突然、オディーリア様から物騒な言葉が聞こえて来た。どういうことだろう……?


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