表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不幸な少年の異世界ライフ  作者: べにいろ
2章 迷宮編
18/57

18話

どうもです!

最近は学校でも模試テスト模試テストと模試テスト三昧の日々ですm(__)m

18話


キングとの戦いが終わり、ウェルはと言えば、

「くっ!!やっぱり≪竜化≫は駄目だったか…」

≪血源強化≫は無事に解除出来たが、≪竜化≫はまだ顔の目下に黒い鱗が付いたままだった。

「もう、魔力も1万をきったか…」

正直ウェルは歩くことも限界で、フラフラしながらも玉座の方へ歩いていく。

「キングが急に現れたのは、玉座に仕掛けがあるのかもな?」

玉座にウェルは時間をかけながらも着く。

ちなみに、キングの事をギルドに報告する必要があるため、魔核とドロップした牙と鱗は≪アイテムボックス≫に入れている。

「む?この玉座、なんで陣が書かれてるんだ?」

玉座を調べてたウェルは奇妙なことに気づく。

足元に巨大な陣が書かれていたからだ…

「これは…?ぐ!くそ…さすがに限界が来てるな…?」

ウェルは気付いていないが、ウェルはここまで来るのに相当な無茶をしている。

それに加えキングだ。その戦いでは、魔法の反動で血をたくさん流しており、

徐々にウェルは体から力が抜けている。

「こ、んなとこ、で…」

“バタン”

「な、んだ?」

陣の上で倒れてるウェルはその光景を目にしていた。

陣が光ってるのだ。恐らく魔法が発動するのだろう。

「こ、れ、は…?」

光は強くなっており、それは魔法を発動して。

部屋全体を照らしながら。

光が収まると、そこにウェルは居なかった。

その日、『ウェル・アルバード』はギルドで謎の失踪をし、死亡したものとされた。

この迷宮で、この日約20人の冒険者が行方不明となり『アムレシア』ではこの迷宮への攻略を一時禁止した。


~Side マイ~

 

迷宮から出て1週間が経った。

ウェルは戻ってこない。

あの日、私は見たのだ。

転移陣のある部屋の扉を開けると、キョウが投げ入れられ私は一瞬何が起きたのか分からなかったが、直ぐに理解した。

炎が私達に向かって来ていたのだ。

その奥にはコマンダーよりもでかいリザードマンが居た。

私では勝てないと直ぐに直感した。

ウェルは私達を助けたのだ…

気が付いたら、地上だった。

私は直ぐに助けに行こうとしたけど、そこには『ギルドマスター』やギルドの職員がいて、

この街でも有名な上位の冒険者が居た。

直ぐに知らされた。

この迷宮に異変があり、今はA以上のパーティ以外は侵入禁止だと。

私は事情を話した。

キョウは投げられて、頭を打っており、今は気絶をしていた。

だから、私しか事情を説明できない。

事情を説明した。『ガーディアン』の部屋で起こったことを。

1人の冒険者が、最後に見た魔物を『リザードマンキング』だろうって言ってた。

私はそれを聞いて、目の前が真っ黒になった。


~Side キョウ~


ウェル君・・・

何であの時君も逃げなかったの?


キョウが目を覚ましたのは、マイが報告後に倒れて、1時間後。

ギルドの休憩所のベッドの上だった。

キョウは実は投げられた時に、ウェルを最後まで見ていたのだ。


なんで、最後笑ってたのかな・・・?

胸が痛い・・・

君が居なくなって、もう2週間。

お姉ちゃんは、君を探すために上位のパーティと一緒に迷宮に潜れるように交渉なんてしていて、今の所全部断られてる。

私は、ずっと泣いてばかりだ…

あの時の事が頭から消えない。

いくら、悩んでも解決しない。

今は、ギルドのカウンターで情報を集めている。

いくら苦しくても、ウェル君が生きてることを信じる。

絶対に!でも苦しい・・・

君が居ないだけでこんなに、なるなんてね・・・

私が君に抱いてた感情が今になって分かったよ。

『恋』なんだって。私はウェル君の事が好きなんだ。

だから、私もお姉ちゃん見たいに苦しいのを我慢してウェル君を探すよ。

待っててね、ウェル君…


~Side テオ~


僕は普段は王国にいる。

何せ、SSの冒険者なんだから王から直で依頼が来たりもするからだ。

アイリスはウェルが家を出て少し寂しそうだ。

セラはよく家事をメイド達と一緒にしている。

まだ9歳なのによく頑張る子だ。

ここで、ひとつ。

僕は一応普段は王国にいる。

でも、最近妙な噂を耳にしてばかりだった。

12歳のGの子供が3人で盗賊団を討伐したとか、『裏ギルド』の人間を殺し、アムレシアで犯罪奴隷商を排除した、等だ。

ただ、トドメが迷宮で異変が起こり、約20人の冒険者が行方不明というモノだ。

だから、僕はウェルが心配になって、アイリスには依頼で王国を離れると言って、気付かれないように出て、今アムレシアで情報を得て居る所だ。

「アルバード殿、お待たせさせて申し訳ない。」

目の前には、アムレシアのギルドマスターが居る。

「いえいえ、僕が無茶を言ったのですから、気にしないでください。

で、この街の迷宮の異変で行方不明になった者についてどうでしたか?」

「――――――――――――――――――ですな」


僕は何とか、その場をやり抜きギルドの酒場の椅子に腰かけていた。

「ウェル・・・」

何てことだ…

まさかウェルが行方不明だなんて。

しかも、もう2週間も経っている。捜索隊はとっくにウェルの行方不明になった層は過ぎている。

今迷宮では、魔物のランクが最低でもCで、5層はキングがずっと出てくる。

まさか、もうウェルは・・・

「く、ウェル・・・僕があの時、君を止めておけばこんなことにはならなかったのかい?

なぁ、ウェル…教えてくれないかい?ウェル…」

「あのっ!?」

僕はよっぽど考え込んでいたみたいで、近づく人物に気づいて居なかった…

「ん…君は?僕になんのようかな?」

「その、さっきからウェル君の名前を呼んでいたので…」

「!!君はウェルを知っているのかい!?」

そこから、僕はこの少女から色んな事を聞いた。

ウェルが最後この少女ともう1人の子を救うために残って戦ったのだと。

しかも、ウェルがどれくらい強くなったのかも聞いた。

どれも驚愕を隠せない情報ばかりで、心のどこかではウェルは生きているのかも?

と思いもした。

「あ、まだ僕の事を話していなかったね。

僕は『雷の弓』テオ・アルバード…ウェルの父です。」

「・・・へ?」

一応S以上からは、ギルドから二つ名をもらう事になっていて、僕のはまだマシな方だろう。

「その、SSの『雷の弓』がウェル君のお父様で、え、その…

息子さんとは良くさせてもらってます!!不束者ですが!!って私何を!!?あわわわわ!!!」

ははあ、ウェルも中々侮れないな?こんな少女を落とすなんて…さすが僕の子供だ!

「とりあえず、落ち着いて?

ところで、君たちは迷宮に潜ってウェルを探したいんだよね?」

「あ、…はい、そうです。」

僕の言葉を聞いて正気に戻った見たいだね…

この少女はホントにウェルを探そうとしている。

なら、

「僕もね、ウェルを探したいんだ…

だから、君と君のお姉さんも一緒に来るかい?」

「え、良いんですか?私達はまだEなんですよ?」

「大丈夫さ。伊達にSSじゃないよ?」

これを機にテオとマイ、キョウが一時パーティを組みウェルの捜索が始まった


お読みいただきありがとうございます‼

なんか結構設定が甘くなってるような感じもします。

ご指摘があれば、是非お願いいたします‼

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ