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「ちとせさ、」
「なに?」
「ちとせのところにも何か来てなかった?」
「お前のところにも来てたのか?」
「うん。今のところ私と双葉は確認してて、」
「俺だけかと思った。仲間がいてよかった。。HARUにカマをかけたけど、あいつは何も知ら
ないっぽい。」
「そうっぽいよね。リョウが知っていたらみんなに言いそうだし、久遠とか伊織とかもみん
なに聞きそう。言わなそうなメンバーがちとせぐらいだったから。」
「あいつ受験組には送るとは思えないし。」
「そうなんだよね。内容は?」
「普通の内容だったよ。多分同じ内容。」
「裏方作業についてだよね。」
「俺等に任せられそうなメンバーに送ったあたりか。」
「そうだと思う。」
「あいつの意思で。」
「そうだよね。」
「双葉も合わせて三人で話そうか。これからについて。」
「そうだね。」
「リーダーにいうか?」
「リーダーには隠しておこう。あと、これ。」
「ああ、」
「知ってた?」
「そうなんだろうなって思ってはいた」