表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/17

4.初めての人間(ハプニング)

 ふあぁ...凄い眠い。

 あれから数日経ったんだけど、今日は丁度いい暖かさで眠くなる。

 俗に言うお昼寝日和だね。


 外に出て探索とかもしたいけどもマザーとファザーが許してくれない。精神年齢17歳なのに。

 あ、精神年齢は関係無いですか、そうですか。解せぬ。

 だからずーっと暇なわけでして。



 あまりに暇だったから風魔法の練習をしていたんだけど、嬉しいことにスキルのLvが2になって、心なしか前よりも威力が上がった。

 しかし、私は体を動かしたいのだ。こんなのでも前世では運動部だったからね。体が鈍るのは嫌なのだよ。

 なのにマザーとファザーが許してくれないお陰で、私欲求不満だよ。

 ・・・・・・エッチい意味じゃないよ! そういう意味で考えた奴、私の風魔法で細切れにしてあげるから前にいらっしゃい。

 変態に慈悲は無い。


 まぁそれは置いといて、外に出してくれない理由があって、ドラゴンには交流会や巣立ちとか色んな行事があって、その理由は暇潰し。

 他の動物より長く生き、人並みかそれ以上の知能を持つドラゴンにとって、一番の敵は退屈。

 だからそういう行事を開き、新たな若いドラゴンを祝おうというそうです。

 んで、巣立ちをするまでは親が持ってきた生きた弱い魔物か、動物を倒して経験値を得て、ある程度育たないと出来ないんだそう。

 巣立ちしなくても巣の周辺なら良いそうだが、それでも私にとっては都合が悪い。

 ていうか、面倒くさいと思った。

 なので私がしつこく外に出たいと言うと、


   『じゃあ近い内に生きた獲物を持ってきてあげるわね。』


 と、言われた。その"近い内"がおそらく今日。

 いやー。気になるなー。一体どんな魔物か動物を持ってくるんだろう。

 私としてはこの世界にどんな生き物がいるのか気になるし、結構嬉しい。

 一番気になるのは美味しいかどうかだけどね!生肉にだってもうとっくに慣れたよ!

 おっと、想像したら涎が……


 ガザッ!


 ん?何か聞こえた?


 ガサガサッ!



 モンスターが現れた!

 ......と、言いたいとこなんだけど出てきたのは人間。見た目?完全に冒険者だよ。おうふ。

 と、とりあえずステータス確認!!


====================================

[ヒース・フォン・ミラージュ]のステータス

種族 :アース・ヒューマ

Lv :9

HP :52

MP :11

攻撃力:21 +5

防御力:13 +3

魔攻力:8

魔防力:9

素早さ:8  -2


【装備】

・鉄の鎧 ・鉄の剣 ・鉄の盾


【スキル】

{ソードスラッシュ Lv4} {シールドブロック Lv3} {サイディ言語 Lv7} {ヒール Lv2}


【称号】

{元貴族} {冒険者 ランクC} {ゴーレムスレイヤー}

====================================


 ......ふーん。名前に名字があるから貴族かな?と思ったけど、元貴族か。となると、家の継承権の無い三男か四男か。

 てかこいつ、元から私より遅いのに、装備のせいでもっと遅くなってんじゃん!

 攻撃手段が剣での攻撃だけだし、仲間も居なさそうだし逃げ回ってれば諦めて帰ってくれるかな?


 この時、フライアはあんな事になるなんて、知るよしもなかった...


 フラグやめい。

 さて、気になるスキルがあるんだよね。この{サイディ言語}っていうやつ。

 この"サイディ"って言うのがこの国の名前かな?

 思わぬ収穫があった。



 なーんて事を考えていたら(ヒース)が近寄ってきた。

 私を捕まえる気満々の目で。

 

 イヤァァァァァ!やめて、来ないで!この変質者!警察に通報しますよ!いいんですか!

 あ、警察は居ないし居たとしても連絡手段が無い、言葉が伝わらない、挙げ句の果てには連行されるのは私ですか、そうですか。


 ふざけんな。


*************************************



 あれからずーっと逃げてるけどこの(ヒース)、うざいなー。

 頑張ればあの首元に噛み付いて肉を抉り取れば死ぬんじゃね?

 でも私は元人間だったからそんなことはしないのだ。私ってばやっさしー!

 魔法でも放てばビビって帰ってくれるかなー。

 思い立ったが吉。実行しましょ。

 えい!


 スパーン!



 はい。又々綺麗に切れました。え、何がだって?

 マザー位あるでっかい大岩と周辺の茂みだよ。

 さて、(ヒース)は......

 よし、ビビってるね。さぁ、お帰りください。そして誰にも話さないでください。

 お願いします!何でもしますから!


 あ、何でもすると言ったな? あれは嘘だ。


 「~~-~!?~~~~!」


 と、男が何か言ったあとに聞こえた音は......


 バサッバサッバサッ

 と、いう音が二つと、聞き覚えのある咆哮。

 マザーとファザーであった。

 マザーの前足には生きた動物(猪みたいなの)、ファザーの前足には今日のご飯であろう動物(馬っぽい)が捕まれていた。やったぜ。

 これでLv上げが出来る。そして、私はさっさとこの巣から出て、美味しいものを食べたいんだ!



 あ、そう言えばあの(ヒース)は?



 ......居ない。逃げたな。

 全く、一体何だったんだろうあの人。

どもども、紅水です(^^)/

お知らせがあります。活動報告にも書いておきますね。

まず、投稿ペースが下がります。夏休みが終わりそうなのでバタバタしているのと、これから学校が始まって執筆できる時間が減るからです。読んでいただいてる皆様、申し訳ございません‹(_ _)›

もう1つは個人的な事ですが、何と!活動報告にてコメントを初めて頂きました!しばらく発狂して喜んでいました(笑)

あえて名前は出しませんが、コメントしてくださった方本当にありがとうございます!

ではまた会いましょう。アディオス!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ