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プロローグ
プロローグは短めです。
日本に生まれて23年。
至って普通の日本人で前世の自分が何をしていたとか全く知らないし興味もない。
社畜歴3年の私は今日も仕事終わりにふらふらになりながら横断歩道を歩いていた。
そんな私に向かってきたのは、眩しいヘッドライトと鳴り響くクラクション音。
次の瞬間、体の衝撃と共に疲れ切っていた私は速攻で眠りについた。
享年23歳。
短い人生であった…。
…はずなのに。
ど…どういう事なの!?
誰かに起こされて目を覚ました先は見慣れた天井。
私を起こした人物にも見覚えがある。
混乱する頭でベッドから降りた先でさらにビックリ。
ベッド横にある鏡に映しだされた姿に目を見開き鏡に飛びついた。
ど…どうして私がそこにいるの!?
しかも子供に戻ってる!?
何がどうなっているの!?
鏡に映し出されていた人物は日本で生まれる前に享年18歳で亡くなったはずの前々世の私だったのだ!
読んで頂きありがとうございます。