【プロローグの骨組みのみ】TS転生して女の子を強要された俺、魔法使いの両親から生まれたのに魔法使いの証を持たずに生まれてしまう【続きはない】
ここまで書いて、ちゃんと書こうとして止めちゃったやつ。
供養として置いときます。
なんとなく広く浅く無駄知識を知るのが趣味となってた俺が、仕事から帰宅中に正面からやって来たヤンチャなスケボー乗りに「邪魔だよオッサン」と言われて突き飛ばされ、運悪く後頭部強打で即死。
※ヤンチャなスケボー乗りはその辺をナワバリとしてた為に通報され身元が簡単に特定され御用。
それで次に目が覚めたら、デッカい人影2つが(まだ産まれたてだから目の機能が弱い)こちらを見ていた。
何か音(産まれたての主人公を見て喋ってたが言葉の意味を知らないので音にしか聞こえない)がして怖かった。
それから数年。
それだけあれば言葉と言葉の意味も理解できるようになってきた。
女の体にも慣れてきた。
そしてココは魔法使いばかりが住む村であり、両親は他の村人から遠ざけられていると分かった。
原因は主人公。
この村には黒髪が数世代遡っても一人も居ないのに、突然産まれた黒髪の少女。
村の外から来た人にも黒髪は居なかったと言うのに、不貞の末に産まれた子供だと決めつけられ、そんな子を産んだ母(とそれをかばった父も)が異物扱いされるようになった。
その上で顔に浮かび上がる黒い線が魔法使いの証になるらしいが、俺には全く無い。 両親には有るのに。
魔法使いの証は長いほど、本数が多いほど凄い魔法使いらしい。 ぶっちゃけ某筋肉マッシュルームリスペクト。
そこも異物扱いに拍車をかける要因になっていた。
それでも俺を恨む両親ではなく、両親は俺を間違いなく両親と血のつながった子だと言ってくれた。
だが俺は家の外に出るとどんな嫌がらせをされるかわからないから、箱入りで育てられた。
その際に魔法使いのみんなが常識として知っていて、でもそれはただの言い伝えだと軽視して守らない事を、俺は守らされた。
髪に魔力が宿る。 実際にそんな実感は両親に無いらしい。 実際に切っても、魔力が弱くなるとか魔力容量が減るとか感じないそうなので。
でも俺は顔に黒い線が無いから、これに縋れとばかりに髪を伸ばせ、大切にしろと言われ続けた。
現に、髪は腰までの長さを死守させられている。
それより短くすることを、両親が許してくれない。 強行してバッサリ切ろうとすると、母に泣かれるので思いとどまった過去あり。
なお魔法使いの証が無いので、魔法の使い方とかは教えてくれなかった事をここに記す。
さらに数年後。
まだ男の気持ちだが、女の体で気を付けるべき動きが自然と出来るようになった。
女物の服への抵抗感は無くなった。
そんな頃、村のガキ大将に強引に家から連れ出された。
それで村のハグレモノ、異物を退治してやるんだってオトモを連れて村はずれの川まで連れ出された。
連れ出され、俺を的にした魔法攻撃の練習を始めた。
撃ち出された魔法に当たると小石をぶつけられた程度に痛く、かなり必死になって避けた。
避けながらガキ大将を見ると、イジメして楽しい!って感じではなく、なんか悲愴な表情でガキ大将の方が泣きそうな顔して撃ってた。
魔法の的あてに飽きたのか、魔法を撃つ手を止めて本当に魔法が使えないのか、訊かれた。
証が無いのを理由に、魔法関係は何一つ両親から教わってないと答えると、そのガキ大将は硬い顔しておずおずと俺の手を取って魔法の使い方を教え始めた。
なんだ、良いやつなのかもしれないな。
※主人公は無自覚だが、かなり美人。そんなのを前にしたらそりゃあ緊張する。それに的あても実際は痛めつける気が無く、普段から魔法合戦だ!と子供同士で雪合戦感覚でする遊びの威力。やったな!?と勢いで魔法で反撃するんじゃないかと期待してた節あり
結果。
すげー魔法が打てた。
顔じゃなくて頭にある黒い線(つまり髪)も魔法使いの証だった。
しかも黒い線が長いので、それだけ魔力が多いし強い魔法になる。
これが村中に知られ、今まで異物扱いしていた村人は更に忌避した。
仕返しされるのが怖いので。 あと強力な魔法使いは魔法使いで、平凡な魔法使いの両親から何故生まれた……って不貞の疑惑は残るので。
12歳になる頃。
ずーっと変わらない主人公を恐れる空気に耐えられなくなって、村から飛び出した。
12になるまでに、魔法を使えると分かって研究した知識と、成果として自作した衣類兼防具や魔法の効果をガン積みした杖を持って。
そして、唯一(?)まともに交流“しようとしていた”ガキ大将は、去っていく背中に初恋が終わった事を自覚して涙する。
魔法の髪には魔法(魔力)が宿る。
最近は廃れた設定ですね。
それを使ってみようとした話。