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異世界残酷冒険物語  作者: モンゼツナカチョー
20/42

1話 独白

すいません予約投稿ミスって更新できてませんでした。環境の変化に弱すぎる。明日の朝から通常の更新に戻ります。

我に帰った鞍馬は、それに応じると、エリナに手を引かれながら店から飛び出た。




しばらく走り、何本か路地に入ると、一旦立ち止まって周りを見渡す。


「鞍馬、あなた大丈夫?それにしてもさっきの人って一体……?」




鞍馬は覚悟を決めた。


「さっきはありがとう。大丈夫だけど、それより、君達の仲間になる前に話さなきゃいけないことがあるんだ。」


鞍馬は、フィルアニアに転移してからの一ヶ月間、ソーンの村の牢屋での出来事を、洗いざらい話した。セーラの存在は伏せて。


「そんなことがあったなんて……。あの凶悪犯のチュークが……?」


「俺は一回仲間を裏切っているんだ。そんな俺が君らの仲間になっていいものか……それに凶悪犯のチュークを知らないで野に放してしまったんだ……」


「……問題ないわ、仕方なかったんだもの。……でもこのことは他のみんなには話さないで、二人の秘密にしましょう。」


「ああ、うん。ありがとう……。」


2人は、それ以上の会話をせずに、しばらく立ち尽くした。


次回から2話です。

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