第二十七章59 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)1】59/序列22席3
【ブラック・マドモアゼル】は、
『わたくしが利用されている?
どういう事でしょう。
少々、聞き捨てなりませんが』
と言った。
【芳一】は、
「ごめん。
言い方が悪かったな。
だけど、隠れるのに力の差は必要ない。
圧倒的な強者も弱者が潜んでいる事に気付かない場合もある。
地球上のもので例えれば鮫とコバンザメの関係みたいなものかな。
灯台もと暗しにも当てはまる。
奴は自分の領域に入った時、既に隠れて待機していたんだ。
君の名前・・・
【ブラック・マドモアゼル】と言う名前自体に。
【ブラック】は【黒】・・・
つまり、【闇】だ。
奴は【闇】を連想するものなら何でも隠れる力があるらしい。
奴は君の存在自体にある【闇】の部分に接触し、隠れたんだ。
だろっ?
【真闇の友/ミビュルイさん】よぉ・・・」
と言った。
すると、
『ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ・・・
何で・・・
何で解ったのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・』
と言う声がして、【ブラック・マドモアゼル】の背後から1人の女が現れた。
【真闇の友/ミビュルイ】である。
【芳一】は、
「最初は【影】にでも隠れていると思った。
でも、何か違う。
隠れるとすれば別の何か?
僕や【ブラックさん】の髪の毛か?
そうも思った。
でもそれも違うと思った。
口の中、
服の中、
色々考えた。
でも何処も、隠れれば僕らなら気配でわかる。
他に何か無いか?
僕らの近くで様子を見ながら隠れられる場所。
そう考えたとき、【ブラックさん】の名前にたどり着いた。
名前なら取り憑かれても簡単には見つからない。
そう思ったら消去法で見つけられた。
それだけの話だ」
と推理を解説した。




