異世界 1-1
目を開けると、朝日が射し込む草原が見えた。
でた、草原に放置されるタイプのパターンだと思う。
後ろは森のようだ。
そして、街道と思える道のようなものがある。
歩いてけば、どこぞの町に着けますよ的な。
それとも、どこぞの商人か貴族が襲われて、助けたら町まで一緒にどうぞ的な感じか。
あるいは、ティムされたがる魔物が現れる的な感じか。
俺的には、なんでもいいから、この世界がどのようになってるか最初の一ヶ月でわかればいいかなと思う。
そんなことよりも気になるのは、いや、まずは、試しに「ステータスオープン」これだよね。
名前 ジュン
スキル 御都合主義 クエストアイテム クエスト魔石 クエスト奴隷
あっ俺、純です。
レベル等の表示はないようだ。
おっと、反則ですよ。この御都合主義スキル。
どんなスキルか画面を押してみる。
御都合主義スキル。世界を壊さない程度のほぼなんでもできるスキル。但し、自己責任で。
世界を壊すほどの何かを発動しようとすると、キャンセルされるが、それ以外だったら何をしてもいいスキル。
ただし、対価が必要な場合がある。ということらしい。
対価の要らないものの代表として、言語、第六元素、剣術、錬金術など、基本物を出さないものだそうだ。
土とか水とかどうなのと、突っ込まないように。
対価が欲しいものは、物を出す場合。
なにもない状態で、おにぎりを出すとしたら、それに似合う価値のあるものが消えたり、お金を持っているならお金が優先して消えるらしい。
いきなり消えるのでなく、ちゃんと聞いてくれるので、キャンセルはできるとの事。
後は、御都合主義といえど、御都合主義過ぎる場合は対価を要求されるとの事。
反則分は、対価を払うことで成立するらしい。
誰にたいして払うのか知らないが、そういう意味でも御都合主義なスキルなのだ。
最終的には自己責任でとなる。
クエストアイテム。
売ってもいいと思うアイテムを登録する。
すると、クエストアイテム一覧という所に登録される。
その一覧を見た客から注文が入ると、クエストとして受注される。
クエストのアイテムとその数を揃えて発送する。
報酬が届けばクエスト達成である。
クエスト拒否は許されないが、相手側のキャンセルはされることがある。
クエストを発行する側のみ、一言欄があるので書いてくれれば読むことができる。
客は神様だから、大事にすること。
報酬は自世界のお金である。
大体わかった。
神様達が、この世界のアイテムを欲しがるから、極力協力してやれと、いうことだな。
でもなんで、報酬が自世界のお金なんだろうな?
まっいいか。
クエスト魔石も殆ど似たような内容だった。
ただ、こちらのクエストは、今自分が持っている魔石のなかで、クエスト魔石にい入れている分しか、お客である神様が発注できないとのことなので少し楽だ。
そして、クエスト奴隷。
今は、少し灰色ぽい色で暗い色の文字をしている。
奴隷商人と話しているとき、又は、奴隷商に行ったときに発動するようだ。
まーこれは、その時にどうすればいいか考えよう。
後は、三種の神器のコピーだね。
無理言ったとも思ってるから、めっちゃ期待してる。
しかし、よく考えてみたら、俺は三種の神器をよく知らんし、どうしよう。
まー手にしてから考えよう。
まずは、何かの鏡。
銅鏡って言うんだっけ。
それしか知識はない。
軽く手を伸ばし、銅鏡の事を思ったら現れた。
しかし、よくわからん。
鑑定が出来るかなと思ったら、でた。
御都合主義のスキルが発動したようだ。
プレートのような表示には、このように書いてあった。
真実の鏡
鏡に写るものを、より良く鑑定する。
純専用。大きさ自由。
小さくすると簡易に、大きくするとより詳細に鑑定する事が出来るかな。
ちょっと待て、かなってなんだ?
突っ込みたい。
じゃ、ちょっとやってみるか。
自分の目で鑑定するは、足元の草。
草。
名もない草。
いわゆる、雑草だな。
では、真実の鏡をコンパクトアクセサリー位の大きさで見る。
草。
名もない草。
鑑定と一緒だね。
では、両手に収まるくらいの大きさではどうだろう。
草。
名もない草。
白い花が咲く。
確かに、情報が増えた。
さらに大きくして、台が必要くらい、大きい三面鏡風にした。
草。
名もない草。
小さくて白い花が、沢山咲く。
確かに、大きさで情報量が違うようだ。
どうしてもといわなければ、両手に収まるくらいの大きさで十分だね。
じゃ早速、名もない草をクエストアイテムに入れてみよう。
登録登録と、・・・できませんでした。
どうやら、クエストアイテムにはそれなりの条件があるようです。
次に調べるは、勾玉。
真実の鏡デカイバージョンで鑑定する。
ものなおしの勾玉
人から物からあらゆるものをなおす。
純専用。大きさ自由。
小さくすると簡易に、大きくするとより詳細になおすかな。
はい、頂きました。かなですね。
でもまー、勾玉で世の中なおるわけ無いよね。
最後は、剣ですね。
俺的には、刀を欲しいんだけど、無理かなと思いながらだしてみる。
拵えのしっかりした刀だった。
早速、鑑定。
かたな
純専用。大きさ自由(刃渡り3cm~300cm)
まー殆どのものが斬れるかな。
意味わからん。
刃渡り3mとか、どうやって鞘から抜くんだよ。
3cmは、わかるよ。
ペーパーナイフだろ。
でも、3mは、使い道無い気がする。
それでも、刀にしてもらえて使いやすそうだし、そこだけは感謝する。
あっいや、そうか!刀を抜き身の状態にしてから大きくすればいいのか。
うん。状況においては使いやすいかも。
例えばそうだな、最初ペーパーナイフを取り出して、相手を油断させといて、次の瞬間刃渡り3mの刃が首の横にあったらと思う。
俺だったら、終わったなと思うよ。
うん。便利だ。流石、神様。良いものを有り難う。
俺の身長は、170cmと、一般男性並で一般体型、顔も特徴の無い一般顔。
特徴の無い顔ってのが特徴あったりするのかと思うが、自分じゃ見えないからそこはスルーと。
一応、念のため、そのー、ズボンの中・・・・・・Ok 。
俺の説明終わり、では、試し斬りを。
普通、畳表をきつく巻き、水に浸けた物を斬るのだが、ここにそんな便利なものはない。
スキルを使って出そうにも、この場合は対価を取られるだろう。
竹に似たような植物でもいいのだが、無いだろうか?
竹にこだわらなくてもいいと思い、その辺に生えてる自分より太いであろう木を見る。
木の幹は直径1m位の木に、120cmの刃渡りにした かたな を当てて袈裟懸けに斬り落とした。
手応えはあったように思えるが、なにも起きない。
こんな大きな かたな を使い、こんな大きな木の幹を斬り落とし損ねたのかと思った。
ふと上を見ると、一匹の雀のような鳥が枝の先とまっている。
小鳥が逃げないほど、衝撃もないからには、外したのだと思う。
次の瞬間、鳥が飛び立った。
鳥の行方を目で追いながら、からだを反対側に向けたとき バタン と大きな音と共に地面がほんの少し揺れたように思える。
何事かと思い、後ろを振り向くと、先ほど斬り落とし損ねたと思っていた木がバッサリと斬り倒されているのであった。
俺は、 かたな をしまい、そして思う。
過ごく凄い武器を手に入れた。