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3 女子会打ち上げ

結構暗い話。

双葉視点

配信が終わったあと、Nazunaが出ますと言って通話から抜けたため、みると二人で通話することになった。


みるにはちょうど話したいことがあったが、どうやって話を始めようかと出るところを伺っていた。


「みる。ちょっと、相談していい?」

「どうしました?」

「Douzaineのこと何だけど、、、、。」

「はあ。」


ずっと、みるに聞きたいことがあったのだ。


「みる。はDouzaineのこと率直にどう思っている?」

「そうですね。もったいない人たちだなと思いますよ。」


予想外の回答。


「もったいないって?」

「自分にはもったいないメンバーだって。」

「メンバーをバカにしてる?」

「なんでそうなるんですか?」


「自分はDouzaineなんかよりもっとすごいチームに所属できると思っているっていうこと?!」

みるはみんなに毒舌だ。こんなメンバーを捨ててもおかしくはないと思っているというのか。


「ごめんなさい。そういうことじゃなくて、Douzaineのメンバーでいる資格がないのは自分だって思っているから。」


「資格がない?」

私がこの質問を振った理由。それはみる。がDouzaineから離れていこうと思っている気配があるような気がしたからだ。


休止状態だったのもあるし、最近は配信への参加頻度が減っているメンバーの一人。


「みんながすごいのに、、、、。なんで自分がこんなチームに入っているのかわからないんです。」

意外だった。そんなことを思っているなんて思わなかったからだ。


「リーダーはリーダーとしてメンバーをまとめ上げています。それにゲームの才能もあるし、声優だから声づくりもうまい。

そあらはなんていったって、歌という武器があります。なんにも染まらない声はみんなを魅了している。

いおは戦闘ゲーム実況の才能があるし、声もかっこいい。なんだってしっかり者。

なずは色々なゲームでマルチで活躍できる。それに、努力家です。

ゆいとは可愛い系で、小悪魔。鬼畜だけど、やることはやろうとするし、向上心がある。

蓮は普通とか言われているけれども、若いながら、司会を一人でできるぐらいに成長してる。

久遠は最年少ながらも作曲もできる才能がある。

ショウは問題児なところがありながらもなんだかんだ言ってお兄さんです。

HARUはインテリだし、昔からのファンも居る。みんなにいじられているのも魅力的。

ちとはふわふわで天然なのが魅力ですが、ASMRができたり、実は芯がある。

双葉は絵もかけますし、メンバーの絵も書いてくれるほど優秀。

みんないいところがあるんですよ。」


「それは、あなただってそうでしょ?」


「双葉はわかっていないですね、、、、。誰でも交代できるんですよ。」

「交代?」

「まず、しっかり者ともいわれることがあるじゃないですか。」

「そうね。」

みるはしっかり者の部類だ。それはうちの中では上位。

「リーダーも久遠も伊織もしっかり者の部類です。」

「毒舌は?」

「あまり言われていないですけど、久遠も毒舌だったりします。」

「それは、、、、。」

「替え玉がいるんですよ、自分以外の。一番個性がないメンバーかもなって。」


ははと笑う、みる。一番しんどいのは本人だろうに。どう言えばいいんだろう。


「それに、メンバーに迷惑かけています。

知っていますか?メンバーの人気投票最下位なんですよ。それにファンも少ない。みんなみたいに光る特技もない。、、、、、。みんなみるがいるからこのチームがあるとか言ってくれていますけど、縁故みたいなもんだし。」


「縁故?どういうこと?」

初耳。知り合いがいるっていうこと?


「みるが入った理由知っていますか?」


「知らない。」


「リーダーに話しかけられて入ったわけじゃないんですよ。」

初耳だった。


「え、じゃあ、誰に、、、。」


「Nazunaと伊織です。彼らがみるが入らないんだったら所属しないって圧をかけたっていう噂がありますが、あれ、本当です。」

知らなかった、、、。それ。


「二人がごねなかったら、みるはDouzaineに呼ばれすらもされませんでした。人気投票が上位の二人がなんだかんだ行ってみるを大切にしているから入れただけです。」


「最初はそれでも、いまはみるは大切よ?」


「リーダーにも言われましたが、その場にいたのは、伊織とNazuna。みるがいるときだけ、視聴者少ないといか言われ始めていて、、、。」


、、、、。知らなかった。何も。聞いたことすらなかったことで、みるは思い悩んでいたのだ。


「まあ、こんな話忘れてください。今日の配信、読んでくれてありがとうございました!音ゲー大好きだから嬉しかった!」


「私も楽しかった。」


そこからは元気な話に戻っていったが、最初の十分の話の内容が頭から離れなかった。

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