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不幸な少年の異世界ライフ  作者: べにいろ
4章 勇者と学園編
57/57

57話

どうもです。

今回は信長視線で行きます。

57話


~アーケイン国王と信長~

ウェルが迷宮から出てティアとイチャイチャしている間に信長はこの国の王『ケビン・アーケイン』のもとに向かっている。

「にしても変わっておらぬの…我がここに来たのはかれこれ、30年は経っておるのにの。」

『信長様。』

「うぬ…秀かの?」

『はい。今どちらに?秀を含め家臣が心配しております。』

「うむ。とりあへず、弟子が出来たので、明日までに5人衆は『アーケイン』まで来るのじゃ。『念話』終了。」


「…信長か?」

「うむ。ケビン、久しいの…老いたか?」

「何を言っておるのじゃ。儂はまだ現役じゃ。」

「ほう。我の弟子と戦ったと言ったがどうかの?負けたのだろう?」

「ぬ?信長…そなた今弟子と。」

信長の急な出現にだけでも十分に驚愕している、国王が弟子と言う言葉に反応する。

「そうじゃが。ウェル・アルバートは我の弟子に先程なった。」

“バタン”王は手に持っていた、王杖を落としてしまった。

全体がミスリルやオリハルコンと貴重な金属が使われているため、重さは100kgは越している。

「ケビンよ。その杖は大事なモノじゃろう。そのようなのを、」

「何ぃ!!!!テオの息子がそなたの弟子じゃと!?」

「そうじゃが、先程からどうしたのじゃ?」

もう王の頭からは王杖のことは抜けており、代わりにウェル一色となっている。

「何が目的じゃ?」

「うむ。言えるのは…悪の神に異界の神を殺す手伝いをアヤツにしてもらう。ただし、我が屑を殺すがの。」

その声は、聞いた者全てを威圧しており、信長は覇気を纏って『英雄王』としての本性を現した。これぞ、信長。普段は軽く、威厳のない格好だが、今は地球の頃の六天魔王としての実力を雰囲気で表現していた。

勿論、それを間に受けている国王は、

「“ガクブルガクブル!!!!!!!!”」

「む、すまぬ。ついアヤツを思い出してしまったの。」

「ッ!!…はぁ~。まったく年寄りをいたわらんかい!」

「ヌハハハ。現役じゃんなかったかの?」

「これは訳が違うのじゃ!そなたはXXXランクじゃろうが!それに一応『人神』じゃろて。」

「ふむ、配慮が足りんかったか。まぁ、用はアヤツを我の為に強くするだけじゃ。まぁ、近いうちにそちの孫の命名が楽しみなのじゃが。」

「今何といった?儂がそれをするのじゃ!そなたとて許さんぞ!!」

「何を言うか。弟子の子じゃ!我も権利はある!」

こうして、宰相とテオ、騎士団長がこの部屋に来るまで命名権の取り合いをしており、そこにテオも加わるのだった。


お読みいただきありがとうございます。

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