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第二十七章32 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)1】32/序列26席4

 【芳一】達は、来賓席・・・では無く、間近で見るため最前列の席に座った。

 そして、リングの上では【イクァス】対【イロペェ】の戦闘が始まろうとしていた。

 だが、この2名は、【芳一】が【ペリュソナ】に対してなれなれしい言葉を発していると思っていて面白く無かった。

 そして、戦闘のどさくさで、【芳一】を亡き者にしようと思っていた。

 反発する2名だったが、この部分では同意していた。

 戦闘開始早々、如何にもわざとらしく、

『おぉ~っと・・・

 足が滑ったぁ~』

『あぁ・・・

 つるっと行ったよ~』

 とふざけた台詞を吐きながら、最前列に居る【芳一】の前に、凶器を振り下ろす。

 ・・・が・・・

 いつまでも振り下ろせない。

 どこまでも、

 どこまでも、どこまでも、

 どこまでも、どこまでも、どこまでも、

 どこまでも、どこまでも、どこまでも、どこまでも、

 永遠とも思える振り下ろしが行われる。

 凶器を持った2名は腕がちぎれるんじゃないかと思うほど深刻なダメージを腕全体に感じていた。

 まるで迷宮にでも迷い込んだかの様な永遠とでも言うべき時間が流れる。

 【イクァス】は、

『な、なんだこりゃぁ?

 な、何が起きて???』

 とパニくる。

 【イロペェ】は、

『な、何しやがったぁぁぁっ

 クソガァ・・・』

 と毒づく。

 【芳一】は、

「どうした?

 殴りかかるんじゃないのか?

 【ペリュソナさん】さぁ、この不始末どう責任とるんだ?」

 と聞いた。

 【イクァス】と【イロペェ】はまだ証拠となる武器の振り下ろしを続けている。

 【ペリュソナ】は、

『すまねぇ。

 こんなつもりは無かったんだ』

 と言いながら【イクァス】と【イロペェ】の頭を握りつぶした。

 2名はそのまま絶命。

 【ペリュソナ】は本当に済まなさそうにしている。

 そう。

 悪党には珍しく、【ペリュソナ】にはほとんど悪意がない。

 ただ、周りの配下が忖度して邪悪な行動を取り、必然的に【ペリュソナ】は悪に属する事になった。

 そう言うタイプなのである。

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