1/20
特効薬
2008/11/17執筆
彼と別れてもう半年。未だ私は振り切れず、彼の替わりを求め夜の街を漂っていた。どんなに肌を重ねてみても彼の様なぬくもりを得られなかった。
そんな私を見兼ねたのか、ある日あの子に怒鳴られた。アルコールと失恋に溺れる私の手首を掴み、行きずりの男から私を引き剥がした。
「いい加減にしろ!」
その声は震えていて。掴まれた手首は、彼と比較するのも忘れる程熱く。
失恋の特効薬は新しい恋。ふとそんな言葉が脳裏に過ぎった。
2008/11/17執筆
彼と別れてもう半年。未だ私は振り切れず、彼の替わりを求め夜の街を漂っていた。どんなに肌を重ねてみても彼の様なぬくもりを得られなかった。
そんな私を見兼ねたのか、ある日あの子に怒鳴られた。アルコールと失恋に溺れる私の手首を掴み、行きずりの男から私を引き剥がした。
「いい加減にしろ!」
その声は震えていて。掴まれた手首は、彼と比較するのも忘れる程熱く。
失恋の特効薬は新しい恋。ふとそんな言葉が脳裏に過ぎった。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。