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不幸な少年の異世界ライフ  作者: べにいろ
2章 迷宮編
27/57

27話

この頃体調をよく崩します…

ホント申し訳ないです。

27話


「兄さん、マイさん達の見送りお疲れ様です。」

「うん、さて今日からセラに魔法の授業しないとだね?」

「はい、今日からお願いします。」

家に帰ってきて1週間が経った。

日本の暦では今12月28日くらいだ。

こっちにも正月のような行事がある地域があり、マイとキョウの故郷にはそれがある。

2人は武者修行のため、こっちで冒険者として活動していたが、両親にこの時期には帰省するように言われていた。

「にしても、今でも驚きです。マイさんとキョウさんが妖族でも上位の種族『キュウビ族』だなんて。それに、里は他種族の出入を禁止だなんて…兄さんは付いて行きたかったでしょう?」

「うん、でも他種族の出入が禁止なら仕方ないよ…まぁ、1月程で帰ってくるんだ。それまでに2人のランクに追いついて見せるよ?」

「ふふふ、マイさん達の驚く顔が見れそうですね?」

「はは、そうだね。さて、そろそろ授業を始めるよ?」

今の俺の日常としては、庭で、マイとキョウと鍛錬をして、ヴァレンにはこちらの世界での知識を教わっていた。

内容としては、勇者のこと。神のこと。ヴァレンのような強者のこと。

後者2つはおいおい説明するとしよう。

勇者についてだ…

実は、勇者は『召喚』されると教わった。どうも、≪召喚陣≫を使って、別の世界から、連れてくるとのこと…

普通は5人とかなんだが、先日、6ヶ国があることを発表した。

『勇者の真実』だ。なんで急に発表したのか?

今回例外が生じたのだ…

それも、『アーケイン王国』に『イシュタル聖国』、『レオタール帝国』、『和国』、『ハーヌ獣国』、『メルナ森国』が勇者召喚を行った。

それぞれの国に40人ずつ勇者が召喚された。

さすがに、勇者が多すぎる…

それに、魔王の復活の兆候も発表された。

もう国民達などは、驚き、不安、歓喜…もう大混乱だ。

にしても、勇者か…

計240人。まだ名前は表にでてはいない。

めっちゃ気になるな?

まぁ、そんなこんなで俺はマイ達が帰省したため結構予定が空いた。

父さんは城に呼ばれて行ってるし、母さんも一緒に行った。

まだ、いつ帰ってくるかは分からない…

今、家にはセラ、ヴァレン、使用人、俺しか居ない。

ヴァレンは家の周りを見たり、1日中外を観察したり、俺の横にぴったりくっついたりもする。

だからセラが俺に『魔法を教えてください!』って頼んだのだ…

もう、今日から暇そうだって2日前に言った。

さて、迷宮は一応この首都にもあるけど当分は入るつもりなし。

一応、ギルドには一度行った方が良いか?

『鍛冶屋』には行った…

じいさんの息子さん、『メルク・ワーナ』さん。めっちゃ似てない!!

凄い紳士だった…一応『黒姫』と防具の調整とかしてもらった。

さて、今からセラの授業だ…

頑張りますかね?


「では、セラ。魔法とはなんでしょうか?」

「はい、兄さん。魔法とは、体内に存在する魔力を使い、想像したことを現象として発動させることです。」

「うん、そうだね。一般ではそうなる。魔力を使い、火を起こしたり、風を操ったりする。でも、僕はこう思うよ?魔力とは火種…火はどうやって生まれるの?」

「え、それは…空気を使ってですか?空気があるから燃える?」

「へ?う、うん、そうだよ…正確には酸素だね。」

「兄さん!!それをどこで!?」

「え?セラこそ、それは!?」

なんで?セラ…この世界には…『酸素』なんて名前や知識は無いんだよ?

「も、もしかして…セラも前世・・の記憶が…?」

「兄さんも、ですか…?」

「そ、そうだよ…僕は前世の記憶がある。」

「わ、私も兄さんのように記憶があります…」

やっぱりか…色々聞きたいけど、この話しはタブーだな…

それにまだ、授業が途中だ…

「セラ、この話しはお互い聞かなかった事にしよう。」

「はい…兄さん、続きを良いですか?中断してすみません…」

結構、やりづらい。

「う、うん…ふー…よし。

じゃあ、続きを話すよ?魔力が火種と言ったけど、魔法とは結構単純なんだ。

≪ファイヤーボール≫なら、酸素を燃やせばいい。そして、魔力はその手伝いをする。つまり、魔力は酸素を燃やすエネルギーになってるし、酸素を集めるなんて事もしている。僕は魔力は、現象を起こす、手伝いをするモノって考えてる。」

「つまり、私達はただ現象を起こす事を想像したら、後は魔力が手伝ってくれる?そういう事ですか?」

「うん、そうだよ。じゃあ次の質問だ。魔法に適正属性があるね?その種類を言ってくれるかい?」

「は、はい。魔法には…『炎、水、風、地、雷、光、闇、空間』があります。

それに、適正なので、絶対に使えないわけではありません。ただ、普通より使いづらい、魔力を余剰に消費する。ですよね?」

「うん、そうだね。ただ、適正には縛られてる人がほとんどだね。それは、想像しづらいから、魔力を余分に使ってしまうから、適正属性を使う事が多いね。後は≪無属性魔法≫かな?」

「たしか、≪身体強化≫やそのまま、魔力を打ち出す魔法ですよね?」

「そうだね…実際、使い勝手がいいんだよね。」

「ウェル様、セラ様。お昼の時間です。」

丁度、良い時間で来てくれたね?

「わかりました、今行きます。セラ、午後は実際に魔法を使うから庭でやるよ」

「はい、では行きましょうか?後、私は…」

やっぱり、前世の事が気になるよね?

「うん、もし相談があるなら一旦今日の授業が終わってだよ?」

「分かりました…」


ウェルはまた、ウェルに必要に絡みつく因果に巻き込まれる事になる。


お読みいただきありがとうございます‼

今週は2話更新できるか分かりませんが、最低でも毎日1話更新はやりたいと思います(;・∀・)

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