26話
どうもです!
久しぶりに雨が降って涼しくなりました
26話
俺がアムレシアから出発して、早くも1週間。
この道のりも後2日程で俺の家に着く。
「はぁ、後2日か…」
「うん!ウェル君の家族に会うの楽しみだなぁ~!」
「そうね、テオさんには会ったけど、まだお母さんと妹さんには会ってないからね?」
「うむ、はようウェルの両親に挨拶せねばの!」
一応、3人はアムレシアを離れることには何の抵抗も無く、俺に付いて来てくれている。
それより、じいさんから貰ったこの武器は何だ?
「おじいさん、僕、一時この街から離れることになりました。」
ギルドから、処分を言い渡されて、翌日。
まず、カシさんの所に手作りの『パウンドケーキ』を料理して、持って行った。
マイ達は食べて、何か悶絶してたな?
おかわりを大量に要求しやがって…
まぁ、カシさんは、まずレシピを知りたがってたので、教えた。
さらに、俺の知識から、いくつか手軽に作れるのも一緒に教えた。
まぁ、代わりに食材を色々貰ったしな?
後は、『ある物』をブツブツ交換した。
そして、じいさんの所に行った。
「ふむ、事情は知っておる。しかし、まぁお主は『アルバード』じゃったのか。」
「はい、僕は『ウェル・アルバード』です。」
「お主にここを離れる前に餞別をやろう」
そして、じいさんは黒い布に包まれた何かを置いた。
「これは…?」
「これはの、この世で伝説の『鍛冶士』が最後に打った、武器じゃ。」
「へ?」
「これを、お主に託す。一応これは片手剣じゃが、刀に近い形状じゃな」
「いや、そんな凄い物をどうして僕に…?」
「お主がこの街の高難度の迷宮を攻略したからじゃよ。」
「それで、僕に?」
「うむ、まぁどうせ暫くしたら、戻ってくるのじゃろう?」
「はい、さすがに僕にはここで出来た大切な縁がありますから。」
「なら、よい。後お主の実家のある、『アーケイン国』の首都に儂のせがれが居る。紹介状を渡す。装備の調整はそこへ行け。」
「分かりました。何から何まで、ありがとうございます。」
「ふむ、まぁ…またすぐに会えるじゃろう?」
「はい、また必ず来ます。」
―――2日後
「ウェル~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
“ガバッ”
「バ、母さん!!?」
「兄さん…」
「セラ…」
「やぁ、ウェル。おかえりなさい」
「父さん、皆…ただいま」
家に着いて、そのまま、入ろうとしたら母さんが飛び出して、抱きつくんだもん。
おい、そこの3人…羨ましそうにするな?
「あ、あの…ウェル君とパーティを組んでます。ココノエ・キョウです!」
「わ、私は、キョウの姉でウェルとパーティ組んでる、ココノエ・マイです。」
「妾はウェルのつがいのヴァレンじゃ。父上、母上。宜しくたもう。」
“ベシッ”
「ぐべ!?」
とりあえず、最後のロリガキには、チョップを入れておいた。
「ま、まぁ…ふふふ。皆さん宜しくね?」
「とりあえず、中に入ろうか?」
「兄さん…説明してもらいますよ?」
うわー…マイシスターが修羅に!!!
俺はこれからどうなるんだろうか…?
お読みいただきありがとうございますm(。≧Д≦。)m




