6話
なんとか毎日更新できてます(/ー ̄;)
6話
ギルドでちょっとトラブったが、そのまま俺はアーラ商会に向かっている。
俺、明日ギルド行ったら面倒なことになりそうだな…
「おっ?ここかな?」
そこには、ちゃんと看板に『アーラ商会』書かれていて、ギルドに負けないくらいの
大きさだ。
「とりあえず入るか…」
「いらっしゃーい!!って、坊っちゃんじゃねえですか!!?」
「あ、さっきはどうも。用事が終わったので来たのですが」
「聞いとりますぜ?また派手にやらかし取りますな?」
さすが、アムレシア1の商会だ。情報が早いな…
「ええ、一応絡まれるのは覚悟してたんですが、まさかここまでとは…」
ははは…ほんと俺って運ないな
「まぁ、立ち話もなんでっさぁ。こっちへどうぞ」
「はい、でも店番はいいんですか?」
「あぁ、おい」
おっちゃんはその辺にいた店員に声をかけると、そのまま店員が店番を交代していた。
「これで、ええですな。さぁ坊っちゃんこっちでっせ」
そう言って連れて行かれたのは店の2階だ。
「すまんが、茶を頼んます」
「かしこまりました」
そう言って2階で休憩していた人がお茶を持ってきていた。
「すみません、ありがとうございます」
「ええですよ、坊っちゃんは大事なお客さんですぜ?
後、忘れとりましたな…では改めて、わしゃアーラ商会代表のカシ・アーラでさ」
「え?代表?」
え?おっちゃんゲフン…カシさんシャチョさんだったの!!?
「そうでっせ、代表が自分で商売をしに遠出は珍しいでっからな」
がははと笑うカシさんだが、いやいや普通、上の人が商売しに遠出って…
「珍しいより、普通いないですよね?」
「そですな…まぁ、わしゃ商売で一番大切なのは下を扱き使ってやるとか上だから偉そうにするとかより、プライドを捨てて誠意を見せる…それが1番やと思いまっせ?
それに、初めて商談をやる相手やとなおさらですな」
言ってることは間違ってないけど、上がちょくちょく行ってたらそれこそ周りからなめられるだろう…
でもそれがないのはこの人の才能かもしくはそれ程器が大きいのかか…
「まぁ、今はそれよりも大事なことせないきませんな」
「大事なこと?」
「ええ、坊っちゃんは客でっせ?そりゃ商談せないけませんな」
ああ、そうだった。俺ここに買い物するためにきたんだったな
「そうでしたね」
「で、坊っちゃん、何をお探しに?」
「まず、調理器具一式、、香辛料、調味料、後は回復薬ですね」
「ん?坊っちゃんは料理されるので?」
「ああ、一応料理は出来ますね。あの時はほとんど焼くが多かったんですが」
まぁ、前世では朝昼晩は自分で作るしかなかったので、料理は得意だ。
「確かにあん時は調味料や香辛料はほとんど無かったんでしかたねえでさ」
「今度何か作って持ってきますね?」
「ええ、楽しみしとります。っと、坊っちゃんの欲しい品物は今部下が持って来よります。」
「代表」
「ありがとさん、そのテーブルに置いてくれまっか」
店員が調理器具から順に置いていく。
「フライパン、鍋、包丁、フォーク、スプーン…これ全部だとどれくらいでしょうか?」
「そうでっな…銀貨8枚を6枚でどうでっか?」
ここで、お金について言っておこう。
銅貨1枚(100円)、10枚で銀貨1枚(1000円)、10枚で金貨1枚(10000円)、10枚で白金貨1枚(100000円)、10枚で朱金貨1枚(1000000円)
だ。
銀貨6枚か…今、父さんから金貨10枚をもらっている。装備も考えると、ここでの出費は金貨2枚までにしておきたいところだ。
「うーん…分かりました。調理器具は全部買います。ただ調味料と香辛料は砂糖と塩と胡椒をそれぞれ均等で合計銀貨4枚でお願いできますか?それと、えーと油とスパ(酢)とユタン(醤油に似た奴)を銀貨5枚で」
「分かりました。それやと、砂糖が50gで銀貨2枚を銀貨1枚銅貨2枚で塩は50gで銀貨1枚銅貨5枚を銀貨1枚銅貨3枚、胡椒は50gで銀貨2枚を銀貨1枚銅貨5枚で、
スパとユタンはそれぞれ2Lで銀貨2枚銅貨5枚でっさ。」
「それでお願いします」
こんなに安くしてくれるのは、おそらく俺にこれからもここで買ってくれということだよな。
「回復薬はどうしまっか?回復薬は1本10級銅貨3枚で、1級ごと上がるにつれ2倍の値段でっせ」
「では、9級を5本お願いします」
「わかりやした、じゃあ銀貨3枚でっせ。今回は総計銀貨が6と4と5と3で金貨1枚と銀貨8枚でさ」
「分かりました。お確かめ下さい…あ、後品物はアイテムボックス使えるんでそのままでいいですよ。」
「ほう、坊っちゃんその年で空間魔法の上位をつかえるんで」
「まぁ、頑張って修行したおかげですね。じゃあ僕はこれで用は終わりましたね…
カシさんどこかオススメの鍛冶屋とかないですか?」
「鍛冶屋でっか…『メルク鍛冶』でっさ。でもあっこは客を選ぶんで、全員が買えるわけではないでっな。ま、腕は確かで、坊っちゃんなら大丈夫でっせ」
「『メルク鍛冶』ですね…カシさん、何から何までありがとうございます。
では、僕はこれで…」
「坊っちゃん、またのご来店をお待ちしとりまっせ」
「はい、必ず来ます」
そう言って初めての買い物を終え、昼の人混みの中を進んでいった…
お読みいただきありがとうございます‼
これからも自分なりに書いていくのでよろしくお願いいたします。