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プロローグ 春のはじまり
新学年の新学期。それは出会いと別れの季節。
地球からはるか離れた恒星間航宙艦『ゆりかご』においても、それは同じ。
だから、初等教養科四年生になったばかりの、九歳の女の子『こはな』にとってもそうです。
たとえば、親友が目の前でものすごく取り乱すという感じで、
「どどど、どどどどどどどうしようこはな」
突然に、あるいは必然に。
「おとなりのナツお兄さんがひっこしちゃったみたいなの!」
こはなたちの春は始まったのです。
新学年の新学期。それは出会いと別れの季節。
地球からはるか離れた恒星間航宙艦『ゆりかご』においても、それは同じ。
だから、初等教養科四年生になったばかりの、九歳の女の子『こはな』にとってもそうです。
たとえば、親友が目の前でものすごく取り乱すという感じで、
「どどど、どどどどどどどうしようこはな」
突然に、あるいは必然に。
「おとなりのナツお兄さんがひっこしちゃったみたいなの!」
こはなたちの春は始まったのです。
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