楽しい時は過ぎるのが早い
ダークネスセブンズソード。
スマホのアプリゲームでMMO RPGとして日本のゲーム会社と海外のゲーム会社側が共同で開発し世に送り出した。
内容はダークでシリアスでスプラッタなコテコテのファンタジーだ。
グラフィックはスマホながら非常にリアルで美しく、故にクリーチャー、いわゆるモンスターも不気味だった。
それが一部のコアなマニアに受け絶賛された。
そこからライトユーザーに広まり瞬く間に世界中にプレイヤーを拡散させていった。
スマホには付き物の課金もさほど緩く操作は簡単で親切なオート機能もあった。
様々なイベント、アップデート。世界観を壊さないように配慮されたコラボ企画。
時には予想だにしないバグに見舞われ長いメンテにヤキモキさせられたのもいい思い出だ。
自由なキャラメイク、多彩な職業、豊富なスキル。
いろいろなアイテム、厨二心をくすぐる武器防具の数々。
コスチューム衣装もたくさんあり、頭から爪先まで細かくカスタマイズ出来て何万通りのオリジナルコーデが出来る。
ひとりひとりプレイヤーの個性が現れ唯一無二の存在になれる。
戦闘特化でも生産職専門でも好きに出来た。
気のいい仲間たち(プレイヤー)とパーティーを組んだりギルドに入ってみたり言葉の通じない海外からのプレイヤーとカタコトの英語で冒険する。
ソロ専門プレイヤーにも十二分に楽しめるエンドコンテンツとしてのゲーム性。多少コミ症で恥ずかしがり屋な自分もたまには仲間たちと冒険したもんだ。
ゲームのあれやこれやに一挙種一同、レア装備を見せびらかしてドヤ顔したり、セクシーな水着姿でギャラリーを悩殺したり、ワールドボスに挑んでボロ負けしたり。
そんな楽しい日々をいつまでも続けたいと思っていた。
そんなとても楽しい日々がいつまでも永遠に続けばいいと思っていた。
突然サービス終了するなどとは、夢にも思っていなかった。