25話
授業中も休憩時も全部小説のことしか考えれないのですが…
25話
やばい!!
やり過ぎちまった!!
いやー、目の前には、髭ずらのじいさんが、もう殺気を出しまっくってる。
その、隣にはマイ・ファーザー!!?
俺の陣営には頼もしいパーティメンバーだ。
しかも、後ろにヴァレンが立って興味深そうに見ている…
俺が、冒険者達を蹂躙して直ぐに、ギルドの職員や衛兵なんてのが来た。
しかも、父さんもその場にいて、何とか状況説明をして、ボロボロの冒険者達は医療班に緊急搬送。
俺は父さんに連れられ、ギルドへ強制連行。
そして、今に至る。
「ふー、あ奴らめ!!冒険者をなんと思っておる!」
「まぁ、ギルドマスター、落ち着いて下さい。」
「むう…ウェル殿…申し訳なかったの。今回の一連はワシらの管理不足じゃ」
このじいさんは別に俺に対して怒ってたわけじゃないのか…
安心したぜ。何せ今日だけで2回目の修羅場を経験するはめになってたのだから。
まぁ、とりあえずこちらが受ける処分は俺の迷宮攻略の事を落ち着かせるまで隠す。
しかし、上、つまりギルド本部とこのアムレシアが属する『アーゲイン国』の王には報告をする。
それまで、俺は家に大人しく帰って、迷宮はアムレシア外なら許可をもらった。
とりあえず、アムレシアで色々やらかしたので、国に任せると言った感じだな…
後1週間すればこの街を出て家に帰らなければならなないので、挨拶周りに行くかな?
「ウェル、僕は先に帰ってアイリスに事情を説明するから。
ゆっくり帰ってくるんだよ?」
「はい、お父さん。お願いします。」
「さて、では僕は行くよ。あ、ウェル。遅くなったが、おかえりなさい。」
「あ、そうでした。ただいま。」
そうして、ギルドの前から、テオは自宅に向かって歩き始める。
ウェルはテオが見えなくなるまで、その背中を見つめていた。
「ウェル君?」
「ああ、すみません。」
「どうしたのよ、ウェル。とりあえず宿に帰りましょう?」
「そうですね…あ、紹介してませんでしたね。ヴァレン」
「むー、やっと妾に気付いたのウェル…」
実は、ウェル達をずーと!後ろで見ていて、出番を待っていたヴァレン。
その心情は相当拗ねている。
「そう言えば、ウェル君…その方は?」
「この子はヴァレン…詳しい事情は宿に帰って話します。」
「敵じゃないんでしょう?」
「ええ、僕は迷宮ではヴァレンに守ってもらいましたからね。」
「ふむん、今頃妾が居らんかったら、ウェルは死んでおったの?」
「え!!ウェル君それって!?」
「とりあえず、、宿に行きましょう?ここはまだ、人の目があり過ぎる…」
こちらの事情をせっかくギルドには、誤魔化したのにここでバレたら元も子も無い。
とりあえずギルドには、僕は気付いたら、最深層にいて、敵は弱ってたのでそのまま、チャンスと思い戦ったら勝てた。
ヴァレンはその部屋で倒れていた。
そう言う事にしておいた。
「さて、やっと落ち着けますね?」
「そうね、後ウェルおかえり」
「マイ、キョウ…ただいま。遅くなりすみません…」
「ホント、ウェル君には困らされてばかりですね?」
「ぐ、面目ありません…」
「まぁ、無事に帰ってこれたんだし許すわよ。」
なんだかんだで、やっぱり2人も泣いたな?
普通に会話してるように見えて、目に涙を浮かべてるぞ?
それからは、俺が居なくなったとされる日からの出来事を話す。
2人はヴァレンに対して、かなり驚いてた。
次に俺の≪アイテムボックス≫に入ってる素材。
これは、今では中々手に入らない代物で、全部、武器や防具に使えるようなので、保存をしておこう。
まぁ、ゴーレムの魔核を、ガーディアンの魔核と誤魔化して売ろう。
それで、学費はたまるんだろうな?
後は、まぁ…明日挨拶周りに行く事が決定した。
~Side ???~
「あの少年…ふふふ。良い色になって来たわね?」
「おい、あんた!あれはあたいのモンだよ?」
「良いじゃない、少しくらい…それにあなたは“武“で欲しい。私は”色“であの子を欲しい。ね?別にあなたの邪魔はしないわよ?」
そう今はね?あの子はもう少しが食べ頃ね。
「そうかい。なら良い。でもあたいがあいつをやるまで、あんたには手出しさせない」
「行ったわね?あぁ!あの子が欲しいわ!!はやく良い色にならないかしらぁ!?」
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