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妙に殺伐としている昨今

作者: 竹仲法順

     *

 表題にも掲げた通り、最近ここ数年間、時代が妙に殺伐としていると思っている。見たくもないニュースばかりが垂れ流される。実に嫌な時代だ。明るい報道など何一つとしてない。単に政治家の汚職とか、殺人事件とかそういった悪い類のものばかりで怖気を振るう。

 まあ、ボク自身、家にこもってモノを書く仕事をしていますから、あまり外と接触がないのは事実です。だが、そんなボクでもネットニュースを見ていると、さすがに怖い。悪いことだらけだからである。いつの間にか、世の中がそういった風になってしまったのだろう。

     *

 もうすぐ新年だが、来年は社会情勢がもっと悪化するのだろうか?これ以上悪くなって欲しくない。そう思っている。この殺伐とした空気なり雰囲気なりは変わるのだろうか?日本も他の国家も、閉塞状態が続いている。ここ数年間ずっと、だ。

 だが、ボクも文筆家として正々堂々やろうと思っている。愚直に書くのだ。物書きなど大成する人の方が少ないのだし、細々とやっているのが現実である。皆そうだ。作家が大ヒット作を作る時代はすでに終焉したような気がしている。個人名は出さないが、稀に作品がドラマ化や映画化などされて原作が売れている作家もいる。もちろん、ほんの一握りなのだが……。

     *

 ゆっくりと進んでいけばいい。しっかりと地に足を付けて、だ。気になることなど山ほどある。でも、それを克服できてこその人間だと思う。世間というのは実に雑多だ。いろんな人間がいるのだが、皆それぞれの指針というものを持ち合わせている。向かうべき先が分かっているのは事実。心の奥底でそう思っていればいい。自分のしている行動に間違いはないと。

 よくアルコールやニコチンなどで気を紛らわせる人が多い。だが、単なる現実逃避としか思えない。そういったものを摂取すれば、少しは気が紛れるのかもしれないが、あくまで気休め。現実を直視することが肝要と感じるようになった。ここ最近ずっとそう思っている。

     *

 いろいろなことがある。生きていれば、だ。病気や老衰などで死んだ人、もしくは自死を選んだ人はもう帰ってこないのだし、まだ若いボクには別に関係ない。そういった人もいたなといった感じで。いつの時代でも苛烈な現実から決して逃げないことがベストだと思う。それが生を全うする人間の実情だ。

 前述したように、酒、タバコは害。飲めば飲むほど、吸えば吸うほど寿命を縮める。特にタバコなどは一番体に悪い。ストレスなら解消できるが、ニコチンは取った分だけ体をおかしくする。多いんだよな、そういった人って。くどいぐらい言うようだが、そういったものに依存している人は現実から目を逸らしている。報われない人間の典型例だと思う。

     *

 今年はいろいろあった。だが、何とか将来への指針は付いたのである。この持ち家での暮らしと、ささやかだが受給できる生活保護費の件など、片付いたことが実に多かった。やっと一年が終わると思うとホッとするのだが、来年二〇一四年も元日から仕事だ。いろんなことがたくさん待ち受けている。気を抜けない。

 殺伐とした時代が続いても、人間は生きていける。それは事実だ。その時代なり、社会環境なりに慣れればいいのである。人間は生かされているのだ。命が尽きるまで生きるのが務めなのである。苦しくなったら、ふっと振り返ることが大事。今まで辛い状況を生き抜いてきたことをしっかりと考えて。

 ひとまず一筆書かせていただきました。いろんなことを書き綴りましたが、ご一読いただければ幸いです。

 ではまた。

                              (了)


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