44話
どうも、お久し振りです‼
44話
「今日で3日目…ウェル君が帰ってくるんでっすよね?」
「うぬ、約束ではそうじゃの。時間の指定はしてこなかったがの…」
「そんなの!じゃあ最悪後16時間は待たなきゃいけないの!?」
「大丈夫だよマイさん?お兄ちゃんなら直ぐに帰ってくるよ?」
マイ達がこっちに帰ってきて直ぐに、ヴァレンが家まで、気絶中の3人を抱えて家まで帰ると、テオとアイリスが居て、事情を話す。
時間は夕方だったため、テーレは居なかった。
話している間、2人はウェルを心配していたが、安全と分かったら肩の力を抜いて、脱力していた。
その後、3人の意識が戻り、事情を最後まで説明する。
そして、夜にテーレが帰ってきて、ウェルの事を話すと泣いた。
それはもう号泣だ…
その後、ディアが魔王の手先と分かると、それはもう止めるのが大変だった。
正直、テーレ1人で魔王軍を潰せるんじゃないかな?とその場に居た全員が思った。
何せ、部屋の中に戻る途中にテーレが八つ当たりで、神級≪コロナキャノン≫を魔王軍の拠点の方向に放ったからだ。
後になって分かったが、その魔法が魔王軍の城壁に命中し、結構な被害が出たとか出なかったとか…
「うむ、まぁこのまま待っておれば帰ってくるじゃろう。」
「だよね!!お兄ちゃんの16歳の姿かぁ!かっこいいんだろうな。」
「ですよね~?それとも、もともと女性見たいば顔つきとも取れたから、そっちの方が濃く出てるかもですね?」
「そんなの知らないわよ。ウェルがどんな姿だろうと関係ないわよ…」
「そうじゃの。ウェルが強い。ただそれだけで妾は良いのじゃ!」
こうして、4人はウェルの帰りを待ちながら、ウェルの話しで盛り上がるのだった。
「ふ…」
黒い刀が振るわれる。
「グギャ!!」
斬道ができ、それは目の前の『ゴブリンキング・Aランク』の首を刈り取る。
キングは反応出来ずに灰となる。
「これで、このエリアの魔物は全部狩ったな?」
このエリア…大体ロシアを思い浮かべればよい広さに魔物を1週間寝ずに狩り続けていたウェル。
「主、もう時間だよ?」
「ん?もうそんな時間か…まぁ、最後のエリアが制覇出来ただけでも良いとするか?」
「そうさね、今の所主の実力は現在の魔王くらいなら片手でやれるね?」
「でも、アンヘルにはまだ負ける…」
「そうさね、あたいは一応Xでも上位のだよ?あのヴァレンと同じさ。」
「そうか、でも魔王くらいなら圧勝、でも龍族あたりには、まだ五分五分だな…」
「まぁ、ここから出ても精進することだね?あたいも居るし、大丈夫だろ?」
「あぁ、まぁ早く戻るか?」
「だね。」
「じゃあ、俺がやる。≪界転移≫」
「うん、完璧だね!やっぱり主は凄いね!?」
「まだだな…せめて、ここが空中じゃないように訂正を入れてかないとな?」
ウェルが≪界転移≫をすると、なんと場所は空、地上までは10000m程。
「うん?あ!≪翡翠竜≫だな?」
「あぁ、ここはこいつの縄張りみたいだね?どうする主?」
「うん、俺がやる。≪合成・ゲヘナコキュートス≫」
≪合成≫で魔法、神級≪ゲヘナヘル≫≪コキュートス≫を合わせて、『翡翠竜』の周りは太陽よりも熱く、常時冷やす。
その繰り返しで、灰となる。
「さすがにやり過ぎたか?」
「さぁ?さて、地上だね?」
「だな、≪空歩≫」
自分の足元に魔力の塊を少しずつ展開して、空を歩いて行く。
「みんな、ただいま。」
「うぇ、ウェル君!!?ううん、おかえり!」
「お兄ちゃんお帰りなさい!また凄い登場だね?」
「な、うぇ、ウェル…おかえり。」
「うむ、おかえりなのじゃ。」
こうして、無事、ウェルは帰還したのだった。
お読みいただきありがとうございますm(。≧Д≦。)m
更新のペースは大分落ちておりますが、頑張って行きたいと思います(ノ´∀`*)




