第二十七章70 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)1】70/序列21席7
【芳一】はようやく調査を開始した。
だが、調査すればするほど、【アスォ】のイカレ具合はこれまでの【贄喰威】よりも際立っていた。
殺すことや死ぬ事、死なせる事などに全く躊躇が無い。
死はその辺に転がっている石ころの様によくあること。
そう言う認識だった。
聞いていて吐き気がする様な事は息を吸うようにドンドン出てくる。
人が死ぬと言う事に何の感情も持っていない。
少しも悲しいとか辛いとか思っていない。
こんな奴を生かしておくとろくな事がない。
日本の刑法なら間違いなくとっくの昔に死刑になっているような思考の持ち主。
それが、【死の大賢者アスォ】と言う存在だった。
油断すると5人目は6人目に代わり、
6人目は、
『死の自爆です。
ご堪能あれ』
と言って自爆テロを起こし、7人目が、
『死の舞踏だ。
狂いながら死ぬまで殺戮を続ける暗示。
これがわいが表現する死だ』
と死を連発する。
【芳一】が強制的に5人目に戻し、
「いい加減にしろ。
お前の存在意義を変えたって良いんだぞ、こっちは」
と言った。
5人目の【アスォ】は、
『出来るのか?』
と聞いてきた。
【芳一】は、
「やろうと思えばな・・・
お前の存在意味を変えることが出来るのは【真の強者】達だけじゃない。
お前のやっていることを全て無意味に変えることは僕にだって出来る。
それを忘れるな。
言って解らない奴には実力行使だ。
【大賢者】を名乗るならそれくらい理解しろ」
と言った。
この言葉が利いたのか、5人目の【アスォ】は少しだけ大人しくなった。
と言っても【死】をばらまかないだけましと言う程度でやっている事はクソそのものだったが。
この後も気分の悪くなる状況が続くが、序列21席、【死の大賢者アスォ】の調査の中継は以上となる。




