7.初の(監視付き)モンスター戦!~ in森~
スゥ......スゥ.......
んーあと5時間.......スゥ......
『おい、起きろ。もう行くぞ。』
『グー.......グー.......あと8時間......ムニャムニャ』
『......起きそうにないな。仕方ない。燃やすk』
『おはようございます!さぁ早速行きましょう!』
『しっかりと付いてこいよ。(......しかし変わり身の早い奴だな......誘導したのは俺だが)』
変わり身の早い奴? 良いんです。死ぬよりはマシなのです。あたしゃまだ死ねないよ。
てかファザー、何気に怖い事言うね。燃やすとか想像するだけでも恐ろしいんですが、あの。
まぁいいか。いや、よくない? どうでもいいわそんなん。
じゃけんさっさと森に行きましょね~。
『あ、言い忘れていたが、今から通る場所はとても険しい谷間の間だ。あそこ毎日ずっと落ちてくると言ってもいいくらい落石が酷い。大岩に当たらないように気を付けろよ。打ち所によっては死ぬかもしれないしな。』
......何ですと?
――その後、ある谷では幼いドラゴンの悲鳴が響き渡った(主に落石の恐怖で)......
その悲鳴に人間(冒険者)が「何事!?」と驚いたのは言うまでもなく、更にはドラゴンが恐れるようなモンスターか魔物がいると勘違いしたと言う。なお、この谷は後に[魔の谷]と呼ばれるようになったとかなってないとか....
・・・・・・。
死ぬかと思いましたよ。ええ。
大きくて、しかも数えきれない量の落石。それを軽々と避けてどんどん点になってくファザー。そして何回も落石に当たりそうになる私。
地獄はここにあったか。
まぁ一回壁に激突して逝きかけましたがね。走馬灯が見えた。
走馬灯の内容にもビックリしたしね。だってドラゴンになってからのドジっぷりを見たのだもの。私転びスギィ!
『生きてるな。フライア、ここが俺達の目的の場所でもある[オルスタッド森林]だ。主にローゴブリン、フォレストタール、フォレストウルフというモンスターが住んでいる。また、ここには支配者、[ボスモンスター]がいる。無いとは思うが会ったらまず逃げろ。お前が魔法が得意でも奴には勝てない。』
『ファ.......お父さん、ボスモンスターってどんな外見なの?』
『ああ、それを言ってなかったな。やつはどす黒い木だ。多彩な魔法や鋭い枝のムチで攻撃してくる。突き刺されないよう気を付けろ。じゃあ俺は森の外で待ってるからな。何かあったら戻ってこい。それと夕暮れには帰るぞ。』
『わかった。じゃあ行ってくるね。』
『おう。あ、最後にもうひとつ。ここにあるキノコとかに気を付けろ。触っただけで痺れるやつとかあるからな。あと猛毒キノコとか......』
何そのキノコ。こわ。絶対触らんわそんなん。ステータスあるかわからんけど閲覧使ってから触るわ。
あ、食用だったら軽く焼いて食べてみてもいいかも......
まぁいいや。まだ見ぬ出会いが(森で)私を待っている!レッツゴー!
――彼女らはまだ知らない。後にあんなことになるなど。
ブルッ。うう。何か嫌な予感がする。ま、大丈夫か。とりあえず出てきたモンスターを片っ端から風魔法でミ○チ肉にすればいいかな?あ、でも魔法はMP使うんだっけ。じゃあ{ドラゴンクロー}とか使いながら、ヤバイときは魔法で突破が良いかな?
「グルゥァァアアアアア!!!」
ん、この狼(?)がフォレストウルフかな?よし、どれぐらい強いのか戦ってみますか。その前にステ確認っと。
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[フォレストウルフ]のステータス
種族:フォレストウルフ
Lv :3
HP :21/21
MP :10/10
攻撃力:8
防御力:5
魔攻力:6
魔防力:5
素早さ:12
【スキル】
{木魔法 Lv2}{咆哮}{ウルフクロー Lv5}{連携}
【称号】
{オルスタッド森林の狼一族}{森の暗殺者}
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うわ、{森の暗殺者}って物騒な称号だなぁ。
咆哮って何かな?仲間を呼ぶとか、相手を怯ませるやつとか?
<スキル{咆哮} 効果:自分より格下の動物、もしくはモンスターに[状態異常:恐怖]を与える。格上の種族には無効となる。>
・・・・・・。
いや、これ私には意味なくね?どう考えても
オオカミ<ドラゴン
だよね?これはマークしなくていいね。{木魔法}と{ウルフクロー}でいいね。
「グルァァアアア!」
あぶなっ! 飛び込んできたってことは近距離の{ウルフクロー}の方かな。思ったより一直線の攻撃だし、これはよく相手を見ていれば大丈夫そうだね。
「ガァァァ!!!」
ドラゴン舐めんなゴルァ!その面グッチャグチャにしたるわ!
「キャン!」
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[フォレストウルフ]のステータス
種族:フォレストウルフ
Lv :3
HP :15/21
MP :10/10
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6かぁ......
個体差にもよるけどLv3なら4回{ドラゴンクロー}を当てれば倒せるなら......
一撃当てたら畳み掛けてボコボコにするんですね、わかります。(元凶私だけど)ボコボコにされるフォレストウルフかわいそす。
あ、でも集団で来るのはやめてください死んでしまいます。冗談抜きでリンチされるから。
「ガァァ!(死に晒せやオラー!)」
殴る。殴る。殴る。
後に残るはオオカミの死体と血痕でございます。わぁおグロッキー。
<[フォレストウルフ]を倒しました。経験値を61入手しました。称号[空に愛されし者]により、+146されます。>
<[フライア]のLvが2上がりました。スキル[ドラゴンテイル Lv1]を入手しました。>
なぬ!一気にLv2も上がったと!?まぁ結構経験値おいしかったからね。
よーし、この調子でどんどんモンスター狩りするぞー!
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[フライア]のステータス
種族:プチレッサードラゴン
Lv :3
HP :23/23
MP :18/18
攻撃力:8
防御力:7
魔攻力:9
魔防力:8
【スキル】
{硬い鱗 Lv10}{ドラゴンクロー Lv2}{ステータス閲覧}{風魔法 Lv2}{自在飛行}{ドラゴンテイル Lv1}
【称号】
{謎のドラゴン}{空に愛されし者}
やっと森に入った......ちょっとネタ詰まりしてましてですね(言い訳)。
まさか前話投稿して18日経ってるとは思ってなかったんですよ。時間が経つのは早いですねぇ。
・・・おや、誰か来たようだ。では皆様、またどこかで会いましょう、アディオsうわなにするやめ
ここで後書きは途切れている......