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異世界 1ー10

 北口から出ていくと、街道を無視して東に壁沿いに走っていく。

 壁の角のところまでくると、その先は松林。

 しかも放置状態だ。

 本来なら取りたいとこだが、今はダンジョン優先。

 ダンジョン探してまっしぐらといきたいが、松の落ち葉に邪魔されてるので、それは回収しながら走った。

 しばらく進むと、松林を越えて杉林に入った。

 杉もチクチク痛いから、回収したよ。

 そして、松と杉が混じるところの間にその穴を発見した。

 

ダンジョン  Hクラス

ランクの低いダンジョン。敵対する敵は居なくボスもいない。

まあまあ広くそれなりにとれる。


 ランク1つあがったよー。

 じゃ行きます。

 ユラッッと揺れて現れましたダンジョン1階層目は、崖に囲まれた雑木林といったところか。

 しかも広い、真実の鏡によると一辺が2Kmの正方形なので、この前のダンジョンの実に4倍の広さになる。

 ただ、真実の鏡では1回の透しで全てわかるとのこと。

 では何が採れるかいってみよう。後、魔物も頼む。


オリハルコンゴーレムミニ


ダンジョンの魔物の1つ。  倒すとクズオリハルコン鉱石が採れる。


カイコ

クワ

ゴム

ウルシ

ハゼ

ウメ

赤紫蘇

コウゾ

ミツマタ

ガンピ

鉄鉱石

銅鉱石

銀鉱石

金鉱石

アルミ鉱石

硫黄鉱石

水晶


 すごいな、オリハルコンだってさ。

 1人無双したくなるよ。


 次の階

 大量の水が湧いてる沢のようなのがある湖とそれを取り巻く森といったところか。


アダマンタイトゴーレムミニ


ダンジョンの魔物の1つ。  倒すとクズアダマンタイト鉱石が採れる。


ワサビ

ジュンサイ

ハス

炭酸水

ウナギ

ナマズ

ヒメマス

ニジマス

ワカサギ

キリ

サクラ

ホウ


 なんか、明日のことどうでもよくなってきそう。

 イヤイヤ、ちゃんとやるけどね。

 次だ次。

 草原と雑木林といったとこかな。


ヒヒイロカネゴーレムミニ


ダンジョンの魔物の1つ。  倒すとクズヒヒイロカネ鉱石が採れる。



イグサ

木綿

紅花

アイ

たばこ

こしょう

さんしょう

ショウガ

ニンニク

キハダ


 ほんと、この街の人たち損してるよね。

 次ラストっぽい。

 海と言うか海岸かな。


ダマスカス鋼ゴーレムミニ


ダンジョンの魔物の1つ。倒すとクズダマスカス鋼が採れる。



アオサ

マコンブ

ワカメ

キス

マゴチ

ムラサキウニ

クロアワビ

クルマエビ

サザエ

アサリ

ハマグリ

ドクダミ

カミレツ

クコ

カノコソウ


 とりあえず、書き出しといたが、どうしたものか。


 たぶん、俺1人で考えててもまとまらんだろう。

 街に戻ろう。

 その前に、杉と松をいくつかもらって、ついでに昨日見た檜もって反対側か。

 まあいい、走っちゃうワイ。


 というわけで、いくつか杉と松と檜を持って、あー収納して帰ってきました。

 

 冒険ギルドの受け付け。

 「あら、ジュンさん。ってーどうしたんですか息なんか切らして」

 「俺だって・・・で、依頼報酬は?」

 「あーはい。完璧だったそうですよ。はい。銀貨1枚」

 「あんなにやってこれだけなの」

 「私もね。おかしいとは思うのよ。しかし・・・」

 「うんまーいいや。とりあえず頂戴。なんかサインとかある?」

 「カードを」

 「カード?」

 「やだなーギルドカードですよ。それに記憶するんです」

 「んーあーっとギルドカードにね。うん。どうぞ」

 ギルドカードを渡すと、何かハンコのようなものを押し付けていた。

 「何してるの?」

 「さー私にもよくわかりませんが、こうすると、ギルドの活躍が記憶されるんです」

 「ふーん。さてと、お金ももらったし帰るね。おつかれさん」

 「おつかれさまです」


 次の日、約束の日である。

 午前10:30を指す辺りで、大店のドラノ商店に着いた。

 店の中から大きな声が聞こえてた。


 「今日は大事な日だ。馬鹿店子のマイクが私にひれ伏す日である。私の言うことを聞いていれば全てうまく行くことをなぜわからないのか?どう思う?」

 「ごもっともです」

 「うむ、素晴らしい」

 「じゃそろそろ行きますか?どうします」

 おーちょっと早いと思ったがまーいいか。

 「お邪魔しますよ」

 「はいはい、お客さんだよ」

 「大旦那様にいいお話を持ってきたんですよ」

 「ほーいい話とな」

 「はい。薬草をお持ちしました。どうでしょう」

 「ふむ、誰か、買い取ってあげなさい」

 「大旦那様に値段を付けていただきたく、この前は金貨5枚の3倍で8枚でしたので、それ以上で買い取ってもらわないと」

 「んーあーこの前の、そうだなー。じゃこの前の、さらに3倍でどうだ?」

 ここで、マイク登場。

 「だったら、私はその5倍は出そう。一生かけて払うから」

 「また、下らないことをしている。だったらグーの根も出ないようにしてあげましょう。その5倍で支払いなさい。行きますよ。ではごゆっくり」

 「あっ待って・・・」無念かなマイク、お供に引きずられて退散したよ。

 さてと、値段の交渉は成立と、おっと、金貨5枚の3倍での時に大旦那のお供をしていた人が近づいてきたよ。

 ドランの息子のテトラは物陰からこちらを見てる。

 そして、外の物陰からこっちを見ているやつがいる。

 出来る奴という表現がいいのか、確認しづらい、誰でもいいが・・・。


 「この前はどうも、えーとただ今計算したとこによりますと、金貨12枚ですな。で数はいくつですか?1本ですか2本ですか?」

 うん、俺馬鹿にされてるね。

 心地いいほどに、惚れちゃうよ。

 「素晴らしい計算の早さだ、どこをどう間違えたらそうなる?」

 「えっ!」

 「またまたー」

 「はー速く薬草を置いて帰れ」

 「そうだね。ではおさらい。まず、金貨5枚の3倍で15枚ですな」

 そう言って板を取りだし、炭で書いていく。

 頷く皆と、ヒキツル男。

 続けて「15の3倍で45枚ですな」

 頷く皆と怒りだす男。

 「45の5倍で225」

 頷く皆と・・・

 「最後に225の5倍で1125だよね」

 ドン引きし始める皆と殴ってきた男。

 避けなかったよ。

 殴られたよ。

 痛くなかった。

 「さて、ここに20万本の薬草があります。いくらでしょう?」そう言ってドサドサと1束1万の塊を20個だす。

 俺を殴った男は、慌てて店のそとに飛び出し、大きな悲鳴をあげていた。

 「金貨22500万つまり、白金貨2250万枚なり。毎度ーあり」

 物陰から見ていたテトラが飛び出して、俺に簿下座しながらこういった。

 「そんな大金今この店には有りません。まして、薬草は消えるのが早く、とても扱えません」

 「だからお金頂戴」

 「あの」

 「だったら、この店の権利書頂戴」

 「えっ」

 「早くー」

 「しかし・・・」

 「その辺にしといてくれないか?」

 「嫌だ。ってギルド長じゃないですか?お昼には早いですよ。暇人?」

 「いや、君が何をしでかすか恐く・・・心配で見てたんだよ」

 「暇してますね。羨ましい」

 「違うー」

 「ところで、こう言う時の救済方法無いの?店の者が馬鹿した場合、権利剥奪して牢屋に入れるとか無いの?正直、このテトラなら店挽回できると俺は信じてるんだよな」

 「有りますよ。損させた分のタダ働き又は牢屋やそれに匹敵する方法をとるというものが」

 「有るなら話が早い。おい、この損失どの位だ」

 「2年ほどかと」

 「牢屋作ってやるよ。どこがいい」

 「急に言われても」

 「うっさい。それとも俺に権利渡すか?お金くれるか?何れにするんだ?」

 「牢屋で、な、中庭に」

 「今すぐ案内しろ、ギルド長も来る?悪いようにはしないつもりだから、口挟まないでよ。いい」

 頷くだけのギルド長も着いてきた。

 「ちょっと、あなたたち何、ここをどこと、出ていきなさい」

 「母さん」

 「白金貨2250万枚くれたら出てくが・・・あっ引っ込んだ」

 

 雑木林化している中庭、なんか大事なものはと聞いたら、特にないとのこと。

 農民のために、日々研究していたおじいさんがなくなりそのまんまだとか。

 両手を広げ、全部抜いたよ、一瞬で。

 で、抜いてきた檜、松、杉を材木にして一気に加工したよ。

 自分じゃ出来なそうだから、ご都合主義スキル使ってね。

 土台はその辺の石を集め固めた。

 後は一気に建てた。

 正面向かって右側に1/3のペースに2階建ての座敷牢を、左側には多目的ホールを作った。

 「左のスペースは、なんでしょう?」

 「俺がやりたいことをやるためのスペース。1ヶ月貸して。いい?」

 頷いてくれた。


 「あっそうだ。今まで買い取った薬草を全部出してきて、さっきの束と重ねて」

 そう言うと、慌てて倉庫らしいとこから取り出してきた。

 その間に、ポーションが入るくらいの大きさの口をつけた量・時知らずの箱を作る。

 その箱を、テトラに持たせると、俺は指パッチンした。

 薬草が、踊るように舞い上がり、ポーションになって次々と箱に仕舞われていく。

 数が数だけに、時間がかかったが、全部仕舞えたので、出し入れの説明をした。

 「いくつある?1つ頂戴」

 「あっはい。えっと213765本ですね。どうぞ」

 「ありり」


 その後、イライラマックスで帰ってきたドランを、俺とギルド長で取っ捕まえて、座敷牢にポイした。

 これにて一件落着。



クエストアイテム  オークション


檜木材  檜の木を木材にした物。 寸法はその都度示す。

1本  オークション価格


杉木材  杉の木を木材にした物。 寸法はその都度示す。

1本  オークション価格


赤松木材  赤松の木を木材にした物。  寸法はその都度示す。

1本  オークション価格


檜材  檜木材を加工した物。  寸法と数はその都度示す。

1つ  オークション価格


杉材  杉木材を加工した物。  寸法と数はその都度示す。

1つ  オークション価格


赤松材  赤松木材を加工した物。  寸法と数はその都度示す。

1つ  オークション価格


クエストアイテム


檜の薪 檜の木を切り分けて乾燥させた物。   1キロ  150円


杉の薪 杉の木を切り分けて乾燥させた物。   1キロ  100円


赤松の薪 赤松の木を切り分けて乾燥させた物。 1キロ  130円


 なんか増えてる。

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