17
「俺、3」
言った伊織に俺は、
「俺と一緒でニマス進むだよ。」いうと、
「ありがとう、先輩。」と返される。
「どういたしまして。」というと、雰囲気が変わった。俺なにか言ったか?
「あれ、二人ってそんな呼び方してたっけ?」
「いや、あ、裏では。」伊織が焦っている。何のことだ?
「言ったことないっけ、高校時代の先輩。」
あ、言ってなかったのか。
「えー。」
「いつ知ったの?」
「うーん。割と最初。」
俺が答えると、みんなびっくりしたが同時に納得したようで、
「そうだったんだ。」
「世界は割と狭いんだね。」
「びっくりだね。」
と口々に言う、メンバー。
というか、知り合いが知り合いよんで作ったんだしな。
「わたし、最初からなんだけど、、、、。」
「まあまあ。どうぞ。」
「3、秘密暴露か、、、、、。うーん。学校では冷たい高嶺の花みたいなのを演じていますとか?」
「嘘言うな。」
「本当だけど?」
「え?」
双葉の言った、秘密暴露、絶対嘘だろ。
「いや、絶対違う。おかしい女演じていますって言っとけ。」
「ショウ、お前も、失礼だろ」
あ、言っちゃった。まあいいか。
「失礼すぎでしょ。」
「えーっと。俺は一回休み。」
Chitoseは周りをほのぼのにする達人だと思う。
ココで違う話をするの、中々すごいよな。
「じゃあ、HARUじゃない?」
「俺かあ。えーっと、3。」
人の不運をあざ笑う、ショウ。
「一人闇鍋。」
「はあ?」
「え?」
「なにそれ?」
Chitoseが読んで、
「一人でみんなが決めた食材で闇鍋だって。」という。
「頑張れ〜。」
「は?」
双葉はもう笑ってる。
HARUのは?はしょうがないと思う。
◯やばっ
◯サイコー。こういうの見たかった。
コメント、やばいって。
みんなおかしいよ。
「もう、なんか良くなってきたわ。」
HARUが言うのはわかる。俺も諦めた。次俺か、、、、。
「おれも3、え、一発ギャグ?!」
おい。俺がこれか、、、、。
「リーダーの一発ギャグ、、、、、。」
「ガーンバレ。ガーンバレ。」
「お前ら他人の不運を笑うな。」
そう言っているうちに、HARUがカウントダウンを始める。
「3,2,1」
「えーっと。布団が吹っ飛んだ?」
いや、何も思いつかなかったんだよ。
「面白くない。」
「しょうがないよ。リーダー、無茶振りなんだから。」
「恥ずかしいのは俺なんだよ。」
「あ、俺ですね。4。」
「3ます戻る。」
「一マス動くのと同じ、、、、。」
「でも、マシじゃない?」
「うん。」
普通なら悲しむだろうが、今回の双六、やばいやつしかないので、ちょっとおかしくなっている。それが俺らのいいところなんだが。
「伊織?」
「おれ?あ、3、、、。毎日浮上?えー。」
「伊織が?浮上か、、、、。中々面白そう。」
みんな他人の不幸を笑っているが、お前ら、後で痛い目見るぞ。
顔は見えないが、絶対ショウ、わらってるだろ。
「私、行きます!えーっと、6。」
「動画編集一回分?えー。できるかな。」
双葉が動画編集一回分らしい。双葉はあっけらかんと言っていたが、
お前、動画編集やったことあるのか?
「俺、えーっと、4。ニマス進む。危ないスタートに行くところだった。」
Chitoseが危ない橋を渡っているような気がするが。
「じゃあ俺。いやあ。3。過去に死ぬと思ったこと?ないなあ」
「お前、ジャングルジムで一番上から落ちただろ。」
「あーあったなあ。」
「それやばいだろ。」
「なんで忘れてたんだ。」
Chitoseが覚えているのに、覚えてないの、やばすぎるだろ、HARU。
◯おい
◯忘れるな
◯ちとはるてえてえ
◯仲ええなあ
「俺、3。また?なしだ。そんな事あるのか。」
俺、今回マシだな。ちょっと、ほかメンバー可哀想なの引いてるしな。
◯なしが普通じゃない双六
◯なんで、ショウが作ったんだ
ファンのみんながいうのは、わかる。もう二度と企画にはしない。
これ、あいつらがやってたら、最悪なやつばっかり引いてそうだな。
「えーっと、久遠」
「ええ、、、、。俺ですか。6、あ、え、ワープ?」
久遠はびっくりしてる。ワープあるのは俺もびっくりした。
「えーっと、俺か。5、ワープ?」
「ワープあるんだ?」
「それはそう。」
みんながびっくりしているときに、嫌なことをいう、HARU。
「絶対このあと、罰ゲームだぞ。」
「うわああ。」
「絶対そうじゃないか。」
悲鳴のオンパレード。
◯確かに
◯流石メンバー
◯鬼畜双六
「俺。5、俺もワープだ。」
伊織は比較的いいやつを引いたが、、、、。
「私、浮上だ。1だから。」
「俺かあ。6。闇鍋、、、、。」
双葉とChitoseは中々つらいのを引いていた。
「もう、HARUとしたら?」
「そうするかあ。」
ちとはるは幼馴染で近くに住んでいるのはみんな知っていること。
「なあ、普通のやつ、ねえの?」
「ないでしょ。」
双葉のツッコミが光る。