夜、感慨に更ける
久しぶりの更新です。
魔王退治まで、あと1日
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真夜中
ここはトウキョーのとある旅館。
いや、ただの夜ではない。
明日が、運命の日、魔王退治の日だ。
1日なんて、すぐに過ぎ去る。
昨日、現国王から重要な話とか言って、来てみたら、ふざけた話だったよ。
なめた野郎だったなぁ。
俺は現在、愛するカリーナ(ウエッ、自分で言うと、何かキモいな)のために魔王退治にまで行こうとしている。
現実世界の俺とはかけ離れた生活しているが、魔王さえ倒せば、それも終わるだろう。
真夜中、現在23時くらいだろうか。
俺は眠れないでいる。
理由は単純明快。
隣にカリーナが寝ている。
視線を右に移動するだけで、カリーナがいる。
寝顔も可愛いなぁ……なんて思いながらも、現実を見る。
「はぁ、明日か……」
大きく嘆息。
何度も言うが、明日から魔王退治に行く。
本来の俺ならば、必ず嫌がり、めんどくさがっただろう。
それでも、俺が行く理由、それは、俺がこの国の王になるため。
現実世界になんて、もう帰れない。
なら、異世界ハッピーエンドを迎える。それだけだ。
そのために、今や俺の妻であるカリーナを一番幸せにしたい。
俺といて良かった、そう思ってくれるようにしたい。
そのために明日は頑張ろと思う。
俺が昨日得た、新しいスキルも使いたい。
性能は……どうだろう? 相変わらず、弱点的なのがあるし。
さて、考えても始まらないだろう。
今は寝る。それが一番いい。
カリーナが隣に寝てたって関係ない。
そういうことは、またいつかにすればいい。
俺は、瞼を閉じる。
時刻が0時になり、1日が終わり、始まろうとしたとき、俺は静かに眠りについた。
魔王退治まで、あと0日。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
次回から、魔王退治編です。




