17
「あ、次、HARUじゃない?」
「えーっと、そうだね。3。」
HARUは虚空を見つめた。
「語尾ににゃーをつけるらしい。」
「にゃー?」
「終わるまで。」
「ええええええ。」
「お前のにゃーはいらん。」
入れた本人からのクリティカルヒット。
ココまで来ると可愛そうだ。
「お前が入れたんだろ。」
俺がいうと、
「そうですね。」
「そうだな。」
みんな一斉に同調。影で笑ってるメンバーもいるのに。そこは同調するのか。と笑ってしまった。
「次俺、えーっと6、」
「嫌いなもの一日縛り。」
「嫌いなもの、、、、、。えーっと。きのこ類かなあ。」
俺が嫌いなのはきのこ類。まあ、好きなのもあるので一日ぐらいはいける。
それも強いて言えばだしな。
「じゃあ、きのこ縛り」
「ご飯は?」
「米?」
「米。」
米がないとちょっと厳しいんだが、そこまで縛りそうだな。ショウは。と思って一応聞いておく。
「それはいいよ。」
「いいんだ」
そこは優しいのか。とちょっと思ってしまった。
「えーっと4。」
「次の人の罰ゲーム、その人と久遠でやる。」
「えー。そんなのはいっているんですか?」
久遠が言うのもわかる。というか入っていたんだなと思ってしまった。
結構鬼畜だな。罰ゲーム縛りなのもショウだな。
「俺は6。」
「歌ってみた投稿。」
「ええ。俺が、、、、。」
「伊織がか、、。にゃー。」
笑っているやつがいるな。
「お前、笑うの失礼だと思うぞ。」
笑っていた双葉が、「ごめん。面白すぎて。」と言った。
Chitoseが、「一人だけわかる。」とぽつんと呟いた。
「あーHARU?」
「そう。」
絶対HARUの語尾のことだろうなと想像がつく。ついてしまう。
「私5だからナシ。やったあ。」
と無邪気に喜ぶ、双葉。
「えー。俺は、5。」
「初めてのやつ。一週間朝浮上。」
「まじかよ。」
「ちょっとやばいやつしかないじゃん。」
「えーっと俺も5。」
「えーっと。5マス進む」
「え。いい引きじゃん。」
俺がいうと、HARUが、それに乗っかるが。
「さっき闇鍋にいうか?」
「にゃーは?」
「あっ。」
「忘れるのはわかる。」
早速忘れる、HARU。
「俺2。」
「今日のメンバーを褒める。」
「全員?」
どうしようかな。一人思いつかないな。
少し考えたあと、これでいいかと思った。
「伊織は何でもできる。久遠は最年少だけど才能に長けててすごい。
ショウは、、、。ないかな。双葉はなんだかんだ言ってみんなを可愛がってる。HARUはおもしろい。Chitoseは優しい。」
「ショウはしょうがないな。」
「ありがとう、にゃー。」
「ありがとう」
普通にありがとうと言ってくれるメンバー。こういうところがいいんだろな。
「久遠、あ、3です。」
「歌枠。」
「普段と変わらないじゃん!」
「普段通り。」
「久遠がか、、、、。ちょっと、予想外だったなあ。」
予想外だったらしい。多分これ、久遠をターゲットにしてないな。
「次、伊織。」
「えーっと、2。」
「このゲーム終わるまで敬語。」
「えーっと。普段通りですね。わかりました。」
急に敬語になる、伊織。俺はタメ口で話されているので笑ってしまう。
だが、残りのメンバーはそうではないようで、
「懐かしい。」
「懐かしいね。」
双葉とChitoseが言った。
「初期は敬語だったもんなにゃー」
HARUも同調。そうだったっけ?
「伊織と久遠が敬語だったような。」
「そうだったかも。」
ちょっと懐かしい話になる。
「はい。次双葉ね。」
「私?もう、引きたくないんだけど。」
双葉がむくれる。
「しないと、終わらないぞ。」
「はいはい。」
双葉が笑っている。表情がコロコロ変わるなあ。
「4、あ、終わった。」
「あー頑張れ?」
「俺の仲間だにゃー。」
「しょうがないだにゃー。」
「かわいい。」
「可愛いですね。」
双葉の可愛い声は需要がある。というか今日のメンバーで似合うの双葉だけだろ。
「俺、6。」
「5マス進む。」
「俺と一緒だにゃー。」
「お前ら仲いいな。」
◯流石公式カップリング
◯闇鍋といい、すごい確率だな
「長いからね。付き合いが。」
「そうだにゃー。」
「おもろすぎだろ。」
この語尾ににゃーをつけるって面白いな。
俺が笑うと、周りのメンバーが
「どうした?」と聞いてきた。
「HARU、次だよ。」
話をそらす。「3。あ。」
「HARUが歌唱か、、、、、。」
「頑張れ。」
歌枠に止まってしまったHARU黙る。というのもDouzaineの中では歌下手であるからだ。
というか、音痴。
「これが見たかったんだ はっはっは。」
とかいうショウ。お前はHARUをいじり過ぎだ。
嫌われるぞ。いやもう煙たがられているか。