8 全員集合生放送は始まる前から波乱の展開?!
リョウ視点
起きると、時計を見てびっくりする。
今日は週末で、メンバー全員集合の生放送がある日だ。
そういえば、、、、。昨日の夜から徹夜で動画を作ったり、生放送の用意をもろもろしていて、机に突っ伏して寝てしまったのだ。
そしたら、7時で焦る。というのも、生放送は8時から。
用意は朝のうちにしていたからいいのだが、寝落ちしてしまったと今更ながら後悔する。
みんながいる通話に入ると、ChitoseとNazuna、そしてゆいとがいた。
意外なメンバーだが、ワイワイと話をしている。
「Chitose、Nazuna、ゆいとこんばんは。何しているの?」
「リーダー、こんばんは。眠そうな声ですね。」
「そうなんだよ〜。寝落ちしちゃってさ。」
「寝落ち?。大丈夫?」
「心配してくれてありがとう。でも、大丈夫。用意はしてる。」
「地元自慢大会の資料集めるの大変でしたよ〜。」
「それは私も。地元自慢って、、、、。」
「俺は都心なので、特に、、、。」
「ああ、、、、。」
「リーダーはどこなんですか?」
「内緒。Chitoseは都心なんだ。」
「ああ、、、。まあ、、、。」
「じゃあ、HARUも都心なんだね。」
「うちのメンバーで関西人っているんですかね〜?聞いたことないんですが。」
「意外にみんな都心近郊でどんぐりの背くらべになりそう。」
「それはそうだね〜。」
「県対抗になるのかな?」
「楽しみだね。」
みんなでワイワイ話していると、通話に伊織が入ってきた。
「伊織、よろしくね。」
「あ、よろしくお願いします?あんまりメンバーいないな。待機メンバーもいるのか?」
「わからないけどいるかも知れないね〜。」
「全然来ないメンバーは来ないですね。師匠とか、蓮とか。」
「あれ、真面目トップツー来てないの?」
「うん。あの二人はいつも早いから用事があったのかな?」
「まあ、二十分前にはあっちに入ろうか。」
「了解。」
「何の話ししていたんですか?」
「えっとね〜。地元自慢大会の話!盛り上がりそうだな〜。って」
「あれ、資料集めが大変なんですけど。都会近郊だと特に、、、。」
「それさっきも同じくだりでしたよ〜。全くChitoseと同じ!」
「え?本当に?」
「本当、本当。そんなので嘘つくと思うか?」
「思わないですけど、、、、。地方民いるのですかね?」
「おまえ、言い方、、、、。まあ、いるだろ、俺がそうだから。」
「、、、。リーダーってそうでしたっけ?」
「できの良い兄と比べられて、嫌だったから誰も知らない遠い学校に高校通っていたんだよ。」
「リーダーって、お兄さんいるんですか?へえ、意外。」
「俺は下に兄弟がいるんだと思っていた。」
「リーダーは面倒見がいいですしね〜。」
みんな口々にびっくりしている。
「リーダーがそんな過去があったなんてびっくりした。」
「俺もびっくりしました!」という声がしたので、みんな
「え?」「だれ?」「?」とびっくりした。よく見ると、みる。と蓮が入ってきている。
「みるれんやっほ〜。」
「ゆいと、言い方。」
「ちょっと遅れてごめん。」
「ああ、大丈夫、みるも蓮も、いつもよりは遅れていると思ったけど。」
「まあ、ちょっとね。」
「みる元気ないな。」
「師匠元気ないですね。」
「学校の友だちにカフェ巡りつきあわせられた、、、。」
「うわ〜。」
「みる、お疲れ。」
「俺も同じような感じです。俺はショッピングに言ったら、同級生に出会って、ボーリング行きました。
楽しかったですけど。」
「ボーリング?すげえなあ。」
「蓮も行動力あるな。」
「俺がですか?」
「いや、普通いかない。」
「それは同感です、、。」
「、、、、。というか、全然アツマリマセンネ。」
「あ、逃げた。」
「まあ、いつものことだろ。残りは久遠、そあら、HARU、ショウ、双葉だぞ?」
「でもそあらは珍しいかも。」
「残りは常連だな、、、、。そあらにれんらく取れるか?」
「いまとっています、、、。時間間違えていたらしいです。」
「危なかったですね!」
「危なかった、、、。残りは最悪来ないし、用意を始めるか。」
「はい!」「おっけー。」「了解しました。」「りょーかい。」
「了解です。」「始めます。」
「うーん。来ないね。」
待機画面で待っているのだが、来ない。いま、言ったのはそあらだ。
「時間間違えているなんてことありますかね?」という蓮。
伊織も
「なわけあるか。そあらと同じミスする人いるかな?」
といいまともに聞いていない。
みるが
「あいつらはねているとかあると思うよ。久遠も集中したら周り見れてないし。
またかって感じだけど。」という。それは俺にもグサグサ来るんだよ、みる。
Chitoseが
「ショウまたなわけ?ショウ、怒っているとか?」
あ、、、。まえ大型ドッキリかけたもんな。
ゆいとが
「こんな小さくドッキリします?ショウ兄さんだったら、もっと派手な返しをしますよ〜。」といった。
すると、
「ん?なんかゆいと言ったか?」という声がする。
「ショウ。遅かったね。何もゆいとはいってないよ。全然残りのメンバーがこないなって言っていただけ。
大切な生放送なのに、メンバーが来ないなんてね〜。始まる前の問題だよね〜。」
みるが不機嫌をあらわにしている。ショウが黙るのは、みるが話しているときだけかもしれないと思っている。毒舌はいつもだが、あれは天然毒舌で。こういうときはまじで怒っていることが多い。
俺らの共通見解で、みるがガチで怒ると、ショウの上を行くのではないかという見解がある。
「ははは。まあ、ちょっとね、、、。すごろくを作っていたんだよ。」
「ふーん。まあ、さぞすごいすごろくを作っていたんでしょうね。、、、、。」後ろに影がある。怖い。
ショウも思ったらしく
「みる、機嫌悪い、、、。ね。」といって黙る。
普段鬼畜なショウを黙らせるみるはやばいと思われる。
「ごめん、ごめん。俺も遅れた〜」と脳天気な声がする。
「あ、HARU。少しぐらい大丈夫。」とみるの返し。
ショウとの扱いの差がやばい。
「HARUやっほ〜。待ってた。まあ、あと二人来てないけど。」
「二人?だれ?」
「双葉さんと、久遠です。」
「ああ、あの二人ね。ショウが早いって、意外だな?」というHARU。
それいうな!いまそれでみるがガチギレしていたんだよ!空気読め!とみんな思ったと思う。
「えっとな、、、。殆ど変わらないぞ?」
「そうですね!数分ですよ。」
「そうだったのか〜。」なんとかHARUを沈めることに成功した。
いつもだったら、ショウがここで茶化すのだが、ココで茶化すような発言をすれば、みるにもっと怒らせるというのがわかっているのか、口を開かない。