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不幸な少年の異世界ライフ  作者: べにいろ
2章 迷宮編
26/57

26話

どうもです!

久しぶりに雨が降って涼しくなりました


26話


俺がアムレシアから出発して、早くも1週間。

この道のりも後2日程で俺の家に着く。

「はぁ、後2日か…」

「うん!ウェル君の家族に会うの楽しみだなぁ~!」

「そうね、テオさんには会ったけど、まだお母さんと妹さんには会ってないからね?」

「うむ、はようウェルの両親に挨拶せねばの!」

一応、3人はアムレシアを離れることには何の抵抗も無く、俺に付いて来てくれている。

それより、じいさんから貰ったこの武器は何だ?


「おじいさん、僕、一時この街から離れることになりました。」

ギルドから、処分を言い渡されて、翌日。

まず、カシさんの所に手作りの『パウンドケーキ』を料理して、持って行った。

マイ達は食べて、何か悶絶してたな?

おかわりを大量に要求しやがって…

まぁ、カシさんは、まずレシピを知りたがってたので、教えた。

さらに、俺の知識から、いくつか手軽に作れるのも一緒に教えた。

まぁ、代わりに食材を色々貰ったしな?

後は、『ある物』をブツブツ交換した。


そして、じいさんの所に行った。

「ふむ、事情は知っておる。しかし、まぁお主は『アルバード』じゃったのか。」

「はい、僕は『ウェル・アルバード』です。」

「お主にここを離れる前に餞別をやろう」

そして、じいさんは黒い布に包まれた何かを置いた。

「これは…?」

「これはの、この世で伝説の『鍛冶士』が最後に打った、武器じゃ。」

「へ?」

「これを、お主に託す。一応これは片手剣じゃが、刀に近い形状じゃな」

「いや、そんな凄い物をどうして僕に…?」

「お主がこの街の高難度の迷宮を攻略したからじゃよ。」

「それで、僕に?」

「うむ、まぁどうせ暫くしたら、戻ってくるのじゃろう?」

「はい、さすがに僕にはここで出来た大切な縁がありますから。」

「なら、よい。後お主の実家のある、『アーケイン国』の首都に儂のせがれが居る。紹介状を渡す。装備の調整はそこへ行け。」

「分かりました。何から何まで、ありがとうございます。」

「ふむ、まぁ…またすぐに会えるじゃろう?」

「はい、また必ず来ます。」


―――2日後

「ウェル~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

“ガバッ”

「バ、母さん!!?」

「兄さん…」

「セラ…」

「やぁ、ウェル。おかえりなさい」

「父さん、皆…ただいま」

家に着いて、そのまま、入ろうとしたら母さんが飛び出して、抱きつくんだもん。

おい、そこの3人…羨ましそうにするな?

「あ、あの…ウェル君とパーティを組んでます。ココノエ・キョウです!」

「わ、私は、キョウの姉でウェルとパーティ組んでる、ココノエ・マイです。」

「妾はウェルのつがいのヴァレンじゃ。父上、母上。宜しくたもう。」

“ベシッ”

「ぐべ!?」

とりあえず、最後のロリガキには、チョップを入れておいた。

「ま、まぁ…ふふふ。皆さん宜しくね?」

「とりあえず、中に入ろうか?」

「兄さん…説明してもらいますよ?」

うわー…マイシスターが修羅に!!!

俺はこれからどうなるんだろうか…?


お読みいただきありがとうございますm(。≧Д≦。)m


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