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不幸な少年の異世界ライフ  作者: べにいろ
2章 迷宮編
17/57

17話

皆さん!!

シルバーウィークはどうでしたか?

作者はとても有意義な休日になりました‼

これからもどんどん投稿していきますで?

17話


俺達が5層、『ガーディアン』の部屋の前で待つこと1時間。

「あ、開いたわね。」

「準備は良いですね?」

「はい!私は大丈夫です。」

「私もよ。」

「では、行きますか?」


部屋の中には、玉座があり『ガーディアン』は必ずそこに座っている。

「一応、ここまではギルドの情報通りですね。


リザードマンコマンダー・Eランク


「ええ、『ガーディアン』の周りにもナイト5、ソルジャー5。それぞれ居るわね。」

「とりあえず、目の前の敵を倒して考えましょう。」

「そうですね。ここには人目も無いし…封印は解除していいですよ。」

「「了解です(よ)!!」」

「Gruaaaaaa!!Ggaaaa!!」

コマンダーの叫びと共に、戦いが始まった。


「シッ!」

ウェルが、まず近くに居たソルジャーに対して距離を≪縮地≫で詰めて一発の蹴りを入れる。

ソルジャーはそのまま飛ばされ、3体を巻き込み倒れる。

「ウェル!下がって。≪ファイヤーアロー≫」

マイの掛け声でウェルは下がり、そのまま初級≪ファイヤーアロー≫を放つ。

ソルジャーとナイトにはダメージは通ってないが、十分牽制にはなった…

「・・・≪ブリザード≫!!」

戦いの始めから、上級≪ブリザード≫の詠唱をしており俺たちは時間稼ぎをしていたのだ。

キョウの魔法がソルジャーとナイトを氷の嵐が襲いかかる。

嵐が過ぎるとその場には、氷に包まれたリザードマンが居た。

「残るはコマンダーだけですね?≪クラッシュ≫」

ウェルが、氷の包まれたリザードマンに無属性中級を放つ。

全てのリザードマンは氷が砕けそのまま消滅する。

「Ggaaaruaaaaaaaaaaa!!!」

部下が殺されたのに対して怒ってるのか?

コマンダーは玉座から立ち上がり、こっちへ叫びながら走ってくる。

「僕が前衛、マイは遊撃、キョウは後衛をお願いします!!」

コマンダーは手にメイスと大盾を持って、その2mを超える巨体でこちらに迫る。

ウェルは≪断絶≫で攻撃をするが、勢いに押され後ろに下がる。

コマンダーがメイスを振るうが、

「させないわ!!」

マイが盾を使い、攻撃を逸らしながら防ぐ。

「行きます!≪アイスランス≫」

コマンダーは手に持つ大盾で魔法を防ぐ。

「次こそは≪重拳≫!!」

ウェルが気功と魔力の重ね掛けでコマンダーに渾身の一撃を放つ。

さすがに、コマンダーもウェルの攻撃は完全には防ぎきれずに体制を崩してしまった。

「ここ!!≪エンチャット・ファイヤー≫」

マイがコマンダーが体制を崩した所に、剣に『炎』を付与する。

剣もあまりの熱量に耐え切れず、少しずつ原型を崩していく。

その状態の剣を、コマンダーの盾を持っている腕に振り下ろす。

「Ggyaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!?」

「よっしゃ!!」

コマンダーは左の肘から先が無くなりその場でメイスを無茶苦茶に振る。

「隙だらけですよ?≪アイスソード≫」

10本ほどの氷剣を創り、コマンダー目がけて放つ。

コマンダーの振るメイスに半分は砕かれるがそれでも半分は体に突き刺さる。

「Gyuryaaaaaaaaaaa!!!」

「ラスト!!≪無手・月拳(げっけん≫」

ウェルが手刀に『虚無』を纏わせる。

そのまま、コマンダーの頭の高さまで跳躍して、横に振りぬく。

しかし、コマンダーに何の外傷は見当たらずウェルが地面に着く。

そのまま、静寂が訪れ暫くするとコマンダーは消滅した。


≪虚無≫とは、一言で言えば、『無い』である。

つまり、何も無いのだ…

一見は闇にも見える・・・しかしそれは、ただの偽りであり、それは≪虚無≫ではない。

なぜなら、それに触れれば無くなるのだ。つまり≪虚無≫それ自体が存在しない。

これは、1つの完成した魔法。いくつもの陣、過程、属性・・・これらが重なって出来た偶然の産物である。故に誰も認識できない。誰にも伝わっておらず、今では忘れられし魔法。

『ガレラの魔法辞典 裏章より』


何とかなったな・・・

実際≪虚無≫を纏わせるのは、こっちも危ない。

何せ俺が制御を誤れば、俺の存在が消されるからだ・・・まぁ、消滅に近いから、消滅とも言えるが…

「ねぇ、ウェル…今の何したの?」

「ん?ああ、1つの魔法ですよ。」

「あれが魔法ですか?ウェル君はホント出鱈目な存在です!!」

「む、さすがに否定できないのが悔しいです・・・」

「いや、ウェル!否定って・・・まぁ、でも何も起きないわね?」

そう言えばそうだ・・・まだ油断は出来ないが、このまま何も起こらなかったら、なぜ前のパーティはあんなに時間がかかった?

実際俺達は少人数で20分。

対してあちらはフルパーティ8人で30分ずつだ・・・

ホントにただ手こずっただけ?

「まぁ、お姉ちゃんもウェル君もここは油断しないで先に進みましょう?」

「そうね、それにこのまま何も起こらない方が良いからね」

何か引っかかる・・・

「ウェル?どうしたの?この先転移陣の部屋があるから、地上に戻りましょう?」

何だろう?ホントに何か変な気がするのだ・・・

「ウェル君、ほーら!行くよ」

キョウに押されながらも前に進むウェルだが、少し後方が気になり見る・・・

「む?・・・!!!!!!!!ッ!?」

そこには、居たのだ・・・

先ほどまでは何も居ないかった、玉座にソレはいた・・・こちらを凝視しながら。

それを見るとウェルの行動は早かった。

転移陣のある部屋の前まで来ていたのが幸いした。

マイが扉を開いていたため、そこにキョウを掴んで投げ入れる。

しかし、ソレはすでに口から炎のブレスを吐いた所だった。

ウェルは扉を閉める。

寸前にマイとキョウが驚愕していたが、そのまま閉める。

転移陣が扉が閉まると同時に作動するので、2人は地上に送られたはずだ。

「≪物質創造・魔銀ミスリル大盾≫!!」

恐らくあのブレスは魔力を使ってるはず!

なら魔力に強い耐性を持つ魔銀なら防ぐだろう。

現に魔銀は炎のブレスを防いだ。

「ナンダソレハ?」

ウェルの≪物質創造≫は術者の魔力を使って、術者の知っている物質を『短時間』だけこの世界に存在させる魔法だ。

形や大きさは問わず、全て術者の思うがままに出来る。

…ウェルは知らないが、これは前世で生きた者に『ユニーク魔法』として使っていた者の知識があるからこそ使える魔法で、この世界の魔法では無い。

「お前、喋れるのか?」

魔銀が消え、ウェルは玉座に居るソレを≪鑑定≫する。


リザードマン・キング Bランク


何でこんな浅い階層にB??しかも、知恵もある・・・

「ワレノトイニコタエヨ。ソレハナンダ?」

「誰が言うか・・・」

ウェルはキングを危険と見なし、『黒姫』を≪アイテムボックス≫から取り出し、戦闘態勢を取る。

「ナラバシネ!!!」

キングは玉座から立ち、立掛けておいた大剣を手に取る。

「死ぬのは、お前だ!!≪参の型・閃斬≫」

ウェルがその場から≪縮地≫を限界まで極めた者が達する、≪天地法≫(≪縮地≫の上位版)を使い、キングの顔の前で居合いを放つ。

「ヌルイ」

キングは瞬時に大剣を振るい攻撃途中のウェルを風圧だけで飛ばす。

キングは3mはあろう巨体にも関わらず、素早い・・・

これがBか・・・

これは、全力を出すしかないか・・・

「おい、これから俺はお前を唯一殺せる技を使ってやる!だから、お前も最後の一撃として放つんだな?警告はした。」

「ワレト、ショウメンカラ、タタカウカ?オモシロイ!!ヤロウデハナイカ!?」

正直これを使えば、俺自身もどうなるか分からんが、しょうがない・・・勝つにはこれしかないだろうしな?おそらく俺の技は全部見切られる。単純に速さが足りないか。

「マッテイテヤル。ハヤクシロ。」

「ご丁寧にどうも・・・ふぅー。やるか!!

≪血源強化≫と≪Gruaaaa(竜化)≫

ウェルの体が赤いオーラが溢れ、血管が切れてるのだろう・・・いたるところが流血している。

さらに、ウェルを良くみると『鱗』が生えてきている。

黒い鱗だ。恐らくウェルを見る者は、思うだろう。『竜・龍人』と・・・

「ホウ、サキホドトハ、クラベモノニハ、ナラヌ・・・オヌシハ、ヒトカ?」

「ぐっ!う、一応、な?」

この状態はウェルにものすごく負担をかけており、知識があっても実際に本来の物とは効果を抑えており、ウェルが限界ぎりぎりで使っていて、制御を間違えればウェルは人では無くなり、さらに血管が全部切れ死ぬだろう。

「サテ、デハヤロウカ?」

キングはウェルに大剣で横に斬りかかる。

しかし、そこにウェルは居ない。

この状態のウェルは効果は抑えているが、ランクで言うとBからAの最低の実力が出される。

「≪・・・断絶≫」

キングの真横に≪天地法≫で移動して、足を斬る。

しかし、キングもBだ。鱗が邪魔をして傷は浅い。

「ヌルイゾ!!フン!」

キングが大剣から左手を離しそのまま、殴りかかる。

「≪・・・水流し≫」

ウェルが片手でキングの拳を受け流す。

「ッ!!≪・・・千斬り≫」

≪六の型・千斬り≫、型の中で手数を優先した型で1振りに見えて、10回は斬っているという型である。

ウェルはキングを斬り、そのまま背後まで抜ける。

キングは鱗のおかげで、傷は浅いが瞬時に10回斬られたのだ。

実際に見れば、斬られた鱗は傷つき脆くなっており、流血もしている。

「グヌ、モウカゲンハ、セヌ。コレデキメル!!」

キングも危ないと感じたのか?そのまま魔力を限界まで大剣に注ぎ大剣が強化される。

その状態の大剣をキングが振れば、この部屋も無事ではないだろう・・・

「グオオオオオオオオオオオ!!!!!フヌゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!」

キングが大剣を振り下ろす。

部屋の中は暴力的な魔力が渦巻き、地面は割れて、その衝動で石も凄い速さで飛び散る。

当たれば無事ではないだろう。

しかしウェルは、

「≪・・・撫子≫」

氷の刀を創り、

「≪千斬り・二重≫」

その中を≪千斬り≫を何度も使い、魔力は『黒姫』が散らし、石は≪撫子≫が斬る。

それを繰り返し、収まると≪天地法≫でキングの頭上まで行くと、

「お、わりだ!!≪二刀流天の型・降ろし斬り≫」

キングの頭上から、ウェルそのものが≪天地法≫で真下に行き、同時に2振りの刀で斬る。

キングはそれに気付かないまま3枚おろしになり、消滅した。


ウェル・アルバード(男) レベル72

12歳 人間 ランクE

魔力20万

魔法適正 全属性(炎、水、風、地、雷、光、闇、空間、血、虚無) 

竜魔法 古代魔法(物質創造、物質変換、時間、感覚、合成)


お読みいただきありがとうございます‼

内容が落ち着いたら、魔法について纏めておきたいと思うので、資料として投稿したいと思います‼

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