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不幸な少年の異世界ライフ  作者: べにいろ
1章 冒険者編
14/57

14話

本日2話目でございます‼


久しぶりに引退した部活に行くのは、いい息抜きになりますね♪

お陰で明日は全身筋肉痛が期待できそうですね…

14話


「ウェル!!」

俺が護衛の男と決着をつけると、マイが駆けつけてきた。

「くっ!!」

決着がついて安心したのか、体中が力が抜けて、元に戻っていく…

「ウェル!!?大丈夫なの!?」

「あ、うん…力が抜けただけだよ…」

「お姉ちゃん…その人が?」

そこには、マイに似た容姿で、銀髮、銀眼の女の子が居た。

「マイ、その子が妹さんですか?」

「ええ、そうよ」

妹さんの方を向いて、

「初めまして、ウェルです。12歳でランクはFです。」

「私はココノエ・キョウって言います。年齢は12で、ランクはEです。」

「ウェル、キョウの救出を手伝ってくれて、ありがとう。この恩は返しきれないわね…」

「いや、これは僕がしたくてやったことですから。恩だなんて」

ホントに俺はただ俺がしたくてやっただけなのだ…

「ウェルさん、お姉ちゃんはこうなったら意地でも返す人ですから無理ですよ?」

「え?むうー…なら、次は僕が困った時にでも助けてください…それでチャラにしましょう。」

「とりあへず、お姉ちゃん!!これでこの戦いも終りだね?なら帰ろう!!」

「いや、まだ終わってないですよ?」

「「へ?」」

「いや、まず洞窟の中で色々探し物しないとでしないとですね?」

「「あ…はい」」

さすが姉妹…反応が息ぴったりだ。


結果としては、犯罪奴隷商からの手紙に『裏ギルド』の証拠である依頼書。

そのほかにも、、武器や防具、金貨100枚、銀貨500枚、銅貨750枚と出てきた。

他にも魔道具や、消費アイテムなんてのも出てきた。


街に戻るとカシさんが行動に出ていた。

衛兵を動かし、犯罪奴隷商の店に入りこんで捜索をしていた。

そこに俺達が来て、証拠の手紙を渡して、『ブーダ』は豚箱に送られた。


ギルドに事情や『裏ギルド』の事を報告。

じいさんにお礼と報告。

カシさんに手に入れたアイテムを売り、無事に1日を終えた。


~Side マイ~


私は、ウェルに驚かされてばかりだ。

盗賊をほとんど1人で討伐、護衛も1人で倒した。

しかし、あの時の膨大な魔力は何だったんだろうか?

しかも妖力までも感じた。

ウェルに『あれは何』と聞いたけど、分からないときた。

ホントに不思議な子ね…

この場合ウェルとパーティ組んで、その正体を絶対に暴いてやるんだから!!


~Side キョウ~


私は今日不思議な体験をした…

まず、お姉ちゃんが私を助けに来てくれた。

アジトから脱出したのに、お姉ちゃんは表の方に移動をしていた。

私は疑問を口に出すと、お姉ちゃんは『協力者が居るの』って言った。

見てみると、私と同じ年齢でランクもGでどう見ても無謀な戦いに挑む子供にしか見えない。

なんでお姉ちゃんはこんな子供を協力者に?

でも、私はその子、ウェル君の戦いを見て唖然とした。

見た目からは信じられない魔力、それに身体能力。

他にも、彼が繰り出す魔法、武術。

彼の戦に私は惚れていた。

最後のととどめはやっぱり、あの急変ぶりだ。

私は彼から溢れる、魔力に何か不思議な力、妖力などに怯えた。

何もかもを圧倒する量だった。

でも戦いが終わると、急に全てが抜けていくように、何も感じなくなった。

しかも、今ままで荒い言葉遣いが、丁寧な敬語に変わってたことに1ッ番びっくりだ。

街に戻るまで私の頭から、ウェル君の事が離れない…

彼を見ると、胸がキュンってしたり、心拍も早くなる。

これは一体何なのかな?

私はこれからウェル君について探っていきたいと思う。

こんな気持ちにさせた彼の事を…


~Side ???~


俺様は世界で初、あの忌まわしい野郎に目をつけられた。

俺の国は俺を嫌い、世界は俺を拒絶し、友でさえ俺から離れていく。

俺様は、俺の中に常に居た。

でも、今まで俺様に気付いたには3人だけだ。

1人目は、龍の時。

2人目は、密かに暗躍する最強の魔術師。

3人目が現在の俺。

全ての俺は神に遊ばれてた。

俺様達は常に抗えず、なされるがまま。

でも、今は違う。

あいつの手から俺様は離れた。

自由だ!!だから始めよう…運命に抗いし英雄の物語を。

そして、????に対する復讐を。



お読みいただきありがとうございます‼

とりあえず、迷宮編開始致します‼

あの子達がまさか!?

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