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11.ダンジョン生活

遅れてしまい、本当に申し訳ない(博士風)

 ダンジョンで暮らし(無理矢理)はじめてから、おそらく二,三週間が経った。いや外の様子がわからないからもっと経ってるかもだけど。

 ほぼずっと虫と虫と虫と虫に追いかけられてたため、まあ当然の原理と言いますかLvは10から37まで上がり、少しずつ虫にも慣れていった。......え、飯はどうなった......? ......ふふふふふふふふふ、勿論()を食べましたよぉ......? へへへ......一番苦手と言っても過言ではない虫を喰らった私に怖いものはねえ......何でもかかってこいやぁ!!!


 ▼ダンジョンモンスター の ローワーム が 現れた !! ×8


 ......わーいご飯だー(棒)

「「「「「「「「キリキリキリキリ......シャアアアア!!!」」」」」」」」


「ガアアアアアアアアアア!!!」

 泣きたくなる思いを抑え込め、一気に踏み込み、爪をローワーム達に抉るように突き出す。グシャッという音と共に残った七体を尻尾で薙ぎ払うと、脳内に神の声(仮)が響く。

 <[ローワーム]を8体倒しました。 経験値264を入手しました。称号{風に愛され者}により+624されます。>

 <[フライア]のLvが4上がりました。>


 おおう、ポンポンLv上がるなー。やっぱりこの称号成長チートだよね? ダンジョン潜っただけでLv41ですよ? 俺TUEEEEEEしちゃうよ? 良いの? とりま進化はよ。


 (さてさて、このワーム...食べますか...。)


 8体の内無事きれいに残ったワームの死骸にかぶりつく。牙がワームの体を突き破ると共に口の中に苦いような、酸っぱいような味とピリッとした感覚が広がる。......うん、不味いです。

 『さて、腹ごしらえも済んだことですし、探索しますかね。』


 このダンジョンは階層に分かれているタイプで、どんどん深くなっていく十八番系ダンジョンのようだ。現在、私がいる階層は勿論浅い階層であり、まだ出現しているモンスターも弱い部類に入る種族ばかりで、そのうちマスツリみたいなモンスターも出てくると思うと鬱である。叶うならばそんなモンスターは出てこないでおくれ。ホント死んでしまいます。



◆ ◆ ◆ ◆ ◆



 いい加減見飽きてきた(ダンジョン)の壁を伝って歩いていく。聞こえてくるのは、爪が石を引っ掻く音のみで、他には何も聞こえない。私がドラゴンだからか、ある程度夜目はきくが、ハッキリとではなく、ぼんやりとしか見ることができない。そのため薄暗いこのダンジョンでは、音が生命線となっている。

 それからは特にワームが襲ってくる事もなく、何かあったりしたわけでもなく、特に進展がなかった。あんなに追いかけてきてたのに。

 

 ・・・・・・結構な距離を歩いたのにも()()()()何も無かったのである。

 

 『そろそろ自分、泣いていいっすか? 心折れそうなんだけど。』

 そりゃあ、このダンジョンに来たのは強くなるためだけど、やっぱりファンタジー定番のダンジョンだって探索したいじゃん? お宝とかありそうじゃん?

 ところがどっこい、何もありません。出てくるのはワームという害虫のみで、ずーっと薄暗い道を歩んでいっているだけなのです。


 そんな愚痴をこぼしながら、休憩できそうな場所を探す。体感時間だが、およそ3~4時間は歩いているのだ。足だけでなく、精神的にも疲弊しており、そろそろ体を休めたい。

 坂道を上ると、少し開けた場所に出た。ここならワームに襲われても大丈夫そうだ。

 

 『どっこいしょっと・・・さて・・・』

 体を休めた後はどうしようか。お腹は減っていないので食料調達をする必要はない。かといって、何もしない訳にはいかない。

 『経験かぁ・・・』

 ここに来た経緯を思い出しながら、一人呟く。そう、経験。経験がものを言うとはよく聞くが、わざわざ死ぬような事をする必要があるのか? いや、ない。あったらそんな幻想ぶち壊してやる。

 

 『経験と言ってもなぁ・・・何? 戦闘(殺し合い)の経験? それともこういった探索に対しての経験? いやいやどこに需要あるのそれ。』

 勿論返答の言葉はない。それでもこういう風に一人ツッコミは前世からの癖でついついやってしまう。いらない。こういう癖はいらない。


 考え事をしていたら、だいぶうつらうつらしてきた。結局体を休めた後を決めていないが、まぁいいかとどうでも良くなった。寝る前に周囲が安全かどうか確認する。周りに敵影は無く、床はワームでも食い破れないような強固な造りだ。これなら大丈夫だろう。

 今なら襲われるような心配ないだろうと思った私は、少しの間睡眠を取ることにした。体を丸めると、すぐに睡魔が体を襲い、促されるように目蓋を閉じ、やがて意識を手放した――――――――。

次回頑張って早く書き上げるように頑張ります・・・(_ _)

お知らせ:筆者名変えます。何て言うか厨二感ヤバイので。考えた時はいいんじゃねとか思ってましたが今は「何でこんな名前にしたん自分・・・」と、モニタを見ながら自問自答してます。咲だけは消えないのでご安心ください。

 咲っていう名前の人いそうですが私の本名じゃないので悪しからず。では皆様、お身体に気を付けてください。

18.01.28.伏線の設置

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