表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不幸な少年の異世界ライフ  作者: べにいろ
3章 白と黒の使者編
42/57

42話

どうもです‼


42話


“まぁ、よくやったよお前は…”

“でもこのままじゃ、”

“ああ、あいつ等は死ぬ…あの羽虫は恐らく神の力を軽く借りてるな”

“そんなの…でも俺は…”

“あいつに勝ちたい?か”

“あぁ、それに大切な人達は守りたい!”

“さすがは俺様だな?勝つ方法は無い事は無い…でもこれはお前にかなり負担になるだろうな?”

“勝てるならなんでもしてやる!”

“分かった…ならお前の体、俺様が借りるぞ?…恨むなよ?”



「ふふふ、じゃあ終りにしましょうか?いるのはそこの少年だけですもの…」

ディアの周りに大量の闇が集まってくる…

咄嗟にヴァレンが全員の前に出てその巨体で庇う。

「≪ダークバースト≫」

ヴァレン達を闇の爆発が襲う。

だが、

「羽虫ごときが俺様の所有物を傷つけてんじゃねぇ。殺すぞ?」

そこには、巨大なミスリルのドームが全員を囲んでいた。

アンヘルを除いて。

「な!!少年?羽虫ってのは…」

「あぁ?てめぇに決まってんだろうが?」

「む?…君は誰かな?」

「俺様は俺様だ!さて、うるさい羽虫を消すか?」

「ふふふ!!君はその傷でどう戦うつもりかな?強がりはよしなよ?」

「あぁ?お前馬鹿か?俺がなんでこいつを連れてんのか分かってんのか?」

何を言ってんだ?という顔でディアを見ているが、ディアもアンヘルも不思議な顔をしていた。

「また、テメェの唇を貰うぞ?」

そう言って、アンヘルへ強引に口づけをする。

「~ッ!!ムチュ!!?…プハッ!!?ボウズ何を!!?」

「へ、へぇ…少年ってば大胆だねぇ~?」

急にされて、照れてるアンヘルと、まさかホントにするとはと思っているディアを前に、ウェルは、

「≪理・細胞再生≫…ふむ、回復すんには3年分の成長か。」

そう言うと、ウェルの全身が光を発して、50秒は光り続けていた。

「しょ、少年?でっかくなった!?」

光がやむと、傷が無くなり、…16歳の姿のウェルが居た。

「ボウズ…今のは?」

「≪理・細胞活性≫…お前の傷も塞がったな?今のは俺の傷を治す代わりに、成長する魔法みたいなもんだ。」

ウェルが使ったのは、細胞の新しくして、傷を治してと繰り返す作業をしただけ。

だが、その代わり肉体が成長するのが前提だが…

「ったく、俺様の体が人間のせいで、これじゃないと治せなかったか…」

「ね、ねぇ君はホントに一体…?」

「もう、うるせぇ羽虫だな?≪理・分解・方向・力反転≫」

ウェルが手をディアの上の方向にかざすと、空気が全部≪分解≫され、その空間を≪方向≫転換でディアの方に移動した後に、無エネルギーを反転させ、無限のエネルギーを生み出す。

「な、なにを!!?」

「あん?俺様の人生を神ごときに遊ばれそうになったんだぜ?仕置きが必要だろ?≪理・暴走≫」

その瞬間、無限のエネルギーが暴走をして、ディアを包んだまま彼女は無抵抗で消し飛んだ。

「どうせ、あいつは神の駒だ。すぐにそいつの元で再生すんだろうな?」

「ボ、ボウズ…あんた一体?」

「俺様か…俺様は、ん?時間切れか?ったく、おい!こいつをお前達が管理する、成長のとまる界で修行させろ…肉体より精神が追いつかなくて、崩壊しちまうからな…」

「お、おい!!!?…気絶した?」

術者が気絶したので、アンヘルの背後のミスリルのドームが崩れて、

「ウェルよ!!!?」

ヴァレンが出てくる。

他三人が限界のようで、すでに気絶していた。

「あ、あぁ…なぁ、このボウズは一体何なんだい?」

「お主があの黒カラスを?」

「いや…あたいじゃない…このボウズが訳の分からん力で消した。」

「な、ウェルがかの!?」

「あぁそうさ…しかも人が変わったかのように話すわ、光ったと思ったら、傷は治って成長するわで、もう意味の分からんことになってるのさ…」

「ウェル…」

そう言って、ヴァレンはそのままウェルを強く抱きしめ、静かに涙をながしていた。


お読みいただきありがとうございます‼

自分的にはもうちょっと分かりやすく書けたかもって感じなので、アイディアが出たら少し編集するかもです(;・∀・)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ