32話
どうもです♪
今回は「ハイ」のつく種族の説明です!
32話
「では、ウェル様…ギルドマスターの部屋にご案内します。」
「は、はい…」
“コンコン”
「入っていいわよ?」
「失礼します。」
「…失礼します。」
この人が首都のギルドマスター?
そこには、銀の長い髪を一本に纏めて、凛とした大人なダークエルフがいた。
しかもボンッキュッボンッな女性だ…
「お兄ちゃん?」
「は、はい!!」
「フフフ、アイリス、テオの言うとおり面白い子ね?」
「ん?父さんと母さん?」
「ええ、私はあの2人と後2人でパーティを組んでたのよ?」
へ、へぇ~…父さん達は何も言わなかったな?
「ふふふ、あの2人は結構な秘密主義でね?君が思ってるよりも秘密事が多いわよ?」
「例えば『ハイ』とかですか?」
「!?フフ…ねぇ、テレス、セラちゃん?ちょーっと席外してくれないかしら?」
「え、お、お兄ちゃん?」
「ウェル様…」
「ごめん、2人とも大事な話しなんだ…」
「ふー…で?君も至ったのかな?」
「ええ、ならあなたも?」
「ええ、私は『ハイダークエルフ』よ?あ?まだ名乗ってないわね?私は『テーレ・マナク』よ。」
「そうですか…あ!後この事は父さんと母さんには内緒で!!」
「?アハハハハ!!君も中々だねぇ!?」
この人も中々だなぁ?結構楽しみ方を知ってるな。
「こほん、で?話してくれますね?この『ハイ』の事を?」
一応、俺はヴァレンからこの事は聞いている。
『ハイ』ってのはある資格で、ある武器をもつ資格、迷宮の一定の階層に入れる資格、そして、超越者としての資格だ。
「そうねぇ、やっぱり一番なのは、国にある『禁書』の閲覧の許可、それと戦争への参加の義務かしら」
「ふーん…そんなものですか?」
結構知られてない?それとも知らせれない?
「ええ、こんなものよ?私はここまで話したわ?そろそろ君の事も話さない?」
「僕の事ですか?」
この人は何を?
「君のランクと種族進化は釣り合わないわよ?ふふふ。気付かないと思ったのかしら?」
「ええ、さすがに隠せませんよね?まぁ、簡単ですよ?原始龍の血を飲んだんですよ。」
「は?原始龍?君どこまで…?」
「さぁ?僕も両親に似て秘密主義ですから。」
「むぅ…君って可愛くないわね!!」
「ははは、だからどうした?」
やべ、この人イジルの楽しいな?
「ん?君そっちが素?」
「さあな?それよりよ」
「きゃっ!」
ウェルが急に立ち上がり、テーレが反応出来ない早さで顔の前に近づく。
「おい、テーレ…俺の秘密を知りたいなら、お前も情報を俺に渡せ?」
「そ、そう…わ、分かったわ。それより近くないかしら?」
「テーレが嘘着いた時に食うためだよ」
「く、食うって!?」
「言葉のまんまだ。それより俺が知りたいのは勇者についてだ…」
「この状態って、あ、でも結構良いわ…」
駄目だこいつ…相当男耐性が無いな?めちゃくちゃ動揺してる…
「おい、テーレ…早く答えろ」
「ん?あ、ああ…勇者の事ね?」
「ああ、今起きてる殺人事件の被害者って全員が勇者じゃないのか?」
「!?な、何で分かったのかしら?」
「さぁ?そんなことより答えろよ?」
「っ!!もう!近いわよ!?」
「このまま、キスまでするか?」
テーレの弱点はやっぱり男だな?俺が近づいただけで耳まで赤くなるし…
「あぁ、もう!!そ、そうよ!!それに犯人の情報まで一応あるわよ!?」
「へー、そこまであるのか?」
「犯人は、刀を持っていて、長い黒髪の女性よ?種族までは、わ、分からないわ…」
そろそろ、イジリをやめないとかな?テーレがもう真っ赤過ぎる…
これマジで、洒落にならん事に…
「ちょっと…ここまでしといて離れる気?」
「いや、ちょっとイジリ過ぎたかなと…」
「もう君がテオ達の子供なんて関係ないわ!!皆私を行き遅れなんて言ってくるんだもん!!」
あ、これマジでヤバイかも…離れようにもテーレに腕掴まれた…
「い、いやそこは気にしろよ!?」
「私、君の事をもっと深くまで知りたいわ?ねぇ?」
「おい、離、ムグッ!!」
あぁ、もう駄目だった…俺のファーストキス奪われた~!!
「ん、チュッ、ムグッ…」
これ、外に無属性の上級≪結界≫張っといて良かった…
「おい、テーレ…」
「ん…さぁ、このまんまやりましょう?してる間に君の事を聞くからね?」
そのまま、俺達は肌を重ねて本能のままやった…
てか、俺いつの間にここまで性欲が出たんだ?
マイ達にばれないように頑張ろう!!
ある意味、行為中は恐怖を覚えながら、2人とも快感を得ていたのだった…
お読みいただきありがとうございます‼
さて、主人公が13歳で童貞卒…
テーレさんはヒロインなのか!?




