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13 第二の暴露

それは、ある人のリークからだった。

そあらが本当の性別は女であるという情報が広まった。


俺は携帯を使っていると、伊織から連絡が来た。

「そあらが炎上してる!」

「は?」

「いま、暴露の人が暴露してて、そあらの性別についてなんだけど。」

「え?」

「そあらの性別が女性なのではないかっていう、暴露なんだよね。」

「はあ?女性?ありえるか?」

「中性声だし、そう考えれば性別出してないよね。」

「聞いたことない。ってこんな時になんで、、、。」

「みるの件もあるのに、、、、。」

「どうしようか。」




伊織 そあらの件なんだけど

リョウ 炎上、聞いた?

双葉 え?今なの?

ショウ 聞いてない

HARU そあらの炎上、どうなってんだ!

伊織 HARU!俺も聞きたいよ!

Nazuna 師匠だけでなくそあらまで、、、、。

双葉 Nazuna!諦めないの!

Chitose そあらに聞きたいんだけど、、、、、。

ショウ そあらってそういえば性別何なの?

伊織 聞いてないからこうなってる

リョウ どこからのリークなんなんだろう。

双葉 どこからでもいきそうだもんね、、、。

伊織 メンバーではないよな?

Nazuna 師匠、ってわけは、、、。

双葉 それはない。みるは今回の炎上、知ってるはずだもの。

リョウ どういうことだ?

双葉 みるに、炎上そあらされるかもって話ししたから。

伊織 みるはしっていたのか?

HARU みる、関係あるのか?

Nazuna あるんですか?、、、、、。

双葉 わからない。でも、あの子がリークするとは思えない

伊織 それはそう

双葉 あの子、そういう子じゃないから。

Chitose この炎上を沈下しないと、というか真実かそあらに聞かないと。



久遠 え?そあらが炎上?

ゆいと びっくりした、、、、。

蓮 そあらは?

双葉 出てこないね、、、、。

ショウ そあら連絡とった?

双葉 まだだね、、、、。

リョウ 俺、忙しいからちょっと抜ける。本職の仕事が、、、。

ショウ わかった。

蓮 こっちで連絡取ります。



「先輩、大丈夫ですか?」

「ああ、どうしたの?」

「先輩元気なさそうですね。携帯見て、どうしたんですか?」

「いや。」


学校の後輩に話しかけられて、作る笑顔で話す。

私は彼女がわかるぐらいわかりやすいのかとちょっと悲しくなる。

でも心配させちゃいけない。


携帯を見ると、メンバーからの電話の不在着信がたくさん来ていた。


みんなに心配させているけど、みんなに本当の事を言うのが怖い。

隠しているつもりはなかったけど、薄々みんなを欺いているんじゃないかってそう思っていた。


もう、脱退しちゃったほうがいいのかな。


昔から、男子が好きそうなものが好きで。

スポーツとかするのが好きで。

ボーイッシュな服を着るのを好んでいたのもあって。

でも、性別を知ったらみんな離れていく。

声も、ちょっと中性ぽかったから。


今の学校でも、女の子らしい服装をしているが、

やっぱり本当の自分を見せるのが怖かった。



携帯を見ると、双葉から連絡が来ていた。

ただ一言

そあらと話がしたい

って書かれていた。

なんて言われるんだろうか。


「そあら、大丈夫?」

双葉のいつもの声。小悪魔系でもある、双葉だけど、みんなのお姉さんだった。

「ごめん、なさい、、、、。」

私が言うと、双葉は息を吸ったように声が止まる。

「そあら、私は怒っているわけじゃないよ。」

「え?」

「そあらがね、隠していたのも薄々気づいていて、でも、話しにくかった。」

「気づいてたの?」

「みるも気づいてたし。」

「え?みるが?」

「あの子もね。」

「そっかあ。みるなんで、、、、。私が言えないことだけど。」

「みるも秘密があったのかもね、、、、。私達があの子を助けてあげられなかったのかな。」

「双葉、、、、。」

「おかしいって気づいて、助けてあげればよかった。」

「双葉、、、、。」


私だけじゃない。双葉だって、メンバーだって苦労してる。

私ができることをみんなにしなきゃ。

みんなにできることを。


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