5話
今回は初めてバトルシーンを入れて見ました。
短いですが、ちゃんと表現できてたらと思います!
5話
「ウェル、馬車はどうだい?出発して2週間だけど体調は大丈夫かい?」
「大丈夫だよ、父さん…なにせ出た魔物や盗賊は全部父さんが対処してて、僕には何の負担もないからね」
10歳の誕生日から2日後父さんが帰ってきて、その翌日俺と父さんは母さんにセラ、メイドさん達と料理人達に見送られ、商人の馬車の護衛としてアムレシアにむかっている。
「そうか、具合悪くなったらすぐに言うんだよ」
「はい、分かったよ」
俺は馬車に乗っている間は気配察知の練習に魔力の修行だけを簡単にしていて、
夜、野営の時など、父さんが剣の稽古をつけてくれている。
この時は気功で身体強化をしないでしているため、父さんからしたら1割くらいしか力を出していないだろうね…
こんな感じでここまで来た。
予定では今日中にはアムレシアの城門の前に着くようだ。
普通なら、もう1週間はかかるんだと、でも父さんがいるから魔物はある程度のは逃げるし、盗賊は父さんがSSと知るとすぐに逃げる…
「へい、旦那!!もうすぐアムレシアですぜ!」
「そうか、ウェルそろそろ着くから身支度をしときなさい」
「はーい」
「旦那、助かりましたぜ!!」
「いや、こちらもこっちに用があったからな…ついでだよ」
「そうでっか、坊っちゃんはこっちに残るんで?」
「はい、僕はアムレシアで迷宮に挑みたいと思ってるので」
「なら『アーラ商会』に買い物しに来て下せえ。このお礼に少しは値段を勉強させてもらいます」
「わかりました、今日用事を済ませて伺います」
「待っとります」
「では、世話になったな」
「ええ、旦那!こちらこそでっせ?また会いましょうや」
「父さん、愉快な人だったね」
「そうだな…さてここから先はウェル1人でやるんだよ?」
「うん、まぁなんとかなると思うし困ったら周りを頼れでしょ?」
「そうだ…さて、僕はもう行くよ。年に一回はちゃんと帰ってくるんだよ?」
「わかってるよ。手紙も書くし心配しないでよ」
「じゃあ、ウェル…達者でね」
「うん、父さんも元気で」
アムレシアは大きさで言うと福岡県くらいで東西南北の端と真ん中に迷宮があって、北と西が≪邪核≫の迷宮で南が竜の迷宮で後は神が創った迷宮だ。
迷宮の入り口の半径1キロが受付や露店で賑わっていてそこを境に門があり内側に街がある。
俺は今ギルドに向かっていて、ギルドの周りには飲食店や宿、鍛冶屋とか商会があり、
俺は周りを興味深く見ていた。
暫くすると3階建てで入口に大きく剣と盾の絵の看板が立掛けてある建物に着いていた。
「ここがギルドか…にしても酒臭っ!!!」
まだ、中にはいってないのにこの臭い…
とりあえず、入ろう。
入ってみると、やっぱり見てくるよな?
今は昼だからそこまで人はいないけど、それでも20人はいるな。
おっと、考えるより行動っと、受付は…あった!
「あのーすみません」
「はい、なんでしょうか?」
「冒険者登録をしたいんですが…」
「え?…はい登録ですね?登録は10歳からなのですが大丈夫でしょうか?」
やっぱり、怪訝に思うよね?一応腰に父さんのお下がりの短剣を下げていても
服装は長そでに革ジャンだけだもんね…
「はい、僕は10歳になっているので大丈夫です」
「分かりました…では、この紙に名前、種族、武器、魔法が使えるならその種類を書いて下さい。代筆は必要でしょうか?」
「いえ、大丈夫です。後、武器はまだちゃんと決めてないので空白でもいいでしょうか?」
「ええ、その場合は決まり次第報告をお願いいたします」
「わかりました。――――終わりました。」
「はい、ええと…ではウェル様、こちらのカードに血を1滴お願いします。」
「分かりました――これで大丈夫ですか?」
血を垂らしとカードが光った…うん?なんか浮かび上がって来たな?
これは!!俺の魔法適正と魔力量か!?
「!!?ウェ、ウェル様、これで登録は完了しました。次の説明
入らせてもらいます。」
「え、ええお願いします…」
「では、――――――――――――――――――以上が冒険者の説明です。分からないことがあれば直ぐに受付に質問してください。」
「分かりました。これからお願いします。」
「おい、そこのガキ!」
とりあえず、登録は終わったし、アーラ商会に行くか…
ちなみにさっきの説明でランクについてだが、カードに魔法適正に魔力量(これは本人の意思で隠せるみたいだ…)にランクにレベルが表示されていて、後はさっき記入した事が乗っている…
「おい、無視してんじゃねえぞ!!」
ランクは自身のレベルが上限に達したら上がりこれに関してギルドは試験はしないが、
ただ、そのランクの最初の依頼はギルドが指定して、駄目なら1つ下のランクの依頼を受けてまた指定の依頼と続くというシステムだ…
ランクについてだが、これはランクが上がると同時に身体能力も上がる…
レベルは魔物や動物と生きてるものを殺せば上がっていく。
レベルが上がっても身体能力は上がるみたいだ。でもランクが上がった時程ではないみたいだ。
ちなみに俺はGの50レベルで、俺はまだ一回も魔物を殺してはいない。
これは修行の時に上がったようだな…Gの上限は100と聞いたから後半分でランクアッ
プだ!
「おい、ゴラァ!!クソガキさっきから調子こいてんじゃなねぇぞ!!」
「ん?ああ、僕に話してたんですね?気付きませんでした…」
「このガキ!!殺す!!」
男が剣を抜いてそのまま斬りつけてくる、が
「物騒ですねー、でも…遅いですよ?」
ウェルが呑気に話していたが、気付けば男の背後に移動していた。
「なっ!?、このガキぃ!」
「ちょっ、ガートさん!!?」
「我が手に集え≪ファイヤ≫」
魔法か…
俺が右手に魔力を纏わせてそのまま相手の襲いかかってきていた火を払った…
まるで羽虫を払うように
「なぁ、あんた…さっきから殺しに来てるけど俺も正当防衛として反撃していいのか?」
「ガキがなめるな!!」
「はぁ、仕方ないか…」
斬りかかって来たガートに向かってウェルは剣の腹を素手で衝撃を与えて
軌道をずらしてそのまま、
「≪崩拳≫」
魔力を振動させてそのまま男の腹を殴った
「ガボッ!!」
「とりあえず、気絶させたからもういいかな?」
そういってウェルはギルドを後にした。
お読みいただきありがとうございます。
今日はもう更新できそうにないので、また明日おあいしましょう‼