第二十七章69 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)1】69/序列21席6
3人目改め4人目の【アスォ】の喉を突き惨殺した5人目の【死の大賢者アスォ】。
自分のことを【我】と呼ぶこの男こそが、本物の【アスォ】である。
今まではその名前と力を貸し出していただけに過ぎない。
【アスォ】は、
『死の表現・・・
どうだっただろうか?
我なりにもてなしたつもりなのだが。
我と言えば、【死】である。
これ以上無いものだったと思うが』
と言った。
【芳一】は、
「お前が死を軽く見ているのはわかった。
死ってのは基本的にその存在のやって来た事が全部終わりになる事を意味している。
それまで積み上げて来たものが全部終わるんだ。
関係する者も悲しみを持つもの、怒りを持つ者色々だ。
死はそれだけ重いものだ。
それを軽んじるお前が【大賢者】を名乗るな」
と怒鳴った。
『我は自ら【大賢者】と名乗った訳ではない。
死を扱うことにより大勢の者にそう呼ばれただけの話だ。
よって我は世間にそう、認められておる。
アンチも当然居るだろうが、我が【大賢者】である事を否定する材料には値しない。
【死の大賢者】と言う意味では的確な表現であると自負している』
「今のお前の行動で4つの命が散った。
それをお前はどう思っている」
『存在の多くはいずれ死ぬ。
それが早まっただけの話。
だから何とも思わんよ』
「お前もやっぱりクソだな」
『我は我のシノギを証明してみせただけ。
それをやって抗議されるのは心外だ。
我は我の有りようを示しているだけ。
批難される覚えはない』
「殺されそうになって批難される覚えは無いと言う時点でお前はおかしい。
ぶん殴って正気にでも戻してやろうか」
『暴力は良くない。
即死が私の希望だ』
「ふざけんな、イカレ野郎が」
と言う一触即発な状況となった。




