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不幸な少年の異世界ライフ  作者: べにいろ
3章 白と黒の使者編
44/57

44話

どうも、お久し振りです‼


44話


「今日で3日目…ウェル君が帰ってくるんでっすよね?」

「うぬ、約束ではそうじゃの。時間の指定はしてこなかったがの…」

「そんなの!じゃあ最悪後16時間は待たなきゃいけないの!?」

「大丈夫だよマイさん?お兄ちゃんなら直ぐに帰ってくるよ?」

マイ達がこっちに帰ってきて直ぐに、ヴァレンが家まで、気絶中の3人を抱えて家まで帰ると、テオとアイリスが居て、事情を話す。

時間は夕方だったため、テーレは居なかった。

話している間、2人はウェルを心配していたが、安全と分かったら肩の力を抜いて、脱力していた。

その後、3人の意識が戻り、事情を最後まで説明する。

そして、夜にテーレが帰ってきて、ウェルの事を話すと泣いた。

それはもう号泣だ…

その後、ディアが魔王の手先と分かると、それはもう止めるのが大変だった。

正直、テーレ1人で魔王軍を潰せるんじゃないかな?とその場に居た全員が思った。

何せ、部屋の中に戻る途中にテーレが八つ当たりで、神級≪コロナキャノン≫を魔王軍の拠点の方向に放ったからだ。

後になって分かったが、その魔法が魔王軍の城壁に命中し、結構な被害が出たとか出なかったとか…

「うむ、まぁこのまま待っておれば帰ってくるじゃろう。」

「だよね!!お兄ちゃんの16歳の姿かぁ!かっこいいんだろうな。」

「ですよね~?それとも、もともと女性見たいば顔つきとも取れたから、そっちの方が濃く出てるかもですね?」

「そんなの知らないわよ。ウェルがどんな姿だろうと関係ないわよ…」

「そうじゃの。ウェルが強い。ただそれだけで妾は良いのじゃ!」

こうして、4人はウェルの帰りを待ちながら、ウェルの話しで盛り上がるのだった。


「ふ…」

黒い刀が振るわれる。

「グギャ!!」

斬道ができ、それは目の前の『ゴブリンキング・Aランク』の首を刈り取る。

キングは反応出来ずに灰となる。

「これで、このエリアの魔物は全部狩ったな?」

このエリア…大体ロシアを思い浮かべればよい広さに魔物を1週間寝ずに狩り続けていたウェル。

「主、もう時間だよ?」

「ん?もうそんな時間か…まぁ、最後のエリアが制覇出来ただけでも良いとするか?」

「そうさね、今の所主の実力は現在の魔王くらいなら片手でやれるね?」

「でも、アンヘルにはまだ負ける…」

「そうさね、あたいは一応Xでも上位のだよ?あのヴァレンと同じさ。」

「そうか、でも魔王くらいなら圧勝、でも龍族あたりには、まだ五分五分だな…」

「まぁ、ここから出ても精進することだね?あたいも居るし、大丈夫だろ?」

「あぁ、まぁ早く戻るか?」

「だね。」

「じゃあ、俺がやる。≪界転移≫」


「うん、完璧だね!やっぱり主は凄いね!?」

「まだだな…せめて、ここが空中じゃないように訂正を入れてかないとな?」

ウェルが≪界転移≫をすると、なんと場所は空、地上までは10000m程。

「うん?あ!≪翡翠竜≫だな?」

「あぁ、ここはこいつの縄張りみたいだね?どうする主?」

「うん、俺がやる。≪合成・ゲヘナコキュートス≫」

≪合成≫で魔法、神級≪ゲヘナヘル≫≪コキュートス≫を合わせて、『翡翠竜』の周りは太陽よりも熱く、常時冷やす。

その繰り返しで、灰となる。

「さすがにやり過ぎたか?」

「さぁ?さて、地上だね?」

「だな、≪空歩≫」

自分の足元に魔力の塊を少しずつ展開して、空を歩いて行く。

「みんな、ただいま。」

「うぇ、ウェル君!!?ううん、おかえり!」

「お兄ちゃんお帰りなさい!また凄い登場だね?」

「な、うぇ、ウェル…おかえり。」

「うむ、おかえりなのじゃ。」

こうして、無事、ウェルは帰還したのだった。


お読みいただきありがとうございますm(。≧Д≦。)m

更新のペースは大分落ちておりますが、頑張って行きたいと思います(ノ´∀`*)

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