夏のホラー話
暑い......
この部屋は暑くてとても眠れない......
冷房壊れたときはすぐ修理を頼みべきだった、こんな天気、冷房なしで眠ることは不可能だろうな。
窓を開けて換気を試したら、向こうのエアコンに排気された熱風はそのまま私の部屋に流れ込む、こりゃ換気どころか危うく燻製になるではないか!仕方なく窓を閉めて水を浴びて畳の上に横になる、しかし横になっても部屋全体の空気が暑くて眠れない、しかも雨漏りしてる!もうこの暑さに堪れなくて気持ちはもう一杯だ!まったく一体どうなってる?この寮を借りるときは『家賃が安いからって、やはりこの寮を借りって大丈夫かな?』と考えたけど、保証金を払った以上我慢しないといけない、ここに引っ越した以来良いことは無かったな.....風呂場あたりの雨漏りの音を聞きながら先日、この寮のおきことを思い出した、あれは今と同じぐらい時間の出来事。
あれは雨の夜だった、正確に言うと一日中ずっと雨、あの時はまた雨のせいで天気が涼しくて安い家賃と電気料金を制約出来て喜んでいるが、まさか夜の四時ごろに事件がおきた、そもそも事件というべきか疑いの事だ。
いつから、どうやってははっきり覚えてない、睡眠中の私は一階方向からすごい怒鳴る声を聞いてから起こされた、安眠中に起こされて自分は頭の回転はうまく回っていない、ただ『なんだなんだ、夫婦喧嘩か?』しか思っていない、内容によると男のほうはやられたそうだ、怒鳴る音は決して小さいものではない、多分このあたりの住人たち全員起こされただろう、しかしそれでも喧嘩を止める人はいない、皆は好奇心で見守ってるだけ、といわゆる野次馬根性だろう、しかし数分経過後妙な所に気が付いた。
「男性の声しか聞こえない」
もちろん喧嘩の相手も男性の可能性がある、しかし先まで聞こえるのは同じ人の声、少なくとも今怒鳴ってる男性の声以外は聞こえていない、内容も一方に向くの暴言ばっかりだ、10分間ずっと一人で怒声をあげた、さすが状況はあんまりにも不審なので、なんでそんなに怒るか怒鳴る内容を良く聞きたいそのとき、壁に何が激しく当たる音が聞こえた、それを聞いて驚いて私も『このままではヤバイだろう』と考え、すぐ警察に連絡をした、電話を切った後3分もかからない内に警察たちは到着した、普通はそんな早く到着することはあり得ないだろう、多分誰が先に通報したと考えた。とりあえず警察の到着にほっとした自分、そして警察たちはすぐその怒鳴る人を確保した、まぁ、やり方はちょっと荒っぽいけど、こんな時間じゃ仕方ないことでしょう。私は興味津々で窓の側からこっそり外を見ました、連行された人は一階に住んでるの石村さんだ。あれ?石村さん?
想像以上の事情になった、石村さんは温厚で、誠実な人でした、この寮に引っ越したときは親切してくれて、寮の付近の便利な店と注意事項を教えでくれた、初めに会ったばっかりの自分にも優しくしてくれる石村さんは怒鳴るの張本人に到底想像出来ない。
しかし窓に越えて見たのは石村さんだ、憔悴した顔が真っ白くて、両眼は不安に周囲を見回ってる、まるで何かを警戒してるように見える、口は金魚の様にパクパクしてる、あの優しい石村と同一人物と思わないほどの酷さ。周囲を見回り石村さんの目と合った瞬間、彼は私に何を言おうとしたか、残念ながら彼との距離があってうまく聞き取れなかった。しかし数分後また変な事が起こった、石村さんの部屋のもう一人の人は見つからない。
この寮の作りは皆同じのはず、なら出入り口も同じひとつしかない、喧嘩が始まった以来付近の野次馬たちはずっと見てるから誰が石村さんの部屋から出入りすることは見落とすことは不可能だ、なのに警察はあの部屋に見つけたのはは石村さんだけ、そのとき浮かべた疑問は『もう一人はどこへ行った?』喧嘩声は警察たちがドアを開けるまで止むことはなかった、しかし見つかったのは石村さんだけ。結局、数十分後依然誰も見つからず警察たちも仕方なく操作を上げて石村さんだけ連れて行くことになった。
警察が去った以後周りの野次馬たちも次々去っていた、朝まであと少し時間があるから、私も再び布団に戻って最後の睡眠時間を惜しむ様にすぐ眠った。あの夜のことは夢のように真実さは感じること出来なかった、石村さんもあれから戻ってこなかった、彼の部屋はそのまま放置して、警察の人はまた調べに来たけど、結局は前と同じく何も発見できなかった、やがてこの事はもう誰にも気を引けない、たまに付近の主婦たちのネタになるだろう。それから私も自分の生活に一杯なので、すぐにあの夜のことを忘れた、しかし、夜になったらたまに思い出すことがあった、あの夜石村さんの表情は忘れることは出来なかった、彼は何を伝えたいことがあるかもしれないが、今はもう分かるはずも無い。
しかし、なぜそんなことを思い出すだろうな?熱気のせいで頭がおかしく担ったのか?髪をかぎまわしてから窓向けて月を見ながら寝ようとしたそのとき、ある事を気が付き目がぱっと開けた。
『今夜は雨が降ってない』
雨は降っていないなら、先から風呂場方向から聞こえた雨漏りの音は何だ?窓外を見るまで気が付かなかった、そして今の姿勢は背中が風呂場に向いてる横に寝てる、気のせいが何が分からないけど、先から風呂場の雨漏り音は移動してるように聞こえる、風呂場から玄関の方向へ・・・・・・『トッタトッタトッタ』雨漏りの音は足音のように聞こえる、その足音は何かを探してるように緩く移動してる、次はリビングルームへ移動した・・・
この足音のような音気が付く前、この部屋は暑くて眠れない。しかし今は暑さが一転して寒気に変わって私の神経を刺激する、足音が響く度に私は小さく震えた、自分を説得するために何回も『あれはただの雨漏り音だ、今夜は暑いから考えすぎだ!』と言い続けて、だが、足音は消えなかった、部屋のあちこちに移動してに聞こえる、そして私の後ろに来た。私は窓を向きままで動けることは出来なかった、あんまりの恐怖だから手も足も、指先さえも動けることは出来なかった、今出来るのは寝たを装う事だ、確信も根拠も無いけど、朝まで持ちこたえれば何とかなるじゃないかと考えた。
無理だ。今の姿勢は朝まで持ちこたえるなんでは無理な相談だ、すでに緊張のあんまりに体の半分はは痺れて言う事は聞かない、このままではあと10分も持つ何であり得ない、今でもすぐこの姿勢から解放したい、そもそも後ろは本当に誰がいるのか?思わず自分に疑問をかけた、しかし後ろに振り向かって真実を確かめる勇気は無い、そして件の足音は私の後ろに止まってから移動音はなかった、まるでそのままずっと私の後ろ立ているように部屋の雨漏り音は止んだ。
あれからまた数分経過した、依然音ひとつも無く静寂な部屋でした、そろそろ痺れた身体の限界に達し、仕方なく顔だけはそのまま窓に向けて体は横になる、出来るだけ視線は後ろへ向かないようにした、後ろから何の反応も無かったから少しだけほっとした、それに体は痺れから解放されようやく楽できて頭も少しマシな思考が出来るようになった、思考がはっきりする今は石村さんのことを思い出した、彼とあの夜のこと全部思い出した、彼の表情と不安の眼差し、あとは最後警察に連れて行ったときの言葉も思い出した。
『振り向かうな』って。




