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経営覇王伝 零  作者: XLT-ゾレト-
一章 片上ゼミ
3/3

三円 春のパン祭り

山崎さん

「男子スッキリしただろ? よしみんな! 背脂ラーメン食べに行こうぜ‼」

「背脂ラーメン?」

「新潟人は背脂ラーメンで元気になるんだ!」

 そんなジンクスがあるのだろうか。そんな新潟ジンクスがあるのだろうか。新潟甚句みたいになってしまったが、こちらを知っているのも新潟人だけだろう。内輪ネタほど興奮するものもない。狭い規模でしか伝わらないからこそ、伝わった時の一体感、快感が段違いなのだ。ジャンプネタよりもマガジンネタが通じた時の気持ち良さに近いのだ。

「な、京平、行くだろ?」

「は、はい」

「鈴木も武田もラーメン好きだろ?」

「は、はい」

「な。山崎さんも行くよな?」

「は、はあ」

「よおし、行こうぜ。武田は車持ってるから、京平と鈴木乗せてな。こっちは山崎さんと行く」

 という二車両編成で行く。良かった。片上先生がお父さんのままだったら、向こうでエロ同人展開が繰り広げられてしまうところだった。武田くんはクレヨンしんちゃんや星のカービィ、名探偵コナンなどが好きらしく、彼の車に乗せてもらうといつものようにそれを流してくれる。京平も鈴木くんもそこら辺への理解が深く、まあ楽しく気ままにドライブを満喫する。到着すると片上先生と山崎さんは少々顔が赤くなり、息を切らしているようだったが、何やら楽しい会話でもしていたのだろうか。

「春のパン祭りさん」

「山崎だよ!」

「背脂ラーメン楽しみだね」

「う、うん」

 京平は適当に山崎さんと会話を転がしておく。暇な時は会話を転がしておけばいい。

片上先生

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