二円 片上ゼミ
鈴木くん
「少年、三年に上がったら片上ゼミに来い。面白いものを見せてやる」
面白いものとは何だろうか。片上先輩の女性器だろうか。しかし、その言葉はやけに希望的に聞こえた。そして一年、二年と新潟経営大学での楽しい日々を消化していくと、
「いやあ、ガチで来ちゃったよ。片上ゼミ……‼」
教室に入るとそこには
「やあ、少年」
片上先輩がいた。あと友達の鈴木くんと武田くんもいた。他は知っているような知っていないような。同じ大学とはいえ、全員と関わる訳では勿論ない。それゆえ、知らない顔も多いし、顔だけ知っていてどういう人か分からない人もままいる。
「よおし、では始めるぞ‼ 片上ゼミをな‼」
「片上先生は?」
「私だ‼」
「いや、片上先輩ではなく。え」
まさか、そういうことなのか。
「私は片上洋の娘、片上零だ‼ このゼミは私がジャックした‼ お前らの心臓とおちんちんは私が握っている‼」
いや、おちんちんは入れなくてもいいだろう。えっちな言葉に、男子生徒は少し反応してしまい、女子生徒が汚物を見るような目を向ける。
「いやいや、お前ら大学生なんだから、それくらいでドギマギするなよな。お前らだってオナニーやセックスは日常茶飯事だろ?」
まあ確かに冷静に考えるとそうなのだが、むしろ子供がいても特におかしくない年齢では皆あるのだが、それにしても片上先輩、いや片上先生は明け透けすぎる気もする。
「よし、じゃあまずは親交も兼ねて性交するか‼」
「は? 親交? 性交?」
「いや、男子生徒の股間がきつそうだから、まずはスッキリさせてからからなあと」
片上先生は何を言っているのだろうか。ここはエロ同人の世界なのだろうか。京平、鈴木くん、武田くんは山崎さんや片上先生に搾り取られるのだった。
武田くん