50話
どうもです。
50話
~Side アーケイン国王『ケビン・アーケイン』~
儂は今日、親友であるテオ・アルバートの長男であるウェル・アルバートと会った。
最初の印象は女性っぽいじゃった…次に来たのは、人の目を引き付ける才能を感じた。
実際に謁見の際にいた女官はウェルに目線が釘付けで頬も少し赤かったのじゃが…
決闘をしてその印象はひっくり返された。何せ、急に雰囲気が強者の持つそれになり、儂の方は死を連想したものじゃ。決闘中は冷や汗で、何とか声などで誤魔化したものじゃ…
そこからは、ウェルの要望を聞いた時もまるで他国の使者のような感じで話を進めては、この国の最高難度の迷宮を見つけ攻略をするというしの?
それでも一番驚いたのは、儂の愛娘ティアと勇者の時じゃの。
まさか、鉄仮面とまで言われているティアが笑い、照れと感情を表に出すのはここ十年の中では初めてじゃ。
それにウェルが勇者アカザに対して殺気を放ち、殺し会い、いや虐殺が始まる前もティアはウェルに告白したのにも驚いたものじゃ…儂と妻である『ハーティア・アーケイン』は勇者よりも、娘の成長に目がいきつい涙を流してしまったしのう。
恐らく、今宵ウェルは自身の秘めた秘密をティア達に明かすのじゃろう…これからもティアが笑顔でいてくれればいいのじゃが…テオの息子を信用するしかないの…
~Side 澪~
今日はおかしなことばかりだ。
まず、朝一の春の一声が『夕さんを感じる!!感じます!!』だ。最初何を言ったのか全く理解できないで居たのだがな?
それから、迷宮に潜り、昼過ぎには地上に戻る。
そうして、国王から勇者の全員集合がかかるので、一時間後まで春達と話す。
国王が私達の屋敷に来た。それも、ティアもいた。他には良く分からない年下?だろう男に何人かの女の子たち。
そのうちの男と女の子がこちらを見て驚愕していた。
まったく、人の顔を見て固まるとは失礼な!
『澪先輩…?』と聞こえたが、この呼び方は瀬良だけが使うのだ。聞こえた時は一瞬びっくりしたが、直ぐに彼女は死んだと思いだし正常に戻る。
そこから、彼女の名が『セラ』と分かると何か違和感を思う。
藜がセラに夕の悪口を浴びせる。
私は、それに対し、藜に対し殺気を気付かれない程度で放つ。
セラは言い返した。
待て…彼女は今なんて言った…?
何で彼女は私を『澪先輩』と?それに何で君が『夕痲お兄ちゃん』と?
君は一体?
その後藜がこの子も瀬良のように犯すと言った。
その瞬間、目の前の男から濃密な殺気が藜に向けられており、一瞬で藜を蹴り飛ばした。
そして、ティア達が彼を説得する。
私の頭の中ではまだ全然整理がついていないが、あのセラと言う子は瀬良なのか?
それに、このセラの事で怒っている男は一体…
そうすると彼は急に刀を出した。
!!?あ、あのか、刀は『真刀・暁』…?夕が愛用していた、刀…?
だが、彼はそれを『神刀・暁』と言った。
私は確信した。この男は夕、私が愛する…今ではそれは許されないだろうが、それでも私が愛し続ける『皇夕痲』なのだと。
声をかけるが、流されそのまま彼はこの屋敷から出て行った。
夕…生きてた…待っててくれ…復讐を終わらせれば、絶対、・・・・・
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