11 師弟組のほのぼの実況/黒い雨が降る夜に
かなりやばい雲行きになっています。最後。
ちょっと推理ものになっています。
家に帰ってきてから、ゲームを一人でしていると、寂しくなり、
いま、生放送しているメンバー(ゆいと、蓮 HARU、Chitose)を除いて、誰か暇そうなメンバーいないかな〜と思いを巡らせる。
みんなのグループメールに
「誰か、暇な人いませんか?」と連絡すると、すぐに既読がつく。誰かな?と思っていると、返事が帰ってきた。
「どうした?」
師匠からの返信にびっくり。師匠、見ていたのか。
「師匠、ゲームしません?建築しましょうよ!」
「こんなず!どうも、DouzaineのNazunaです!」
「はい、Nazunaがお世話になってます。師匠のみるです。」
「今回は、みる師匠との久しぶりのコラボです!」
「久しぶり〜。」
○みるはなずの親か?
○相変わらずの二人で良き。
○二人は結構ほのぼのしているよなあ。
○前もやっていなかったっけ?
「前のは双葉もいたよ!」
○そうだったね。
○急なゲリラ?でびっくりした。
「そうなんだよね。なずに、暇?ってグループラインできたから、既読つけてしまったら、こうなった。」
○www
○なるほどね。
「なず、家をつくるの?」
「そう!」
「じゃあ作っていこうか〜。」
○みるってお母さん的存在だよな。
○世話焼きお母さん
「お母さんって言っているやついるし、、、。Chitoseでしょ、それ。」
「師匠は優しいから。」
「ありがとう。」
「師匠、材木集めましょう!」
「いいけど、何がいい?」
「普通の材木で、でもおしゃれな家が良い!」
「了解。ちょっと、探したいものがあるからいってきても良き?」
「いいよ。作っとく、外観。」
数十分後
「師匠、かえってこないね、、、。」
○遅い。
○遅くないか?
「あ、帰ってきた、、、。」
「はい、これ。」
「ちょっと待ってください、これって、、、。」
「そう、幻の、ペット。」
「どうやって手に入れてきたんですか、、、。」
「まあね。」
「やばい、師匠すごいです、、、。」
「内部作っていこうか?」
「はい!」
「どういう家にしますか?」
「えっと、二階建てにするか、思い切って平屋にするかだけど、、、。」
「平屋、いいかもしれません。」
「じゃあ、そうしよっか。」
「整地します。」
「手伝うよ。」
「おっ、これから、どうします?」
「なずの希望でいいよ。」
「ちょっと、コテージみたいなのつくってみたいです。」
「了解。じゃあ、一旦木材で敷き詰めよう!」
数十分後
「お、内装かっこいい、、、。」
「いいでしょ?」
「これで、今日は終わりかな?」
「そうだね。」
「じゃあ、みなさん、またね〜!」
「またね〜!」
○またね
○またね〜
配信後
「師匠、ありがとうございました!」
「別にいいよ。暇だったし。」
「師匠、大好き!」
「はいはい。今日は楽しかったね。」
「またしましょう!」
「うん。今日は遅いからまたね。」
*
外が暗く、雨が急に降り出した。
嫌な雲行きがする時間帯。残っていたみるのディスコード内に一人が姿を表す。
「久しぶり。みる?」
「双葉か。お久しぶり。どうした?」
「いや、みるがいるって知ったから。」
「どうした?」
「いや、嫌な予感がするの。確かなつてからもらった情報で注意しときなよって。」
「何のこと?」
「それ、本当?」
「やばくない?うちの稼ぎ頭だし。」
「隠しているわけでもないけど。炎上するかな?」
「どうだろう。あんたはボイチェンしてるっけ?」
「してない。かすれているのは、声が出にくいだけだから、、、、。」
「声が出にくい?、、、、。どういうこと?」
「いや、、、。そっか。どうする?」
「うーん。ココで弱小チームのメンバーが性別詐称なんて暴露出してもな〜って感じだけど。」
「性別詐称じゃないでしょ。あの子、性別出してないし。」
「でも、ファンはそう思うでしょうよ。、、、。ボーイッシュな女の子で通じるかな、、、、。」
「ここで炎上はやばい。どうしよう。ちょっとチャンネル登録が増えたからいま波に乗っているのに。」
「秘密多い、みるもやばいと思うよ。薄々だけど、なんか隠してるでしょ?」
「、、、、、。ごめん。」
「その謎もあなたのキャラになっているけどね、、、、。一人バレたら他の子に飛び火するもんね。」
「こっちにも飛び火するかな。やっぱり人気ないし、、、。」
「みるは普段でも結構叩かれているよね。かばえなくてごめん。」
「双葉のせいじゃない!ふたたむのせいじゃない。」
「ふたたむ?私のことか。可愛いあだ名だね、、、、。どうする?」
「どうしよう、、、。こっちの秘密がバレたら、、、、。」
「そんなにやばいのがあるの?!」
「、、、、、、、。大丈夫。活動者人生終わりにしてても、Douzaineは守るから。」
「いつも守ってくれてるでしょ。炎上もよくあるし。でも、こんな時に、、、。やばいかもね。」
「どうにかする。双葉はうすうす気づいてるかもしれないけど、伊織となずには絶対言わないで!」
「、、、、、、、。それでいいの?」
「お願いします!」
「わかった。協力する。」