表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

63/77

第二十七章63 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)1】63/序列22席7

 【贄喰威】達に共通する事だが、何かしら、【芳一】が不愉快になる要素を持っている。

 【ミビュルイ】もまた、例外では無かった。

 考え方が、かりそめの弱さを武器にして開き直っていると言うずるがしこさが何処かにあった。

 例えるなら、実際には【ミビュルイ】には相手を殺すだけの力があるのに、弱者のふりをしながら、相手を惨殺し、【正当防衛】を主張する。

 そんなずるがしこさを感じさせる女だった。

 人間に例えるなら、痴漢被害が多いことを逆手にとって全くの無実の男性に痴漢にあったと嘘をついて相手の人生を貶める。

 そんな狡猾さが感じられる女だった。

 まともに相手をしていたら何処までも嫌らしい手を使ってくる。

 そんなタイプの女だ。

 その気になれば、【芳一】の社会的な信用を落とす様な行動を取れるのだろう。

 だが、その場合、【真の強者】の怒りを買うかも知れない。

 【真の強者】の怒りを買えば、【ミビュルイ】などあっという間に存在ごと消し去られるだろう。

 それは利口な者の取るべき手段ではない。

 だから、手を出さずにいる。

 そんな所だろう。

 【ミビュルイ】の表情からは【芳一】に手を出さないのは【真の強者】の後ろ盾があるから。

 【真の強者】の後ろ盾が無くなった時、覚悟は出来ているんでしょうね?

 とでも言いたげな上から目線だった。

 人間同士だったとしても絶対に仲良くなれない関係の2人だった。

 【芳一】は、

「とりあえず、お前のシノギを話せ。

 お前から感じられるのは嘘八百。

 それだけだ。

 嘘をつけば、【アンサー・クリエイト】で解る。

 嘘発見器の様な役目を持たせてお前を監視する。

 嘘はすぐにばれる。

 嘘をつけばそれなりにペナルティーを与える。

 そう思って答えろ」

 と言った。

 【ミビュルイ】は、

『そんなあからさまな敵意を向けられた相手には答えたくないわ。

 調査に来たんでしょ?

 調査員には調査員らしい仕事っぷりってものがあると思うな。

 態度を改めて欲しいわ』

 と言った。

 【芳一】は、

「お前達と仲良くしようと思って来たわけじゃねぇ。

 【下手人】をあげるつもりで来て居るんだ。

 刃向かうなら刃向かうなりの行動を取るだけだ。

 こっちはいつ戦争しても良いつもりで来てるって事忘れるな」

 と答えた。

 こんな感じでバチバチが続いたが、【贄喰威】序列22席、【真闇(しんあん)の友/ミビュルイ】の調査の中継は以上となる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ