第二十七章28 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)1】28/序列27席7
【芳一】のバカにした様な質問に、【アシメ】は今にも殺意を実行に移したい気持ちだった。
【芳一】は、
「どうした?
質問に答えろよ。
簡単な質問だろ?
好きな女性のタイプだ。
お前の好みなんて、こっちは全く興味ないがな。
こっちは52も質問しなくちゃならないんだ。
たまにはくだらない質問も入れないとな。
中味の無いお前の質問が尽きてしまう。
困ったもんだな」
と煽った。
【アシメ】は、
『こ、殺されたいのか?』
と言った。
「今のは質問か?
こっちのターンだろ?こっちの。
ほれっ、とっとと答えろ、そしたら、今の馬鹿な質問にも答えてやるよ」
『・・・好きな女は・・・
嘘をつかない女だ・・・』
「嘘をつかない女・・・ねぇ・・・
嘘つきは相手の事を信用出来ねぇと思うからその嘘をつかない女はお前と結ばれる事はねぇな。
何でかって?
嘘つきは自分が嘘つきだから、相手も嘘をつくと思っちまうものなんだよ。
相手がいくら正直に話してもこいつ、嘘をついているんじゃないかって思うんだ。
相手を騙す時は騙しやすい奴って上手く行っても相手と愛し合う時は相手を信じ切れるかどうかは別だ。
ちょっとした相手の仕草で疑ってかかるもんだ。
それが疑心暗鬼になる。
そう言うもんだ。
悪党ってのは自分が悪党だからパートナーを100%信じるのは不可能なんだ。
哀れだよなぁ、悪党って。
幸せにはなれない」
『殺す』
と言って襲いかかって来た【アシメ】の首を掴み壁に叩きつける【芳一】は、
「手を出してきた場合、こっちも対応して良いと言うことになっている。
やり合うつもりか?
これで聖者に戻りたい?
鼻で笑えるわ」
と言った。
【芳一】は怒らせると怖い。
どんな手でも使って相手を追い詰める。
それを【アシメ】は失念していた。
序列27席、【アシメ】の中継は以上となる。




