第二十七章58 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)1】58/序列22席2
【芳一】と【ブラック・マドモアゼル】は、【贄喰威】序列22位、【真闇の友/ミビュルイ】の元を訪れた。
ここに来るまでに視察した【贄喰威】達はどいつもこいつも悪い方向に癖のある者達ばかりだった。
【ミビュルイ】も同様かと身構えて行った。
だが、【ミビュルイ】は現れない。
【芳一】は、
「今度はかくれんぼか?
確かに僕らの追求を離れるには出てこないのが一番。
会わなければ、言い訳は立つ。
手違いがあって僕らと合流出来なかった。
そう言うシナリオか?」
とつぶやいた。
【ブラック・マドモアゼル】は、
『探しますか?
【真闇の友/ミビュルイ】でしたね。
名前の通りだとすれば【闇】との親和性が高いと推察出来ます。
隠れるのは得意なのでしょう』
と言った。
「確かに、その通りだと思う。
どうやら敷地内に居るから探して見ろ。
そう言う事らしい。
気配があちこちにあるが1つ以外はダミーだ。
この中から本物を見つけて見せろと言う事なんだろうな。
【真闇の友/ミビュルイ】って事は闇に紛れる事を得意とする。
つまり、隠れる事も奴のシノギを見るためには必要な要素。
それを身をもって表現していると言う所だろう。
だけど、【アンサー・クリエイト】は答えを見つける力でもある。
答えを見つける上で邪魔な要素は引っかけ問題のダミーの答えだ。
それを先に潰そう。
それなら、答えが大分絞られるはずだ」
『わたくしも協力したします。
どこに隠れているのやら・・・』
「待った。
探す必要は無くなった。
奴の隠れている場所は解った。
なるほど、【ブラックさん】を上手く利用したって事か。
考えたな」
『どういう事ですか?
わたくしは別に操られてなど居ませんが』
「そうだね。
確かに操られては居ない。
だけど、君は隠れるのに利用されている。
それが解った」
と言った。




