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第二十七章9 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)1】9/【夢中推者】の美談1

 【贄喰威】がもたらす新たな不幸である【夢中推者】と言う存在。

 だが、【推し活】に自分のキャパを超える金銭的な応援をして破滅となる悪い面があるのと同時に命の危機を救われたと言う良い面があるのと同様に、【夢中推者】に関する事でもちゃんと【美談】は存在する。

 ただ、その【美談】をも悪用して、【夢中推者】を生み出すための宣伝材料にされているのも事実だった。

 その【美談】の例を挙げれば、逆に命を救われたと言うのもある。

 それを少し紹介しよう。

 今度は、【C夫】と【C夫】の死亡した大切な女性を【D美】、励まそうとする幼なじみを【E助】とする。

 【C夫】は、

「もう、ほっといてくれ。

 【D美】は死んでしまったんだ。

 もう、帰ってこないんだよ。

 俺は死んだも同然なんだ。

 もう、どうだって良いんだよ」

 と言った。

 【E助】は、

「確かに、【D美ちゃん】は、戻ってこない。

 でもな、【C夫】。

 【D美ちゃん】は、お前のそんなとこ、見たくないと思うぜ。

 どうだ?

 一緒に、【D美ちゃん】がやりたかった事、やってみないか?

 【D美ちゃん】とはさ、【推し活】を通して知りあってさ。

 色々、悩みとか相談しあう仲だったんだよ。

 【D美ちゃん】、心配してたぜ。

 自分が居なくなったら、【C夫】は駄目になるから死ねないなってさ。

 色々、ストレスもあるけど、【推し活】している時だけは幸せチャージ出来るから、大好きな【C夫】にだけは辛いところ見せない様にしているんだって言ってたぞ。

 当時、喧嘩ばっかだったろ?

 その時、相談されたんだぜ。

 彼女は、【推し】に頑張って欲しいのと、お前の幸せだけが生き甲斐だって言ってたぞ。

 せめて、彼女の【推し活】がどんなものだったのか?

 それを体験してみるってのはどうだ?

 俺が仕入れた情報によるとだな、【D美ちゃん】に似た存在が居るんだよ。

 【D美ちゃん】本人じゃないけど、【D美ちゃん】と仕草が似ててな。

 試しに、その子を応援してみないか?」

 と言った。

 【C夫】は、

「その子・・・

 【D美】に・・・

 似てるのか?」

 と聞くと、【E助】は、

「あぁ・・・

 そっくりだ」

 と答えた。

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