第二十七章13 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)1】13/事象歪曲震(じしょうわいきょくしん)
【日本】と言えば、地震大国である。
生活をする上で地震とは切っても切れない関係になっている。
また、【芳一】のライフワーク作品である【フィクション・レジェンド】でも地震に似た設定は作られていた。
それが、ラスボス【クスンタティーア】の誕生と共に発生した【時空重震】である。
これは、【クスンタティーア】の誕生と共に、その宇宙の全てのものが、遺伝子レベルまで分解され、再構築されるという設定である。
それは、作中の主人公達も体験して体験しており、主人公達の設定がそれを境に変更されるという事も表現されている。
これは、【フィクション・レジェンド】と言う物語だけでの設定だが、これに近い現象を【禁断奇跡設計図/フォービドゥン・ミラクル・レシピ)】でも起こせるとされている。
それが【事象歪曲震】である。
【クスンタティーア】の【時空重震】の様に宇宙の全方位ではないが、存在と存在の立場を入れ替えるなどの【事象】が歪曲する現象を引き起こす事が出来るのだ。
それは、どういう事か?
簡単に説明すれば、誰かと誰かを入れ替える事が出来ると言う事である。
例えば、【芳一】と【大門 隼人】の存在が入れ替われば、【大門 隼人】が【芳一】として、【第10覇王/テンス・オーバーロード】として戦いに挑む事になり、【芳一】は自分の姪にプロポーズをしようと考えている。
そんな事があるのだ。
つまり、簡単に弱者と強者を入れ替える事が出来る事であり、心ない存在が強い存在と入れ替わる事によって、宇宙を破滅に追い込むことが出来る可能性を示している。
もちろん、【真の強者】にはそれは当てはまらない。
【真の強者】は完全な別格であり【禁断奇跡設計図/フォービドゥン・ミラクル・レシピ)】程度で、その存在概念が揺らぐ事はない。
脅威とするのは【芳一】達、【覇王/オーバーロード】や【NNJ】の様な強者達である。
例えば、【覇王/オーバーロード】と【贄喰威】の立場が入れ替わればどうなるか?
それは想像するだけでも恐ろしい事になる。
そう言った危険性があるからこそ、【禁断奇跡設計図/フォービドゥン・ミラクル・レシピ)】と呼ばれているのである。
【芳一】達にとっても決して他人事で済まされるものではない。
自分の人生が否定されるかも知れないのだ。
それだけ危険な力である事は間違いない。
だからこそ、【覇王/オーバーロード】と【NNJ】のトップと【真の強者】達が口を揃えて、【下手人】の始末と悪用を防ぐために【禁断奇跡設計図/フォービドゥン・ミラクル・レシピ)】の奪還を命じているのである。
【芳一】と【パズル】と【10番】が請け負った任務はそれだけ重大な事なのである。




