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そして怒涛の展開に…! ならないっ!!

 







 そんな超期待する眼差しで見つめられても反応に困るんだけど、どうしようかね。うーむ。


 俺の前に頭を下げて忠誠を示す従魔たち。


 代表するようにアルモディアが再度頭を下げて傅き、俺に口上を述べる。




「…我らが主が御隠れになり千年間。我らは汝様の帰還をひたすらにお待ちいたしました。…永遠とも思える悠久の果てに、終ぞ我らの主が御帰還召されたことを我らは大変感激し、我ら従者一同感無量でございます…!」



 なんと、驚きである。

 詳しくは知らないけど、どうやら千年間の空白があったらしい。


 そりゃ会えないのは辛かっただろう。

 千年間がどれくらいかは俺には長すぎて分からないけど、ようやく再会出来たのなら感動は一押しだろう。




 ならば彼女たちを主人として労ってやらねばなるまい。







 (おもむ)ろにその一体であるアルモディアにずいっと近づいていく。



 目の前まで来て改めてよく見ると可愛いなぁこの子。


 ゲームでは従魔として戦闘に参加させると闇魔法と血液を自在に操る能力で先陣を切り、バッタバッタと敵を血祭りにしていく殺戮(キリング)幼女だ。



 俺が目前に来たらビクっと片膝をついてうつむく身体を震わせたけど緊張してるのか?


 大丈夫、大丈夫。

 俺も緊張してるから。

 そっと、その深紅の髪の頭に右手を置いて優しく撫でる。



 なでなで。



 凄いツヤツヤで触り心地が良い髪だ。

 キューティクル半端ない。

 そのまま幼女の頭をなでなでする。


 以前のおっさんだったら完全に通報案件だが今の俺は美女だ。美女が美幼女の頭をなでなでするのは絵になる光景だろう。


「…ご、ご主人様…?」


 アルモディアがその紅の瞳を大きく開いて、まるで信じられないと言った顔で、此方を見上げた。


 あ、やばい?なんかまずったかな?


 驚愕の表情で俺を見てるアルモディアに俺は安心させるようにニコリと優しく微笑んだ。


 すいません。どうか通報しないでください。お巡りさんは勘弁してください。


「あ、あ…ああ…」


 アルモディアの瞳から涙がブワッと溢れた。


 やべえ!?幼女泣かしちまったっ!?


 俺は自分の行動の迂闊さに後悔しつつ、突然泣き出した幼女に動揺して慌てて彼女を抱きしめた。


「大丈夫。私はここにいる」


 母親が娘を安心させるようにギュッと抱きしめる。


「…ご、ご主人様…ご主人様!ご主人様!!ご主人様ぁあああっ!!!」


 抱きしめられたアルモディアは俺の豊満な胸の谷間に顔を埋めて大号泣しつつ俺を強く抱きしめ返した。



 うん。とりあえず泣き止むまで待とうか。何気に力強いな、この幼女!あ、幼女じゃなかったわ彼女。




 それと、エルドアザルとジークレオヴァルトがものすごく羨ましそうにこちらを見てるんだけど。












「落ち着いたか?アルモディア」


「…は、はい。お見苦しい所をお見せしてしまい誠に申し訳ありません、ご主人様…」



 ようやく泣き止んだ幼女はドレスと同じ濃紺のハンカチで涙を拭いていた。なんか鼻血も出てるんだが泣き過ぎて鼻の血管切れたのか?

 

 恥ずかしかったのか顔真っ赤だし大丈夫だろうか。









 そして俺は控えてる黒龍に向き直る。


「エルドアザル。頭をこちらに下げるがいい」


「ア、主ヨ…我ハ…」


 俺の態度にデカい図体の暗黒魔神水晶龍が困惑している。


 …分かってんだよ。お前もやってもらいたいんだろう?

 ビンビン視線感じてたからな!


 エルドアザルは戸惑いつつも俺の前に巨大なクリスタルの頭蓋骨を差し出す。


 俺は右手をその水晶の鼻先にそっと添えて撫でてやる。

 おっ、メッチャすべすべしてる。なんか気持ちいい。


 ゲームではその巨体で縦横無尽に暴れ回っていたな。

 全身から触れたものを腐食させる瘴気のガスを撒き散らして無双していたのを覚えている。


 間違えて俺に瘴気のガスを吹きかけるなよな。




「…ア、ア…ア…ア…主…アア…」


「長い間苦労をかけたな。大義である、エルドアザル」




 おどろおどろしい姿をしたアンデッドドラゴンも俺のテクニックの前に文字通り骨抜きだっ!


 オラオラっなでなでしてやんよっ







 そしてジークレオヴァルト!お前は尻尾振り過ぎだ!

 待ってろ!今モフリ倒してやる!!












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